筋トレは裏切らない〜弾くための筋力を身につけるまで〜
小学生の娘はバイオリンを習っています。最近は、親バカながらうまく弾けるようになったな〜と聴き入ることが多くなりました。
弓の持ち方がうまくなり、力が載って、楽器が響くようになったのです。弓への力の伝え方が上手くなった、と言いましょうか。
「弾く筋力さえ身につけば、響いた音色が出せます」と、たびたび先生はおっしゃいます。
握力云々の問題ではありません。力の載せ方や手首・肘の使い方など、全身を協働させる動きができた感じなのです。端的に言うと、弾くための「筋力」が身についた、ということ。
特に弓先だけで弾くとき、弓を持つ力が弦に伝えづらくなります。テコの原理に例えると、力点と作用点が離れすぎている感じ。力を載せにくいのです。
それでも筋トレを続ければ、弾くための筋肉がつきます。右手から右肩にかけて。実際に、娘はほぼ毎日、弓の体操を行っています。地道な筋トレの成果がでてきたのだと、嬉しく思えた瞬間でした。
バイオリン演奏にあたって、まずは楽器を響かせること!力強い音色が耳に飛び込んでくると、目が覚めた感じでハッとします。さらに強弱が表現されるとメリハリが生まれ、一気に引き込まれました。
まずはバイオリン演奏のスタートラインに立てたことを、喜びたいと思います。今後、好きな曲や弾きたい曲と出会ったとき、誰とどんな音色で仕上げていくか、新たな楽しみが生まれると信じて。
なにごとも筋トレ。地道な努力の繰り返し。
私自身を省み、仕事も執筆も暮らしも、日々積み重ねていきたいものです。
※ タイトル画像は「pasteltime」さんにお借りしました。ありがとうございました!
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