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うまくいくときほど「自分では気づかない」と、運動会で分かったお話。

先日町内の運動会で、綱引きに参加してきました。 いっせいに一つの綱を引っ張りあう、とてもシンプルな競技です。メンバーは初対面の人ばかり。さっそく50人づつ、二つのチームに分かれてスタートしました!

ちなみに今まで私が参加した綱引きは、すべて負け試合でした。
綱引きに「負けている」状況は、開始直後にすぐ分かります。自分の体重や引く力が無力で、踏ん張りがききません。ただただ前方に引きずられて、あっという間に競技がおわります。判定を待つまでもありません。メンバー全員悔しがっていました。

ですが、生まれてはじめての勝ち試合!
綱引きに「勝っている」状況は、なぜか自覚できなかったのです。

開始直後、引きずられていないけど、引っ張っている自覚もありません。周りのメンバーも同じでした。とても長く感じます。競技が終わっても「引っ張っていたよね?」「勝ったんじゃない?」って感じで、喜ぶ人はいませんでした。後ろの方にいるとなおさらです。

これは接戦だったかな〜と、みな神妙な面もち。すると審判の人がこちらを見て、言いました。

審判の人「こちらのチームの勝ちです!」
メンバー 「やった〜!」

言われてはじめて、みんなで大喜び!
バンザイ三唱しました!

勝利しているのに、誰も自覚していません。
審判に判定してもらってはじめて「勝った」と気づくのです。敗者になったときは、すぐ分かるのに。

「ネガティブ本能」そのままでしたね。

「ネガティブ本能」とは
物事のポジティブな面よりも、ネガティブな面に気づきやすいという本能。

「FACT FULNESS」より抜粋

狩猟時代、人間はつねに生命の危険にさらされていました。本能的に、危機察知能力がないと、生き延びられなかったのですね。

ですが令和の時代。安全で治安が良い毎日に、命の危険は感じません。なのに「ネガティブ本能」は、いざというときにムクムクと台頭してくるのです。私にとっては大きな発見でした。

私も実際、落ち込んだり、誰かの一言が気になったりすることが多いです。
人間は「ネガティブな面に気づきやすい性質がある」とわかっていれば、辛いときに、少しなぐさめになりそうです。

あえて物事のポジティブな面に気づけるよう、日々を大切に過ごしていきたいと思います。noteにも、書き留めていきますね。

今年もあと二ヶ月。ひきつづきましてどうぞよろしくお願いいたします。

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