エルサルバドルで細菌に感染し歯が欠けた話

すっかりこのブログを更新できておりませんでした…。よくわからない体調不良に見舞われ、鬱屈とした日々をすごしてしまいました😢。
ついでにエルサルバドルの医療事情について書いたので、興味ある方はお読みください☺

■体の不思議

きっかけは恐らく食べ放題(多分)。がむしゃらに肉を食べ、体がびっくりして免疫力が低下したのか(?)、臓器の一部が細菌に感染。
1.体の節々が痛い。寝違えたのだと思っていたら熱が出る。→病院に行きコロナではないことを確認。お薬もらって寝て過ごす。体調があんまり良くならない。
2.ものもらいができる。→見えない菌の存在に警戒感が高まる。
3.歯が大きく欠ける。→人生オワタと確信する。歯医者に詰め物が外れただけだと告げられる。良い意味で衝撃を受ける。
4.痛みを伴う蕁麻疹がでる。→動揺。とりあえず癌について調べる。
5.両足の関節が腫れて痛い。→動揺。とりあえずリウマチについて調べる。
6.症状が改善しつつも多めの内服薬処方の日々にビビる。→いまここ。

自分の人生、過去にはアフリカやらアジアやら色々な国の水道水を飲んだりしましたが、記憶にある限りここまで変な体調の崩し方をしたことが無く、人間の体の不思議を実感しました。病院で処方される大量の薬にビビっています。
■アセトアミノフェン、750mg/回を1日3回。
■ステロイド内服薬、25mg/日。飲むとしばらく心臓がバクバクするのがわかります・・。

体調不良が長引く原因は恐らく免疫力の低下、細菌の強さ、薬の副反応ということかなと思います。
天井を眺めて過ごす日々がしばらく続き、今後はより一層周りにやさしくできる人間になりたいと思いました。精進して参ります。

■エルサルバドルの医療事情

1.エルサルバドルの医療水準

エルサルバドルの医療水準てどうなの?という話。一概に比較は難しいものの、イギリスのシンクタンク・レガタム研究所(Legatum Institute)が発表している2021年の「レガタム繁栄指数」によると、エルサルバドルのヘルスケアシステムは167か国中99位に位置付けられています。(こちらは寿命やヘルスインフラ等を考慮した数値ですが、なんと日本は1位。次いでシンガポール、韓国と続きます。)

エルサルバドルの99位はそこまで悪くはない印象を受けますが、住んでいる感覚として、エルサルバドル国内では収入や住環境の差が激しく、一部の人が寿命や健康指数を引き上げているのだろうなと感じるので、医療アクセスや公平さという観点から言うと、まったく違う数字が出るのではないかなと思います。

2.エルサルバドルの医療制度

エルサルバドルの医療制度は、①Social Insurance(社会保障)②Public(公営)③Private(私営)と大きく3つに分かれ、それぞれ使用できる医療施設も分かれています。

①Social Insurance: ISSS (Instituto Salvadoreno del Seguro Social )と呼ばれる政府組織下にある医療保険制度。公務員や正規労働者であることが前提で、社員は月収の3%、雇用主は全従業員の給与の7.5%を支払うというもの。国民の多くが非正規雇用であるエルサルバドルでは、人口のうち約20%しか加入できていないようです。

②Public:国民の約80%がこちらを利用。無償で治療を受けられるそうですが常に人が多く、聞くところ予約に3か月、行っても5時間待ちということもあるようです…。施設、医者、機器等も全く足りていないそう。

③Private:民間企業が運営する医療施設。費用は高いものの、適切なサービスが受けられます。

幸い、自分は民間医療保険に加入しており③Privateを使うことができたので、きれいな施設で心に余裕のありそうなお医者さんが丁寧に対応してくれました。費用は診察費や点滴代含め約100米ドル。一般的なエルサルバドル人の給料からするとあり得ない金額です。

多くのお医者さん方は、給料を多くもらえるPrivate医療施設で働くことを選ぶだろうし、医療分野に限らず、エルサルバドルのように国家の財政が潤沢でない国で、国民の大部分が使用する公共サービスの水準の引き上げは非常に難しい問題だと痛感します…。

今日からまたブログ更新していくのでご訪問よろしくお願いします☺


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