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私がスープを作りたくなったわけ

先日、スープ作家 有賀薫さんの人参とお塩とオリーブオイルだけのスープを作ってみたらとても(とても!)美味しかったからです。

とても!という感激の大部分は、こんな簡単で単純な工程で素材の味が最大限に引き出せるんだ、変わるんだ、という衝撃。

もう一つの理由として、3歳の娘もスープで野菜を摂れたらいいなと思ったこともあります。

4月以降、娘の栄養管理が、100%私にかかっていることについて、頑張るぞ!という気持ちが強いけど、前みたいに保育園の給食で野菜もちゃんと食べてるからいいや!みたいな免罪符がなくなって心細かったから、一つ心のよりどころにさせてもらいたいのです。

先日注文した本、3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ が今日届きました。

どれも3ステップくらいで、材料も身近なものばかりです。

毎日毎日、毎食毎食、料理をするという日常になってからこういうレシピの有り難みをしみじみ感じます。

そしてもう一つ、最近料理をしたり食べることにおいて、気になっていることがあります。

有賀さんは本の中のコラム、料理と自尊心 のなかで

人の自尊心にとってのファーストステップは「食べる自分」の幸せが満たされることではないかと私は考えています。
大人になったら、自分で自分を大事にしましょう。

とおっしゃっていました。

これは先日読み終えた本、私が最近弱っているのは 毎日「なんとなく」食べているからかもしれない の中で心に残った

「ひとりごはんは、自分へのおもてなし」の章より、

誰かに料理を作ってあげたり、人といっしょにごはんを食べたりするときは、すごく気を使っているのに、ひとりのときはいろいろ雑、という方は無意識のうちに自分を「人よりぞんざいに扱って良いもの」にしてしまっているのです。でも本来、自分はこの世でもっとも大切な存在のはず。

とも重なりました。

主婦になると、家族のためにとか勝手に頑張って、勝手に疲れるし、料理の見返りを家族からの感謝に求めたりして、うまくいかった私にとってはこの考え方は救いでした。

今私は、自分を大事に扱った上で、家族や大切な人を大事にしようというスタンスに変わっています。

日々の食事で自分を大切にしているという実感を積み重ねていくのは、買い物とか旅行とかの自分ご褒美とは違う自分のいたわり方だと感じています。


少し話はずれましたがこれから毎日簡単に美味しいスープをたのしく作れたらいいなーと思います。










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