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春だ!イチゴだ!パティシエ伝授。甘いイチゴの見わけ方

おはようございます!
本日は、

春だ!イチゴだ!パティシエ伝授。甘いイチゴの見わけ方

といったテーマでお話ししようと思います。

自称大人気の『食』シリーズ。

実は…これでも元パティシエ。
国家資格でもある「製菓衛生士」を保有しています。
そう…日本のパティシエといったら、一番多く取り扱う食材がまさに「イチゴ」ではないかと思うのです。

てなわけで今回は旬真っ只中、「イチゴ」にスポットライトをあてていきたいと思います。
また、「この食材について詳しく知りたい!」といったご要望があればじゃんじゃんコメントいただけると嬉しいです(*^^*)


〇イチゴのトリセツ

・果物じゃないんだよ

あの…実は、イチゴってフルーツ(果物)ではありません。
野菜なんです。知っていましたか?笑 農林水産省によるとイチゴは野菜に分類されています。そもそも果物と野菜の違いとして「木」か「草」という
分類になり、木になるものが果物となるのですね。

イチゴ狩り行きたい…

ですからこのように栽培されるイチゴは本来、野菜として扱われる食材なのです。同じく、木ではなくウリ科であるメロンやスイカも野菜。面白いものですよね(*^^*)

・ショートケーキは日本だけ?!

これまた知らない方もいるんじゃないでしょうか…?実は日本でもっともポピュラーなケーキ。いちごを使った「ショートケーキ」は日本でしか食べることのできない洋菓子なんです。

私もパティシエ時代に何個ものショートケーキを作っていました。それこそ年中ショーケースに並ぶ定番ケーキです。しかし「ショートケーキ」を海外で注文したらどうなるか…

【アメリカ】

サクサクのビスケット生地が定番。見た目も全然ちがう…

【フランス】

さすがフランス、見た目も美しい…しかし日本のショートケーキとちがい、ベースは卵(カスタード)のムース。生クリームは飾られていません。

こんな風に、日本のショートケーキは海外にはありません。日本が生みの親というわけですね…。世界一美味しいイチゴにふわふわのスポンジケーキ。そして日本の美味しい牛乳からつくられた生クリーム。海外で知られていないのであればなおさら…インバウンドの名物としてまだまだ可能性を秘めているかもしれませんね(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


・世界一美味しい「日本のいちご」

知っていますか?みなさんが食べている日本のいちごって実は世界で一番おいしいと言われているのです。
私はパティシエとして約10年ほどいちごを扱ってきました。日本のいちごの旬は一般的に3月~4月末。現在ではクリスマスケーキの需要もあり1月ごろからスーパーで見かけるようになりました。しかし夏~秋にかけては国産のいちごはなかなか手に入りません。すると洋菓子店は一般的にアメリカなどからの輸入いちごをショートケーキに使用したりします。

コストコとかでは売ってるのかな?

この輸入いちご…はっきりいっておいしくないです。笑 (;^ω^)もちろん個人の感想になりますが、とにかく酸味が強くうま味がない。いちご独特の甘みや風味が少なく水っぽい印象です。ショートケーキに挟まれていると生クリームの甘さで多少ごまかすことは可能ですが、そのままで食べていただければ一発で日本のいちごとの違いは分かるはずです。

日本のいちご(とちおとめ)

日本のイチゴは「こんなに甘いイチゴは食べたことがない!」と海外からは驚かれるほど。海外資本の一流ホテルでも日本のイチゴだけを取り扱っているケースもあります。イチゴをひとつとっても日本の農業技術力は世界的に見てもかなり高いのです。技術や安全性を強みに、もっともっとブランド力を上げていけば、日本の農家さんにも還元されますね。みなさん、あたりまえに食べている日本のいちごは一級品!感謝していただきましょうね(*ノωノ)

・こっそり教える甘いイチゴの見わけ方

では最後に、パティシエとして大量のイチゴと長年付き合ってきた私が教える甘いイチゴの見分け方をこっそり教えちゃいます_( _´ω`)_ペショ
もちろん、独断と偏見。個人の意見として聞いて頂ければと思います。

【甘いイチゴ】

リアルに私が購入したイチゴです。笑
たしか398円。特別高いわけではない。そうなんです。高いイチゴでなくても充分に甘くておいしいイチゴはたくさんありますのでみなさん勘違いしないでくださいね!

※甘いイチゴの特徴※
・艶がある
・ハリがある
・種と実の間がぷっくり膨れている
・ヘタは濃い緑色

【甘くないイチゴ】

※甘くないイチゴの特徴※
・艶がない
・ゴツゴツしている
・色がどす黒い
・白い部分が多く未熟
・ヘタが実に対してやたら大きい

私はかなりの確率で甘くないイチゴを見分けることができます。これはやはり経験だと思います。甘くないイチゴはとにかく水っぽくてイチゴ独特の香りや風味がありません。もちろんこういったイチゴはジャムやゼリーなど、砂糖を加えて加工すれば美味しく生まれ変わります。しかし、春しか味わえないフレッシュのイチゴだからこそ、甘くておいしいイチゴをそのままかぶりつきたいですよね(*´ω`*)

〇まとめ

私はイチゴが大好きです!!昨日も298円と特売の甘いイチゴをスーパーで吟味して購入。形が不ぞろいのため破格でしたが、甘さに「形」は関係ありません。甘いイチゴにはハリとツヤがある…なんだか、人間のお肌みたいですねっ( *´艸`)
今が旬のイチゴをぜひ、みなさんも食べてくださいね!!


noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。

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