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梅雨の養生・漢方薬と温灸で健やかに過ごす

毎年この時期になると、梅雨バテするのですが、今年は(お陰様で今のところは…)元気をキープしています。

ちなみに梅雨バテとは、カラダの水捌けが悪くなり、余分な水分が溜まって体調が悪くなる状態のことです。

私は30代の頃からずっと梅雨バテにに悩まされていて、梅雨が明けた後は、そのまま夏バテに移行する…という状態でした。そのため、夏の暑い時は気力と体力を振り絞って、カラダを動かして汗をたっぷりかき、体内の水を排出する…という荒行で、厳しい夏場を乗り越えてきたんですよね。

だけど、4年ほど前にSNSを通して漢方薬の先生と出会い、その先生に梅雨バテ&夏バテの漢方薬を紹介してもらって飲み始めました。

最初は即効性のある薬から始めて、以降、その時の体調や体質に合わせて、薬を季節ごとに替えていき、気づけばもう4年。

スタート時は「梅雨バテ&夏バテを何とかしたい」という切羽詰まった思いから…だったんですが、コツコツ飲み続けていたら、手荒れが治ったとか、夜ぐっすり眠れるようになったとか、まつ毛が長くなり髪の量が増えたとか、風邪を引きにくくなったとか、胃腸の調子が良くなったとか、二十歳の頃の体型に戻ったとか、ふくらはぎから爪先にかけての冷え性が治ったとか…等々。
梅雨バテ以外のところで、カラダの問題が改善されていき、ビックリしています。

漢方薬は他の市販の薬と比べて高価なので、継続するにはお金がかかるのがちょっと難点だけど、長い目で見たら、体質改善ができるしカラダのバランスを整えるものなので、私は「健康貯金」だと思って、健やかな老後のためにコツコツ課金しています。

私には、東洋医学が性に合っているようです。

漢方薬以外でも、セルフお灸もしているし、食事も季節に合った食材や旬のものを摂るようになりました。

体調のことで気になることは、漢方薬の先生に相談してアドバイスをいただいたり、先生が出版された本を読んで勉強したりして、カラダにいいことを心がけています。

季節に体調が振り回されて調子が悪い…という方には、漢方薬や鍼灸はおススメだと思いますよ。

一度体験してみることで、体調がいい状態を自覚できるし、自分のカラダに対する認識や向き合い方が(良い意味で)変わっていきますよ。

気になるようでしたら、一度トライされると良いと思います。

そしてもう一つ。最近、私がハマっているのものは「温灸」です。

先々月、書店で見つけて購入した本…鍼灸師の若林理沙さんの著書『絶対に死ぬ私たちがこれだけは知っておきたい健康の話「寝る・食う・動く」を整える』に、「温灸」というワードが出てきて、すごく興味が引かれたんですよね。

ちなみに、若林さんは、他にこのような本↓も書かれていて、

ペットボトルにお湯を入れて、カラダの冷えている部位を温める…という施術法を紹介しています。

若林さんが提唱する温灸は、火を使うお灸ではなく、お湯を入れた物で冷えたカラダを温めて体調を整えるというもの。

前から「冷え」を自覚していたので、これは是非やってみよう!と思いました。私の場合は、ペットボトルではなくて、冬に使っていた湯たんぽを使ってみました。

すると、これが意外と良かったんですよ✨

温灸をやってみてわかったことは、冬の寒い時期より、暑くなってきた今の方が、カラダは冷えている…ということです。

冬だとタートルネックのセーターを着るけど、夏は首筋を出しているから、クーラーの冷風が首元を直撃するし、脚足や二の腕も「暑いから」と剥き出しにして過ごすことが多いから、やっぱり冷気が直撃します。そこからカラダがひんやり冷えてしまうんですよね。
あと、冷たいものを飲食してしまうのも、夏の冷えの原因です。

熱中症対策でカラダを冷やすことも大事だけど、外部と内部の急激な温度差にカラダが適応できなくて参ってしまうことも、梅雨バテ&夏バテの原因になるので、ホント難しいところです。

実際に、カラダのあちこちに触れてみると、首の後ろや二の腕、お尻や太ももが冷たくなっています。自分では冷えている自覚が全然なくても、触れるとかなり冷たくなっているので、これは気を付けなくては…と思いました。

そこで、夜寝る前に湯たんぽを準備し、布団に持って行って、冷えが気になる部位に湯たんぽを当てて、カラダを温めるようにしています。

えっ?熱くないの?

…と聞かれそうだけど、いやいや、これが丁度いいんですよ。

お風呂に入って温まっても、出た後「暑っーー!あちちちちち!」と言って扇風機やクーラーの前にドカッと座って、汗が引くまで涼むじゃないですか笑。
それでまたカラダがキンキンに冷えちゃうんですよね。あと、汗が引いた後もカラダがスーと冷めて触れると必要以上に冷たくなってたりします。そんな時の首筋の冷たいことと言ったら…(汗)。

だから、寝る前に温灸で温める。これが大事なんですよね。

私の場合は、(低温やけど予防に)数分当てたら違う部位へ…という感じで、湯たんぽを順番に移動させていくのですが、これがまた気持ちが良いんですよ♨。

温灸を当てることで、カラダの表面が平熱を取り戻していくと、不思議と汗が引いて、リラックスできるんですよね。

そして気が付くと、スーと眠りの世界へ…。

温灸、すごく良いですよ!

梅雨で体調がイマイチの人に、是非おススメです。


若林理沙さんの著書。こちらも面白かったです。


良かったら、日々の養生の参考にしてみてください。



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