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脱・脂肪肝を目指していたら、何故か重度の花粉症が良くなった話

実は私はアレルギー性鼻炎(花粉症)で、発症したのは高校生の頃だから、もう30年以上も花粉症だったことになる。

私のアレルゲンは「スギ」と「ヒノキ」。それぞれに症状に特徴があり、「スギ」は鼻水&鼻づまり&目のかゆみだが、まだ序の口・・・という感じ。季節的には、まず最初は「スギ」から始まり、やがて「スギ」の飛散が終わりかける頃、次に「ヒノキ」の飛散が始まる。ところが、この「ヒノキ」が飛び始めると症状が今までとは違って一気にヘビーになる。何かが違うのだ。症状のタイプが、「スギ」(ゆるくてズルズル)→「ヒノキ」(固くて堅実)という感じ・汗。鼻の詰まり方も鼻水の出方もスギよりも強い感じ・・・。これがゴールデンウィーク明け頃まで続くので、私にとっての春は悲惨で辛い季節だった。

そこに昨今では「PM2.5」が加わるようになり、私の頭部(主に顔面)はボロボロ状態に陥るようになった。「PM2.5」の主な症状は、胸(肺)の痛み&鼻粘膜の痛み&微熱&咳&目の乾燥と痛み&頭痛・・・である。目には見えない微細な有害化学物質が飛来し、空気と共に呼吸で私の身体の中に入ってくる。マスクをしても、どんなに予防しても、それらをすり抜けて私の体内の侵入し、粘膜に付着して肺に入ってくる。この時、何ともいえない違和感を覚えて、私の身体は「症状」という形で有害物質の存在を私に教えてくれる。

この症状は、東日本大震災が起きる数年前くらいから少しずつ始まり、その後、更に酷くなった。黄砂の季節になると、「スギ」だけでなく「PM2.5」の症状に悩まされ、洗濯物は絶対に外に干せなくなった。たとえ天気予報でPM2.5の飛来を予報していなくても、空気中に少しでも混ざっていると、私の呼吸器系が敏感に察知して痛みや苦しみでサインを出してくる。

もう春は最低だった・・・。桜が美しく咲いても、マスクを外せないから花見をする気分(花見酒?)にもなれない。

ところが・・・である。

今年は、花粉の飛散が例年の9倍とも言われ、かなり酷い状態だとトップニュースでも叫ばれ、私の周辺でも「今まで花粉症ではなかったのに、今年、急に花粉症が発症した」という人が増えてる・・・というのに、

私はいまだに花粉症の症状がほとんどない

・・・のである。

もちろん、花粉症の薬を飲んでいるし、若干、鼻水が出たり、夜、鼻が少し詰まることはあるけど、今までは薬が切れると地獄のような状態に陥り(薬切れ状態・汗)、その上、酷いときは薬が効かない時もあったくらいなのに、今年は本当に楽・・・。今までと比べたら「極楽レベル」に軽いのだ。

「もしかしたら、まだピーク前なのかもしれないわ」と思い、用心はしているのだけど、毎日、ウォーキングで外を歩いているし、そのとき、スギの大木(←スギの芽(花?)が茶色くポンポンに膨らみ、その重みで枝が弓なりにしなって枝先が下に垂れて、枝先のたわわな芽が風が吹く度にワサワサと揺れて、花粉症には鳥肌モノの恐ろしい風景・・・汗)がたくさんある神社の中も歩いているし、全身に花粉を浴びている状態のはずなのに、不思議と症状が劇的に軽い!のである。

不思議なこともあるものだ・・・と思ったけど、もしかしたら、今取り組んでいる「脱・脂肪肝」のための糖質制限&運動が、花粉症に効いているのではないか?という思いに至った。

そう、ここにも書いたのだけど、

1ヶ月前に、人間ドックの結果が届いて、あまりの酷さにビックリ仰天したのだけど、この時から、ここにも書いたように、

運動
食事
生活習慣

を改善させる取り組みを始めたのだった。

中でも、運動と食事は、自分でも自分を褒めてあげたいくらい頑張っていて、「甘いものは極力食べない」「禁酒」「食事はバランス良く&(毎食)主食はごはん一杯以内」と決めて、今も守っている。

そして、毎日一時間、テクテクとひたすら歩いている。

これをコツコツ続けていく中で、自然とお酒を飲みたいと思わなくなり、少しでも甘いものを食べると気持ち悪くなり、食べ過ぎると全身の調子が具合悪くなり、運動をサボると身体の節々が固く感じられて不調を感じるようになった。

この安定した体調の状態を維持したくて、今もコツコツ続けている・・・という感じ。義務感というより、それらをやっている方が身体が気持ちよく健やかで居られるから、だからやっている・・・そんな感じになった。そんななかで、今回、「あれ?花粉症がそれほど酷くないぞ・・・」という気づきに繋がった。

もしかして、今の「脱・脂肪肝」の取り組みが、「花粉症の改善」にも効いているとしたら、あの煮ても焼いても食えない?年季の入った重度の花粉症は、糖質の過剰摂取が一番の原因だったのかもしれない。

確かに、子供時代は甘いもの大好きな母親の影響で、私は甘いものをたくさん口にできる環境にいた。私の母は、煮出した麦茶にまで砂糖をたっぷり入れる人で、家の麦茶はいつも甘かったし(中学生になって甘い麦茶は変だと言うことに気づき、母に言って止めてもらった)、菓子パンが山のように買い置きされていて、母がよく食べていたから、私もつられて食べていた。お菓子も切れることなく常備されていたし、今でも実家に行くと、嫌と言うほど甘いものがたくさん出てくる・・・。

そんな生活環境の中で、私は高校生で花粉症を発症したのだった。最初に母がなり、妹や弟もなり、私もなってしまった。唯一、父だけは大丈夫だったけど、私たち家族はほぼ全員が花粉症だった。(ちなみに今現在、母は脂質代謝異常で治療中だし、弟は糖尿病予備軍で医師から指導を受けている状態。妹は少し太り気味。父は健康。)

その後、私は大学に進学して家を出て、一人暮らしをするようになってから、健康や栄養に気をつけた食事を心がけるようになり、今に至っている。

ここ30年ほど食事には気をつけ、健康を意識してきたけど、「おやつ」は圏外だった。あと「ごはん食べ過ぎ」&「お酒」も・・・(汗)。そこで、今回メスを入れて、今まで意識の中から外れていた「おやつ」と「晩酌」を改めることにしてみたのだ。最大の目的である『脱・脂肪肝』は一体どうなったのか?まだ始めて1ヶ月だし、少しは良くなってくれたのか?どうなのか?サッパリ分からないけど、全く予想していないところで、あんなに重症だった酷い「花粉症」が改善できたのだ。「そのうちドカンと酷いのが来るんじゃないか?」とドキドキしているけど、今のところは大丈夫。洗濯物を外に干しても全然平気になった。

棚からぼた餅・・・とは、まさにこのことだな・・・と思う。でも、健康とは、個々の臓器や部位が別々に独立してそれぞれが良い状態を維持していること・・・ではなく、身体の各部位も臓器も全てが一つに繋がっていて、全体でバランスをキープしている状態のことなのかもしれないなぁ~と感じるようになった。私たちの身体は、内臓も皮膚も全ての臓器や部位が絶妙なバランスで一つに繋がっていて、もしも万が一、どこかのバランスが一つ崩れると、他で補い合ってバランスを維持しようと頑張ってくれる。でも、あまりに過剰な無理が続くと、なし崩し的に身体の全てのバランスがドーンと一気に崩れてしまい、身体全体が奈落の底にズドンと落ちてしまう・・・。それが「病気」であり「症状」なんだ・・・と、そんなことを感じたのだった。

私の場合、子供時代から糖質を過剰に取り過ぎていて、でも、もともと父似で健康な体質だったため、今までは身体が頑張って処理してくれていたけど、年齢と共に「もう無理!」となり、それで脂肪肝となって肝臓に溜まるようになったのかもしれないな・・・と。そして、あの酷かった花粉症は、糖質を取り過ぎていたことにより、身体の微妙なバランスが崩れて、そこから「花粉」に過剰反応するアレルギー体質を引き起こしていたのかもしれないな・・・と思った。

脱・脂肪肝を目指していたのに、まさか「花粉症改善」のお話をここでご紹介できるとは夢にも思わなかった。まさにビックリである。

でもありがたいことだ・・・。このまま養生を続けてていき、脂質代謝だけでなく他のバランスもきれいに整って良くなることを心から願いたい。

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