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読書はつなぐ 自分と人、そして過去から未来へ

深津 貴之さんが、「「年末に読むオススメ」読書バトンをはじめてみた」という記事を書いているということを、fuwa fuwaftさんの記事「スキップして読書」で知った。


冬休みに読む面白い本を色々知りたい。そして10年前に流行った、ブログ・バトンが面白かったのでリバイバルしてみたい。そんな思いで唐突に #読書バトン を初めてみるなど。

以下の質問をnote内でグルグル回したら楽しいんじゃないかな?と思うので、興味のある人はぜひのってみてください(指名されてなくてもok)

読書バトン遊び方
・人生を変えた3冊
・行動・思考パターンに大きく影響した3冊
・専門分野で、みんなが楽しめるオススメの3冊
・専門分野で入門者に勧めたい3冊
・雑学で面白い3冊
・綺麗に完結した漫画を3冊
・もっと流行って欲しい漫画を3冊
・オススメの小説を3冊

聞いてみたい人3人ぐらい指定する
#読書バトン 」のハッシュタグをつける
しんどかったら冊数やテーマを変えてもok


これはお題的に便乗しなくては、と思ったものの、ちょっと体力を消耗しているので、軽いところで、私にとっての「行動・思考パターンに大きく影響した3冊」をご紹介したい。


①CONCEPT LIFE コンセプトライフ

柴田陽子さんの著作。当時、私は前職の商品企画の部署にいて、まだ管理職でもなかったので、純粋にものづくりがおもしろくてしょうがなかった時期だった。

当時、印象的なルミネのコピーがあちこちで踊っていて。柴田さんの仕事に興味を持っていたときに、たまたま目にした一冊。

するすると頭に入って来るナチュラルで洗練された言葉をもってして、ハードな仕事の内容が記されている。コンセプトワークに端を発して、芋づる式に転ずるように次々に仕事が展開していく様子がよくわかった。コンセプトの大切さについて、仕事の思考に大きく影響を与えてくれた本。

②発想をお仕事にする人の発想術

私は1976年生まれで、この本の発刊は2009年。だから、手に取ったのは33歳くらいの頃だ。同年代のクリエーターたちによる、発想するコツやシチュエーションなどが描かれている一冊。

ブックディレクターの幅允孝さんの存在をはじめて知った一冊でもある。こういう職業があるのだと、当時、衝撃を受けた。

前職では、商品企画を経験しながら、イベントの売り場作りにも携わっていた。カフェと雑貨、書籍の複合的な売り場というものの可能性に非常に魅力を感じていた頃で、こういうことをディレクション、コーディネートできる仕事はいいなあ、と感じたものだ。

私が現在、ブックコーディネーターを名乗っているのも、司書の資格をもっているということだけではなく、幅さんの存在が原点になっている。

そういう意味で、現在の思考と行動、両方につながる大事な出会いであった一冊。

③はじめの一歩を踏み出そう

わりと最近に近い出会いの一冊だが、10数年勤めた会社を辞めて個人事業主になり、法人化するか否かを悩んでいた頃に読んだ本。

世界20カ国で翻訳されていて、いわゆるベストセラーだが、「起業家」「マネジャー」「職人」の3つの人格のバランスが、自分はいかほどであるのか考えさせられた。

「起業家」は変化を好む理想主義者、「マネジャー」は管理が得意な現実主義者、「職人」は手に職もった個人主義者。

この3つの思考・嗜好が交錯していた時期だったので、読み進めるうちに、なぜか「法人化しよう」と、心が決まってきた。行動に影響を与えた一冊。

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カナエナカさんの記事を見て11月からはじめた読書記録のInstagramは、やっぱり性に合っていたようだ。

ナカセコ エミコ 私の本棚 nakasekoe.bookshelf 

毎日1~2冊ずつアップしている。この2ヵ月間ぼちぼち運営してみて、気がついたら200人のフォロワーさんがいた。読書ってつながっていくものだなと実感。

読書というキーワードだけで、自分自身の過去・現在・未来だけではなく、自分と誰か、いろいろな人とつながっていく。

この、私の読書バトンも、誰かにつなげられたら幸せだ。








“季節の本屋さん”における、よりよい本の選定に使わせていただきます。