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書籍化・コミカライズへの近道

Twitter(X)では食べものか動物の写真しかあげていないため、創作関係のことはnoteで書いてみます。

今回のタイトルは『書籍化・コミカライズする近道』。この世界の片隅に入って約4年の若輩者ではありますが、その中で得た気づきやアイデアを皆さんに共有したいと思います。
商業化したいけど書き初めたばかりで何をしたらいいかわからない、自分のやり方に不安がある、創作仲間がいなくて情報が入ってこない……。私もそんなふうに思うことがあったので、この記事が少しでも役に立ったら幸いです。


前置き

大前提として、今からお伝えすることはあくまで私個人の独断と偏見に基づいています。正解は他にもあるでしょう。その点はご了承いただき、ご自身の状況と照らし合わせて情報を精査したうえで実践してみてください。
また、本記事で言う書籍化・コミカライズとは、ライトノベルやキャラ文芸、ライト文芸の分野とお考えください。

書籍化に挑む準備

まずは10万字以上のできれば完結した作品を用意します。
作品がないことには書籍化できませんので、ここはどうにか頑張ってください。※拾い上げを目指す場合は別です
10万字以上、としたのは書籍1冊分がだいたい10〜13万文字だからです。それくらいの文字数があると商品として1巻分の内容がイメージしやすく、出版社さんも声をかけやすいのではないかと思います。
完結作を持つことも、商業化への大きな近道です。

書籍化する方法3つ

作品の準備できたら、次の段階としては③パターンあります。
①各投稿サイトでやっているコンテストに応募する
②公募に応募する
③編集部へ持ち込みする
どれがオススメなのか、一つずつ解説していきたいと思います。

①各投稿サイト内のコンテストに応募

小説家になろう、カクヨム、エブリスタなど、さまざまな投稿サイトがありますね。そして常になにかしらのコンテストを開催しています。
ですが個人的にはおすすめしません。理由は単純で、ライバルが多いからです。
タグを付けるだけで応募できるという手軽さもあって、一つのコンテストに数千の応募があるのは普通です。ネット小説大賞やカクヨムコンともなれば万単位の応募がありますね。そこから受賞するのは至難の業です。
応募作が高ポイントであれば話は変わってきますが、そうでない場合は埋もれる可能性もあるでしょう。投稿サイト内のコンテストなので、やはりポイントやブクマ数、熱量の高いレビューがあるかどうかなども、選考に影響してくると思われます。

ではどうしたらいいか。
私なりの答えとしては、『ライバルの少ない場所を選ぼう』です。
ド直球に言いますと、なろうやカクヨムに比べて利用者数が少ないと思われる投稿サイトや、新規にオープンしたサイトなど、穴場的な場所を狙っていこうという作戦です。
(※あくまでコンテスト受賞を目指す際の戦略であり、サイト様を軽んじる意図は一切ございません)
このような投稿サイト内のコンテストだと、応募作は数十〜数百程度であることが多いです(ぜひ自分の目で確かめてみてください)。ライバルが減るので受賞確率が上がります

・ベリーズカフェ

・ノベルバ

・ノベマ

・ピクシブ

・モノガタリ

https://monogatary.com/contests


②公募に応募

電撃大賞とかそういうやつですね。
わたしは公募に挑戦したことがないので、ここに関してはあまりアドバイスができません。
「この賞を取るのが夢だった」「このレーベルから本を出したい」という目標があれば第一選択かと思いますが、そうでない場合は公募にこだわりすぎず、他の方法を検討するのも手だと思います。なぜかというと、公募も数千の応募があったりするので「ライバルが多い」からです。

数年前の記事ですが、こんなものがありましたので、参考にしてみてください。


③編集部に持ち込み

ウェブ経由で持ち込みを受け付けている編集部もあります。自分の作品がレーベルの色に合っているな、という場合は試す価値アリです。
ポイントが取れず投稿サイトで埋もれてしまうような場合でも、持ち込みなら確実に編集者さんに見てもらえます。
また、10万字に達していなくても、その見込みがあれば、もっと少ない文字数で受け付けているところもあります。詳細は各応募ページを確認してください。

・カドカワBOOKS

・SQEXノベル

・一二三書房

また、これは「持ち込み」とは少し毛色が違うのですが、Nolaという執筆ツールには編集部に向けて作品をアピールできる場があります。
作品に編集部のタグを付けておくと、そこの編集さんがチェックしてくれ、商業化の声がかかる場合があるとのこと。
割と始まったばかりの仕組みなので、先に述べた「ライバルが少ない」理論でチャンスだと思います。

ちなみにこのNola、執筆ツールとしてめちゃくちゃ優秀なので愛用しています。一番嬉しいのは、Web版とアプリ版が同期されるのでパソコンでもスマホでも執筆できるところですね。ついでプロットが作りやすいこと、登場人物の設定なども管理できるところ。語ったら一つ記事ができそうなので、またいつか。
まわりの作家さんでも使っている人多いので、とにかくオススメです。

持ち込みの話しに戻りますが、こちらのサイトに更に情報が載っています。わたしも新しい情報を求めて拝見しているサイトで、めちゃくちゃ助かっています。


【おまけ1】拾い上げってどうなの?

投稿サイトからの拾い上げも書籍化・コミカライズの一つの方法ですね。
これに関してはポイントをたくさん取ってランキングに乗る必要があるので、非常に難易度が高く、ある程度の戦略が必要になります。作品を書く段階でそのあたりを意識する必要がある(とわたしは思っている)ので、ちょっと今回は割愛します。需要があれば別記事で書いてみようと思います。

拾い上げの良いところは、複数社から打診が来た場合に好きな会社さんを選べるところでしょうか。他の方法だと基本的に一社とのお付き合いになるので。

【おまけ2】原作作家という道

小説ではなく漫画方面の話になりますが、原作作家という形で商業化を目指す方法もあります。
作家募集をしている会社さんも多くあるので、小説の書籍化より漫画化に興味のある場合は要チェックです。
こちらのサイトに情報がたくさん載っています。


おわりに

いかがでしたでしょうか。
商業化を目指す理由は人それぞれだと思います。夢のため、お金のため、挑戦のため。
道はいろいろあり、方法も一つではありません。振り返ってみても何が正解だったかわからないこともあります。
それでも、なにかのヒントになればと思ってこの記事を書きました。
皆さまがなりたい自分になれることを、心から応援しています。

もし気になることや質問などありましたらこちらからどうぞ(匿名で送ることができます)。
回答はnote上でみなさんにもシェアしますね。


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