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きっと、うれし泣き。


めずらしく、7時間ぐっすり寝て目覚める。
静かな雨の音。

でも、大丈夫、きっとやむ。
今日はU-12全日本サッカー大会の県予選、雨の予報だったけど、昨日次男がてるてるぼうずをたくさん作っていた。
チーム12人分、背番号入りで。我が家のリビングで連なってゆれている。


我が長男以外5年生と4年生で構成された異例のチームだけど、チームのみんなが◯◯(長男)のために1勝を!と言ってくれるのを聞くにつれ、なんだかうれしいような申し訳ないような複雑な気持ちでいっぱいだった。

今朝起きて急に、思いがけず私が緊張してきて、パタパタと朝ごはんの準備やらお昼のおにぎりの準備やらに追われる。

次男は、大丈夫、昨日カツ食べたから!と何度も言う。
そう、昨日は仕事で疲れたのもあって、ちょうどいい、とスーパーでトンカツを買ってきたのです。気持ちにはバッチリ効いている。


試合の日の朝は、おにぎりとあんパンとゆでたまご、が定番。(栄養バランスはさておき…)
今日のあんパンは、いつも夕方には売り切れのことが多い美味しいあんパンを買ってきたしね。



結果、見事な一勝。
自分たちより大きな相手に必死でくらいついていく子どもたちの姿は、本当にたくましかった。
誰もが認めるいい試合だったもの。

次の相手は明らかにレベルの違う相手だと言われていたけれど、神を味方につけたようなラッキーの連続と彼らの勝ちたいという気持ちが全面に出たプレーで、2点の失点のみでの終了だった。


みんな、泣いていた。
長男はしばらく肩をふるわせて泣き続けていたし、次男もそれを見て静かに目をこすっていた。


こんな姿を見ることができるから、やめられないんだ、結局。
いつも文句言いながらやっている私でさえ、ぜーんぶ忘れてしまうくらい、いい瞬間だもの。



差し入れで配られたお菓子の中に、こんなキットカットが。


長男が、それを見て言う。
今日のはうれし泣きもあったよ、ゴール決めたとき。
そうだね、すごかったね。
あと、途中当たられて痛くて走れなくて泣いてたし、もちろん最後は悔しくて泣いてたよね。


じゃあ、私が泣けてくる理由はなんだろう、と考える。


もちろん、うれし泣き。
何より彼が素晴らしい仲間に出会えたこと、
終始みんなの強い気持ちが表れたプレーに心動かされたこと、
でも、もっと、もっと…複雑な、複雑な…


いつかそれも全部ひっくるめて…
キットうれし泣き、そう思える日がくるといいな。


「キット、明日も明るい日」

意外と、こんな小さなお菓子のパッケージの言葉に、励まされることってあるよね。


明日もがんばろ。


今日も読んでいただいて、ありがとうございます。




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