こんな日々を、エッセイにして。
あぁまさか、こんなことになるなんて。
本当なら今ごろ、遠征に行っているはずだった私たち。
昨夜高熱を出した次男は、やっぱりインフルエンザだった。
付き添いの担当でいっしょに行く予定だった私も、元気な長男も、もしものことを考えて急遽取りやめにした。
親も子も初めての遠征で、しかも今日は冷たい雨の予報。(実際雨で、予定は短縮されたもよう。)
昨日は仕事も休みをとっていて、まる一日かけて、雨を想定した3人分の荷物を用意した。
いろいろ新しく買ったものもある。
学校から帰ってきた2人といっしょに最終確認して、さぁ今日は早く寝よう、いう段階だった。
なんだかいつもと様子が…とところどころで感じたのは、やはり気のせいではなかった。
気づいたときには熱くて、みるみる40度…!
慌ててチームのあちこちに連絡して、相談して、結局私たち3人はあきらめた。
でも、他のお母さんが、代わるよ!と前夜にかかわらずこころよく交代を申し出てくれて、ありがとう…!そしてかっこいい…と電話越しに羨望の眼差しを向ける私。(旅慣れてるから、とのひとことが。)
今日は、その完璧な(…と思われた)パッキングを、長男とのろのろと元にもどしてゆく。
あーあ。
でも、でも…
よく考えたら、昨日の夜でよかったよね!?
今日行ってから熱上がってたら、大変なことになってたものね!
と必死に長男に同意を求める。
次男は久しぶりに、ひとりおとなしく寝ている。
熱はまだ下がらないから、ぼんやりして、うとうとしている。
寝ている顔を見て、まつ毛こんなにふさふさあったんだね、と思う。
あかちゃんのころとおんなじ顔してるな。
こんなとき、人を構成している日常の騒がしいあれこれが全て影を潜めて、まるまるこれは命のかたまりだな、なんて思う。
明日には、熱が下がりますように。
日曜は図書館に行けないから、今日返さなきゃいけないんだった、そして予約の本の取り置き期限も今日だった!
昨日、夕方になってそう思い出して、閉館間際の図書館にすべりこんだ。
借りたのは2冊。
岸政彦さんの『断片的なものの社会学』。
かなり前から読みたい本リストに入っていたのだけれど、最近また何かで紹介されていたのを見て、今だな、と思って予約した。
どこにでもありそうな街の一角の写真、この表紙がなぜかものすごく素敵だ。
もう一冊は、松浦弥太郎さんの『エッセイストのように生きる』。
これは、たまたまnoteのおすすめで目に入った記事を見て、即予約。
新刊で、そのとき市の図書館では準備中になっていたから、私がこの本のいちばんのりだ、と真新しい本を手にしてちょっとうれしくなる。
第1章の「エッセイとは、なにか」を読んで、もうすでに、よい言葉にたくさん出会う。
私もエッセイのようなもの…日記とのあいだのようなもの…を書いているつもりでいたけれど。
はっきり、これはエッセイです、と言えるようなものを書けるようになりたい、と思った。
この本には、第5章「エッセイの書き方」まであるので、とても楽しみ。
こちらの記事を読んで知りました。
ありがとうございます。
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