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物事は段取り八分の仕事二分-計画は悪魔的な緻密さを要する-

2023年もいよいよ12月、忙しい師走に突入しました。来たる2024年春を目途に毒親脱出を図っている筆者も、手荷物を可能な限り減らすために身辺整理を進めています。

なぜ脱出は今すぐではなく来年の春なのか?それは、日本社会が会計年度(4月~3月)に合わせたスケジュールで動いているからです。よく勘違いされている方がいますが、日本の会計年度の時期設定は日本特有のものです。

アメリカ 合衆国 がっしゅうこく の会計年度は10月1日から9月30日まで,ドイツ・フランスなどヨーロッパの国々は1月1日から12月31日までが多いが,イギリスは日本と同じ。

学研キッズネット

「日本の常識は世界の非常識」
筆者の感想ですが、日本人の国際感覚や視野の狭さはWWII前からの事だと思います。この話は筆者の趣味ですから、いずれ新しい日常を手に入れた時にでも。


ここから本題です。

毒親脱出を実行するに当たり必ず必要な事があります。

それは「引っ越し」です。


言うまでもない事かもしれませんが、毒親は対話が不可能な存在です。日本の世論では
「話せばわかる」
「親だから理解してくれる」

冒頭にも書きましたが大事な事なのでもう一度書きます。

「日本の常識は世界の非常識」


世界の一般ルールでは「虐待は犯罪行為」であり、非虐待者の身の安全を守るため虐待者から物理的に離して保護する。近年では子供と女性の保護が行政でも優先的、活発的に進み、普及促進が行われています。

つまり、話してわかる相手ならわざわざ行政機関が被害者を保護する必要はないのです。実態として、日本の歪な親権制度やDV加害者の凶悪さが世間に露呈されてきています。加害者が被害者を自分の手元に置くことに必死な現実があるわけです。

毒親=虐待者もまた、自分の子供を手元から逃がしたくないという心理があります。これも日本の世論では「愛情」「親心」というらしいですが・・・。

毒親被害者としては、
・身体的、精神的に苦痛を与えられる事
・自身の人生を毀損させられる事
・そのほか理不尽な目にあわされる事
日本の非常識によって個人が理不尽な苦痛を与えられる事実、許される事ではありません。

ですから、毒親育ちは毒親と日本の世論を同時に相手にしなくてはならないわけですが、到底個人が敵う相手ではありません。

従って、筆者のような毒親被害者は毒親脱出のために逃亡計画を立てる必要があるのです。

計画から実行までのスパンは被害者の命の危険度や身の安全度合いによります。幸いにも今の筆者はいきなり身を狙われる程危険ではありませんから、自由に動ける方であれば計画と準備を立てる事で成功の可能性を上げる事が可能と思っています。

簡易的な計画としては
(1)引っ越し先の選定
(2)引っ越し作業の手順想定
(3)引っ越しする荷物の整理
(4)荷造りと実行

大きく4つの段階に分けました。あくまでも簡易的なものです。一つの段階には大きくページを割く必要がある程の詳細な計画が必要です。いずれ筆者の具体的なケースを公開していくつもりです。

ただ、これは筆者の感想になりますが、時間に猶予がある方でも「計画の大まかなイメージ」と「心構え」は日頃から持っておくべきと思います。

筆者はかれこれ7,8年前に一度毒親の元を離れて一人社会人生活をしていましたが、職場が心身的に辛くて鬱病治療を理由に帰省して以降再び毒親の支配下に戻ったという経緯があります。(その後退職)

現在に至るまで、再び自治独立性活を勝ち取る構想を頭に置きながら惰性的に今まで生きてきました。鬱病発症後7,8年が経過したという事実も今回の行動発起に関わっていますがこれはまた別の話。

兎に角、毒親から逃走するということは、
・一人で生活拠点を確保し、
・食い扶持(=就労先)を得て、
・長期的な家計維持を図る、
と言う事に他なりません。これが一般的な社会人生活であり、日本国民の大半が実現している事です。

しかし健全な親の教育を受けた方と違い、多くの毒親育ちの方は程度の差はあれ「ハンディキャップ」を抱えているものと筆者は捉えています。身体的な虐待を始め、精神的な虐待被害に遭う事で、被害者には大きな精神的後遺症が発現するそうです。

満身創痍の中、それでも尚毒親との闘争に挑み、そして自身の幸福追求のために行動される方を是非応援したいし、同志であると考えます。願わくば、筆者の駄文が参考になればこれ幸いと思います。

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