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森絵都『DIVE!!』(毎日読書メモ(288))

森絵都『DIVE!!』(上下、角川文庫)を読んだ時の感想。友達に映画の券を貰って先に見て、原作も読みたくなって読んでみた。面白かった。『DIVE!!』を読んだ頃は、あさのあつこ『バッテリー』とか、佐藤多佳子『一瞬の風になれ』とか、若者のスポーツ小説を随分読んだな、と懐かしい。原作物の映画ってあまり見ないようにしているのだが、映画「DIVE!!」は丁寧に作られていて、知季、要一、飛沫、どの子を演じた役者さんも好演だったので、10年以上たった今も、テレビや映画で彼らを見かけると、「DIVE!!」のことを思い出す。

『DIVE!!(上)』:映画先に見ちゃったので(地方都市ロケ)東京の話だったんだ!、と驚く。でも基本線は忠実に作られた映画であったことを確認。

『DIVE!!(下)』:映画ではともきが一番中心に据えられちゃうが、本だと3人それぞれのダイブが見える。スポーツが出来なくても縁がなくても、読むことで体験したように感じさせてくれるのはすごい。
(2008年6月の読書メモより)

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