柚木麻子『BUTTER』(新潮社)

2017年の読書記録。

柚木麻子『BUTTER』(新潮社)読了。木嶋佳苗をモデルにした梶井真奈子と、彼女のインタビューを取ろうとする週刊誌記者里佳のぶつかり合いの物語、に、途中から第三の主役も浮かび出て、物語の展開が全く読めない。これは柚木麻子の4回目の直木賞候補作で、そろそろあげようよ、とも思うが、余りに肩に力が入りすぎている感じで、読んでいてちょっと疲れる。彼女が描こうとしているのは、一貫して女子同士の友情であり(それは一旦『ナイルパーチの女子会』で頂点を迎えたのだが)これまで読んできた柚木作品の登場人物で肩入れしたくなる人が誰もいない、いびつさの中で(だってランチのアッコちゃんすら、友達になりたいとは思えないキャラ)、もがく登場人物たちを見るのは苦しく、でもそれも読書の醍醐味なのである。バターをむさぼり食い、体重を増やす里佳の姿を見ながら、わたしもバターを削っては食べてみた。美味しいけれどしょっぱいや。こんなことしょっちゅうしてはいけません。

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eneo

読書、ヴァイオリン、オーケストラ、ビーズ、マラソン、ウルトラマラソン、観劇、美術館、ガレット・デ・ロワ、顔ハメ、ちょっとだけ乗り鉄。
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