23/6/5 弦楽四重奏 ホール録音@かながわアートホール
某案件にて弦楽四重奏をホール録音。
マイキング、機材等のリコール記録用、その他反省点をレポートする。
日時、場所
2023/6/5 13-17時
かながわアートホール(神奈川県横浜市)
使用機材
マイク
DPA 4006A * 2 (Top)
EarthWorks QTC50 * 2 (Amb)
Austrian Audio OC818 * 4 (Spot)HA
Millennia HV-3D-8オーディオIF
AVID Pro Tools Carbon + Carbon Pre電源ディスリビューター
Bolt Ampere GPC-TQ (この日に限って120V運用)モニターシステム
Oz Design OZ-804, D-sub Distributor 1 to 12 (Custom Made)
写真
所感
やはりホールは良い。響きの良さ、これに尽きる。
今回自分含めて弊社社長、後輩の三人でセッティング。この物量のセッティングにも関わらず、ホール入りから45分程度で完了。人手は正義。
キューボックスの設置とモニターさえ手間取らなければホールとスタジオで全く同じ段取りでレコーディングができる。クリック聞きながら録るのでパンチインもダビングもエディットもプレイバックもバシバシできる。
反省
AVID Pro Tools Carbonの接続、設定に手間取った。キューボックスのD-subアウトに送るPT側の設定がどうにもうまくできず、いろいろとイレギュラーで無理やりな設定で乗り切った。反省。要検証。
クリック漏れは永遠の課題。これはスタジオでも同じか。
スタジオと違ってすごく響くので、テイクのつなぎに多少の工夫が必要。
今回はミュージシャンと同じホールで録ったので、録音回してる最中の譜めくりや機材の操作は静かにしないといけない。
上記対策として、他の人の録音を見てると楽屋を借りて、そこをコントロールルーム代わりに運用している人を見る。しかし、ホールから楽屋まで回線を引っ張り、かつ楽屋にモニタースピーカー等でモニター環境をつくり(たいてい楽屋は吸音されてる環境ではないので毛布等でモニター環境対策必要)、さらにはトークバック等のコミュニケーションシステムを限られた時間で構築する。機材点数も増えるし、セッティングや回線チェックの工程も増える。当面厳しい。要検討。
結論
大変だけどホールは良い。楽しい。
ホール録音今後も極めていきたい所存。
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