"英語の「dad」は父親を指す言葉で、ラテン語の「pater（父）」が語源とされています。

ラテン語の由来は、元々は古代ローマ共和国の公用語として広く使用されてきた古代言語で、西ローマ帝国が滅亡した後もローマ文化圏の古典文学等に使用されています。

英語やドイツ語・オランダ語にも多大な影響を与えた語とされており、日常的に使用されている語の中にもラテン語に由来するものはいくつも存在していて、英語の「dad」もその中の一つと言えます。

英語には他にも父の意味を持つ「father」という語があるため、ラテン語のpaterは使用頻度が低いところに使われています。

たとえば「patriot(愛国者）」、そして「patron」は「父のように面倒を見てくれる人」という意味でとても似ています。

「pattern」も同じ語源から分かれた単語の一つです。「father」は純粋な英語表記ですが、paterとは発音の仕方が非常に似ているため、ある程度語源が繋がっていると考えられます。

子供でも発音がしやすいdad・daddy・papa・ラテン語のtata等は、舌の動かし方など特徴がとてもよく似ています。"