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1秒で合否が決まっている(No.203)

このnoteのサブタイトルは
“秒速で直感!”。

ものごとの「いい・悪い」
「好き・嫌い」は秒速で判断
されているのです。

セミナーなどでは繰り返し話して
きたことですが、私が働いていた
テレビ局では「3秒で伝えろ。
3 秒で伝わらなければチャンネル
を変えられるぞ」と言われてきた
ものです。

その後通った大学院では、建築家
の隈研吾先生が特別講師で来て
「デザインコンペの審査では
残すかどうか、2秒で決めている」と、
審査の様子を再現してくださいました。

そしてここにきて、1秒で決めてきた
人を知ったのです。

最近世間を騒がせている
ジャニーズ事務所の創業者、
故ジャニー喜多川氏です。

側近の人が「社長は事務所に
届いた履歴書を段ボール箱の
中からものすごいスピードで
選んでいました。
1人1秒ほどです」
と証言していました。

見るのは顔写真だけ
書いてあることは一切読んで
いなかった」とも。

今、話題になっている事件の
内容は誰が考えても悪い。
確実に犯罪です。

ただ、ここではその問題は一旦
脇に置きます。

日本でショービジネスを成功させた
プロデューサーは、どのように
アイドルの卵を発掘してきたか
を知っておいても損はありません。

歌って踊れるアイドルを目指して
レッスンを頑張ったり、履歴書
の内容をよくよく考えて、美しい
文字で清書しても、意味がなかった
ということになります。

選出方法と選考基準を知ったら
合格するために何をすべきかが
見えてくるはずです。

ジャニーズ事務所の場合は、
とにかくいい写真を撮り、履歴書
に貼って送る。
これだけです。

その際、所属タレントのグラビア
写真などを見て、どういう
雰囲気の少年が合格しているか
を研究します。

顔は変えられなくても、髪形で
いくらでも雰囲気は作れますから。

事務所側は歌や踊りは後から
レッスンでいくらでもどうにか
できるという考えだったのでしょう。

ここまで3秒、2秒、1秒でものごとが
決まっていく例をご紹介しました。

これはコンペやオーディション
という選抜の局面だけのことでは
ありません。

あなたも無意識のうちに、
「これは好き」「これはいや」と
常に一瞬で判断しているのです。

選ぶ人は何で判断しているか、
それを調べたり、確認したりして
戦略を立てる人が少なすぎるのです。

調べることは不可能だったとしても、
選ぶ人の気持ちを想像してみる
ことはできますよ。

では、今回のおさらいです。

ものごとは秒速で決まっている
実は紙の資料で決まっている
判断基準は何かを研究して対策を立てる

あなたが何かに挑戦するとき、
ぜひ思い出してください。

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