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Google Home Miniが来た

本日、私の作業机の片隅に謎の黒いオマンジュウめいたデヴァイスがPOPしました。10月23日発売のGoogle Home Miniだ!

これは一体なにかというと、既に発売されているスマートスピーカーGoogle Homeの小さいバージョンです。お値段6,480円。Googleのオンラインストアのほか、ビックカメラやヤマダ電機など一部の家電量販店でも販売しています(ヨドバシにはない)。私は近所のビックで買ってきました。

で、そもそも「スマートスピーカー」が何かという話ですが、シンプルに説明すると「声で話しかけるとインターネット経由で文脈に応じた答えを見つけてきて声で返してくれるマシン」です。もはやスマホでおなじみのiPhoneのSiriやAndroidのGoogleアシスタントと同じもので、言ってしまえば別段新しいものでもないのですが、こうした独立したガジェットとして登場すると不思議な感じ。なんじゃこりゃ感があります。

ちなみに、似たような商品はAmazonのEcho、LINEのWAVEなど国内でも出始めたところで、それぞれに特徴があるわけですが、私は単純にGoogleのファンなのでGoogle Homeにしました。Androidユーザーだし、定額音楽配信サービスはGoogle Play Musicを利用中なので、そのままHomeでも連携して使えるからいいかなと思って。今月4日にMiniが発表されたときから、これは買おうと思っていました。

大きさとしては、本当にお饅頭というか肉まんみたいなサイズで、軽い。端子は側面に給電のみに使うUSB端子があって、あとはその並びに任意にマイクをオフにするスライドスイッチがあるだけ。基本電源入れっぱなし、Wi-Fiに繋ぎっぱなしにして使うものです。これそのものがネットに繋がったマイク兼スピーカーなわけです。

「ねえグーグル」

使うときは、スマホのGoogleアシスタントと同様に「OK, Google(オッケー、グーグル)」と呼びかけると、それがトリガーになって質問受け付けモードになります。しかしこれが微妙に日本語の話しかたに馴染まないうえに、なんだかカッコつけてるみたいで恥ずかしい…。普通「オッケー、○○」って言って人に話しかけることないじゃん!みたいな。

なので今は「Hey, Google」「ねえ、Google」にも対応してます。これは大きい。本当は、好きな名前をつけて好きに呼ぶのが自然だし、親しみが沸いていいんじゃないかと思うのですが、そのうち好きなワードをトリガーにできるようになるのか、はたまたブランドアピールのためにGoogleの部分は変えさせないのか。でもとりあえず、「ねえ」はかなりいいと思います。

スマホ版Googleアシスタントと違ってGoogle Homeのいいところは、いったんセットアップしてしまえば、使うにあたっては何も準備が必要ないところです。スマホ探したり電源入れたりなんかしなくても、「ねえグーグル今何時?」「時刻は22時11分です」って即答してくれる。

ねえグーグルのあとは間を空けなくてもわりと平気。雑な会話文でも自然と理解してくれました。たとえば、再生中の音楽を止めたいとき、「停止」でも「とめて」でも「ストップ」でも「静かに」でもいい。「ねえグーグルうるさい」でも止まる。止めるためにはなんて言えばいいんだっけ…というのがないので、ほんとに機械と話している感じでゾワゾワします。だいぶ未来ですよ、これ。

どういうことができるか

とはいえ、何ができるのかいまいちピンと来ないと思うんですよね。私もまだ日常のなかでどうやって使っていくか、あるいは全然使わないで埃をかぶってしまうのかは未知数で、その魅力と便利さが伝わらない限りは、なかなか普及しにくいのではと思ってしまいます。

Googleカレンダーに予定が入っていれば「今日の予定は?」「今週の予定は?」とかで確認するのでもいいし、出かける予定があるなら「今日の天気は?」「明日傘いる?」と聞いてもいい。

もちろん、別にスマートスピーカーを使わなくても、同じことを調べる手段はいくらでもあるわけです。あるんだけど、その情報にアクセスするハードルを日常会話レベルにまで下げることができたらどう変わるかなみたいな。

私の場合はGoogle Play Musicを契約しているので、作業中BGMをかけるのには便利かな。例えば「ねえグーグル、テクノかけて」と雑にお願いすると、適当なプレイリストから適当な曲をかけてくれるし、「ねえグーグルこの曲なに?」と聞くと「(アーティスト名)の(タイトル)です」と答えてくれる。

この価格と大きさなので、スピーカーの音質は別段いいものではないけれど、そこそこ自然に鳴るし音量は十分です。夜に部屋で聴くなら半分の音量でも大きすぎるくらい。Chromecast Audioを使って連携させれば、好きなスピーカーで鳴らすこともできるみたい。

あと、私は20年来のAMラジオフリークなので、Google Homeがradikoに正式対応したのはめちゃくちゃうれしいです。「ねえグーグルTBSラジオつけて」と言うと、指一本動かさずに「radikoでTBSラジオをストリーミングします」という返事とともに即座にラジオが流れる!

別にラジオあるんだからラジオで聞けばいいじゃん、というのはまったくそのとおり…でも、6000円でこんな未来が買えるのってすごくない??

将来的には

私はWebサイト制作が本業なのですが、いまの形のいわゆるホームページがいつまでも続くとは思っていなくて、もっといろんなデバイスに特化した柔軟な形に変化していくのだろうなとぼんやり予想しています。その一つとして、スマートスピーカーの延長上には音声でアクセスするWebサイトのようなものがあるのかもしれないし、そういったものを踏まえた情報設計・デザインもまたWeb開発の仕事のひとつであろうと思います。なので(単純に新しもの好きというのもありますが)、Google Homeがやろうとしていることには興味があります。

あとニンジャヘッズとしては、「ねえグーグル、ニンジャスレイヤー読んで」って言ったら「これまでのあらすじ~」って朗読が始まったら最高ですね。エピソード名を言ったらその話を読んでくれるとか。

ちなみに、「ねえグーグル、ニンジャスレイヤーって何?」と聞いたら、次の答えが返ってきました。

ウィキペディアでは、「『ニンジャスレイヤー』は、ブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズのアメリカ人コンビによるとされる小説作品」とされています。

今はこれが精いっぱいなのかなあ。

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