株式会社KADOKAWAは、新たにホラージャンルに特化させたフィルムコンペティション『日本ホラー映画大賞』を開催し、令和の新しいホラー映像作家の発掘・支援を目指します。“ホラー”ジャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティションは日本初の取り組みとなります。

この度、ホラージャンルの先駆者企業・KADOKAWAと運営委員会パートナーは令和の新たなホラー作家の発掘・支援を始めることにいたしました。大賞受賞者には、応募作品のリメイク版、または完全オリジナル新作映画の監督を担っていただき、作品は来年2022年劇場公開を目指します。また、アニメ部門賞も設置し、ホラー・アニメーションの先駆的才能を見出し、支援して参ります。審査員特別賞、運営委員会各賞受賞者にはそれぞれ賞金が用意され、大賞、各賞に選考された作品は劇場公開や配信展開を予定いたします。また、最終審査・選考委員には、選考委員長・清水崇監督、選考委員に女優・堀未央奈さん、映像クリエイター・監督・声優・FROGMANさん、Base Ball Bear・小出祐介さん、映画ジャーナリスト・宇野維正さんという各界のホラーマスターが集結し、それぞれが持つ斬新な視点から、新しい才能を見出します。
KADOKAWAには角川ホラー文庫と連動し、数々のホラー映画をヒットさせてきた歴史があり、中でも『リング』(98／中田秀夫監督)は後のJホラー・ムーブメントの火付け役として、一大ブームを巻き起こしました。そして今、まだ誰も見たことのない未知の“恐怖”を創出し、日本にとどまらず世界市場で活躍するような才能を発見するべく、「日本ホラー映画大賞」を開催いたします。

「日本ホラー映画大賞」にて同名タイトルの短編映画として大賞を受賞した下津優太。下津は本作にて商業映画監督デビューとなり、誰も観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げることに挑む。そして、総合プロデュースを手掛けるのは、日本ホラー映画界の重鎮である清水崇。

韓国のプチョンで6月29日から7月9日まで開催されたプチョン国際ファンタスティック映画祭には、51の国と地域から262作品が出品され、『みなに幸あれ』は「Adrenaline Ride」部門で上映。受賞したMIFF最優秀アジア映画賞は、アジアのファンタスティック・ジャンル映画の発掘応援を目的に贈られる賞で、昨年は二宮健監督の『真夜中乙女戦争』(21)が受賞している。

North American Premiere. What would you do for happiness? Director Yuta Shimotsu answers in his feature film debut. Executive produced by Takashi Shimizu (creator of Ju On: The Grudge) and starring Kotone Furukawa (Berlinale Silver Bear winner for Ryusuke Hamaguchi’s Wheel Of Fortune And Fantasy), Best Wishes to All follows a young woman’s visit to her grandparents’ home and her discovery of what’s brought them happiness—a revelation that will lead her to question her choices, sanity and reality itself. Best Wishes to All starts slow and builds to a frantic, manic and disturbingly satisfying end.
Dir. Yuta Shimotsu, 2023, 89 min., DCP, color, in Japanese with English subtitles. With Kotone Furukawa.
Part of JAPAN CUTS: Festival of New Japanese Film 2023
July 26—August 6, 2023