思い出のパンドラの箱を開ける
1年半前に退職したフリースクール。
わたしはそこが大好きだった。
辞めた理由はたくさんあるけれど、
「もうここは違う」
「もうここを出るタイミング」
そんな気がした。
辞めると決めて、実際に退職するまでの
1カ月。
わたしは毎日寂しくて大泣きしていた。
それでも「辞める」という決意は
一度も揺らがなかった。
泣いて泣いて迎えた最終日。
やりきった感もあり、ぐったりした。
その日からわたしはフリースクールことを
思い出しても泣かなくなった。
泣ききったからかな、
感情を味わいつくしたからかな、
なんて思っていた。
*
昨日、ふとフリースクールのときの
写真を見返した。
様々な思い出や感情が出てきて
気がつけば大泣きだった。笑
フリースクールのことで泣いたのは
退職したぶり。1年半ぶり。
写真の中のわたしは
とても美しいありのままの笑顔だった。
苦しいこと、辛いこともたくさんあったけれど
写真を見返すとどれも素敵な笑顔だった。
こんなに笑っていたなんて初めて知った。
今もこんなふうに笑えているかなー。
こんなに自然な笑顔全開かなー。と
思えたり、
何で料理が好きだったのか
根本というか原体験を
思い出したり、
思い出のパンドラの箱、開けたときは
めちゃくちゃ痛いし、
寂しさも溢れるし、
いろんな感情でぐちゃぐちゃになるんだけど
でも必ず自分の中に気づきがある。
たまには開けてみるもんだな、パンドラの箱。
*
たまにありませんか?
思い出をひっくり返して開けて
どっぷり浸かって泣く!なんてこと。
人生を前を向いて突き進むのも良いけど、
たまには歩いてきた道を
遠い過去を、大切な思い出の箱を
開けてみるのも良いもんです。
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