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タイのバンコクで駐妻→現地就職。元ライター・編集者。駐在妻から現地就職の転身ストーリー…

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タイのバンコクで駐妻→現地就職。元ライター・編集者。駐在妻から現地就職の転身ストーリーや、タイの格差社会に関するボランティア活動について執筆していきます。

最近の記事

タイ在住2年目。働く駐在妻、タイ企業へ転職します

こんにちは、cocoです。突然ですが、このたび約10ヵ月勤めた在タイ日系企業を退職し、タイ企業へ転職することとなりました。   1年4ヶ月前、夫の駐在に伴い来タイ。半年間の試行錯誤期間を経て、2023年5月に日系企業に就職しました。「駐在妻が現地採用!」と、ちょっと珍しいケースなだけに多くの方々から励ましのお言葉をいただき、私自身も「夫の任期が終わるまでここで頑張ろう」と思っていたのですが…。 ▼現地採用の詳しいストーリーはこちら このnoteでは、現地採用を叶えた駐在妻

    • 「無理かも…」心折れそうになった事態ベスト3!駐在妻×現地採用のホンネ

      「実は私、仕事しているんです」 日本でこんなことを言っても、驚く人はいないでしょう。 でも、異国の地では違います。駐在妻でありながら「働いている」と言うと、ほぼ100%驚かれます。それぐらいレア。近い将来、レア度が低くなっていけばいいな、とも思います。 そして、だいたい次にはこんなことを聞かれます。 「お子さんはどうしているの?」 「学校の長期休みはどうするの?」 「夜ご飯は毎日つくっているの?」 私も仕事を始める前は、子育てをしながら、旦那さんのサポートが得られに

      • 転勤妻の"あるある"が凝縮!転勤のたびに読み返したい一冊

        「旦那さんの駐在でベトナムに暮らしている友人がいるんです。ご紹介してもいいですか?」前職の同僚から、そう連絡をもらったのは、確か私が夫の駐在でタイに来たばかりの時期だったと思います。私は当時、前職を泣く泣く辞めてタイに来て、これから何をすればいいのかもよくわからず、手あたり次第にプロボノ活動をしていました。 そうして出会ったのが、きのこさん。彼女も、私と同じように転勤にまつわるキャリアの悩みを抱えてベトナムに帯同されたのですが、さまざまな試行錯誤を経て、駐在妻のためのキャリ

        • 「もう戻れないかと思った」コロナで忍耐の3年半…そして再びスラムへ

          昨年の秋、初めて訪れたバンコク最大のスラム街「クロントイ・スラム」。教育格差や差別の問題で、なかなか現状から抜け出せないスラムの人々の実情を知った私は、その後もボランティアとして何かできないか…と模索する日々を過ごしていました。 クロントイ・スラムに関する前回のnoteはこちら▼ そんな中、ふと「スラム街支援に携わっている人のインタビュー記事を書いて発信してみよう」と閃きました。支援団体等の創設者や理事長など役職に就いている方々のインタビュー記事・寄稿記事はよく目にするの

        タイ在住2年目。働く駐在妻、タイ企業へ転職します

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        • 転勤妻の"あるある"が凝縮!転勤のたびに読み返したい一冊

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          「駐在妻から現地採用」を半年やってみて。

          今年5月、念願だった現地採用を叶えて、帯同ビザから就労ビザに切り替えて日系企業で働き始めました。メディアからも取り上げていただくなどして、周りからは「すごいね」と言われることが多かったのですが(ありがたいです)、実は私自身の中では全く「ゴール」という感覚はないままです。むしろまだまだ、自分の中のベストを探している最中。 「現地採用が叶ったんだから本帰国まで働き続けるだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、私の中で「タイでやりたいこと」はむしろどんどん増えていて、それらのパ

          「駐在妻から現地採用」を半年やってみて。

          タイのスラム街…スマホや仕事はあるのに、現状から抜け出せない闇

          夫の駐在帯同でタイに来てから約1年が経ちました。前半の半年は、ボランティアやプロボノで楽しみつつも、試行錯誤。途中で現地採用を目指して転職活動を始め、「タイ人と一緒に働くこと」を叶えてくれる日系企業と出会い、就労ビザに切り替えて就職しました。 しかし、欲というのは尽きないものですね。もともと国際協力や開発の分野にいた人間だからか、今後は「もっとタイ社会と繋がりたい」「タイと日本の架け橋(の一部)になりたい」と思うようになりました。 そこで、まず第一歩として、かねてから興味

          タイのスラム街…スマホや仕事はあるのに、現状から抜け出せない闇

          「自分のために頑張ったことは、誰かのためになる」は本当?

          こんにちは。 駐在妻を卒業し、タイ・バンコクで現地就職をしてから早2ヶ月強が経ちました。 戸惑いや葛藤をちょっと晒します日本人よりもタイ人メンバーのほうが職場。英語や日本語が話せるメンバーばかりではないので、タイ語がままならない私は、ほとんとのメンバーとコミュニケーションがとれません。私にとって、それはすごく、もどかしい。手助けしてくれる通訳コーディネーターはいるのですが、なるべく自分で話ができるようになりたいのが本音です。 WEB制作の仕事も、力不足を感じることばかりで

          「自分のために頑張ったことは、誰かのためになる」は本当?

          駐在妻、卒業します。来タイ5ヶ月で現地就職を決めた話(2)

          内容にぴったりすぎるトップ画像を発見してテンション上がっています(笑)。こんにちは、cocoです。 昨年11月に駐在妻として来泰し、その後さまざまな葛藤を経て現地就職を決めた経緯についてnoteに記録しています。今回は続編。前編はこちらから、ご覧いただけると嬉しいです。 動いたもん勝ち!内定先との出会い転職活動がうまくいかずに悩んでいた時にWantedlyで見つけた、とある中小企業。タイで求人は出していないようでしたが、東京の本社以外にバンコクにも法人があると書いてあった

          駐在妻、卒業します。来タイ5ヶ月で現地就職を決めた話(2)

          駐在妻、卒業します。来タイ5ヶ月で現地就職を決めた話(1)

          こんにちは、cocoです。 先日Twitterでこんな投稿をしたら、800以上の「いいね」50以上のコメントをいただき、かなり反響が大きかったので驚きました。 「駐在妻がどのようにして就職を決めたのか、その経緯が知りたい」「同じように現地就職を望んている人にリアルな情報を届けてほしい」といったお声もいただいたことから、今回noteにて少しずつ、私の現地就職活動について書いてみようと思います。ただし、国や夫の会社の規定によって状況はさまざまなため、あくまで個人の体験談として

          駐在妻、卒業します。来タイ5ヶ月で現地就職を決めた話(1)

          「活動の目的すら変えてしまった」”さとおや制度”がくれた、想像以上の副産物【座談会】

          ミャンマーとの国境近くにある学習センター兼養護施設「虹の学校」。運営を支援するためには①さとおや制度等の寄付、②オリジナルグッズ”Niji”を販売/購入する、③学校を訪問して子どもたちのために何かする、の主に3つの方法があります。 選択肢をご覧になるとお分かりになるように、”人との繋がり”を常に大切にしている虹の学校。今回は①の「さとおや制度」についてご紹介します。実際にさとおやになって虹の学校の子どもたちを応援しているお二人の座談会インタビューも行いましたので「さとおやっ

          「活動の目的すら変えてしまった」”さとおや制度”がくれた、想像以上の副産物【座談会】

          これさえ読めばOK!無国籍の子どもが暮らす「虹の学校」って?

          特にタイに住んでいる日本人の中には「虹の学校」という名前を、何度か耳にしたことのある人もいるのではないでしょうか。 「イベントでグッズ販売している、あの"虹の学校"だよね?」 「子ども向けスタディーツアーをやっているって聞いたことがあるけど…」 「山奥にある学校らしいけど、一体どこにあるんだろう?」 「インスタでよく写真は見かけるけど、実際どんな子どもが通っている学校なのかな?」 こんな風に疑問に思っている人に向けて、この記事では虹の学校をわかりやすくご紹介。読み終わる頃

          これさえ読めばOK!無国籍の子どもが暮らす「虹の学校」って?

          「きっかけは大失恋」何者でもないOLが山奥の『虹の学校』校長に就任し、社会貢献賞を受賞するまで

          来泰して約3ヶ月。キャリアについて悩み悩んだ挙句「今はやりたいことに素直に取り組んでみよう!」と決めた私は、知人経由で知ることとなった、タイとミャンマーの国境付近にある「虹の学校」(※)の門戸を叩きました。この学校は2008年に創設された、無国籍の子どもたちのために建てられた学習センターです。「国際協力×広報PR」という軸で新たな挑戦をしたいと思っていた私は、虹の学校の片岡朋子校長先生に直接コンタクトをとり「ボランティアをさせてください!」と直談判。すると、なんと快く受け入れ

          「きっかけは大失恋」何者でもないOLが山奥の『虹の学校』校長に就任し、社会貢献賞を受賞するまで

          キャリアを自分で選べない転勤族妻こそ「理想の人生像」を持っておくべき理由

          「働き方の多様化」「自分主体のキャリア形成」などのワードが飛び交う中、「時代と逆行している気がする…」とモヤモヤしがちな転勤族妻。国内転勤でも子どもの転校や環境の変化に対応しなければならず大変なのに、海外転勤となった時はもう、自分のキャリアどころではなくなってしまいますよね。「夫の会社の規定やビザの関係…ハードルが多すぎて、もう仕事は辞めてついていくしかない」と、キャリアを中断せざるを得ない人はきっと多いと思います。 私自身も実際、国内転勤で1度、海外転勤で1度、仕事を辞め

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          タイ在住歴たった1ヶ月の私が、タイ語を習得したらやってみたい7つのこと

          日本からタイのバンコクに引っ越してきて、1ヶ月強が経過しました。渡航前は「タイ語勉強しなきゃな~」と思いつつ、モチベーションがまったく上がらなくて、本を買っただけで終了。しかし今、私の中で沸々と込みあげてきているのは「ペラペラとまではいかなくても、最低限コミュニケーションがはかれるぐらいに、タイ語を習得したい!」という気持ち。スマホの検索履歴が「〇〇 タイ語」で埋め尽くされることも日常茶飯事となりました。 それは、実際に現地に住んでみて「やりたいこと」がいくつも浮かんできた

          タイ在住歴たった1ヶ月の私が、タイ語を習得したらやってみたい7つのこと

          無名ライターが3年でセミナー登壇できたのはなぜ?鍵はTwitter仕掛けの「セルフブランディング」

          最近、個人でセミナーやイベントを開催することも容易になりましたよね。主催してみたい!と思っている人も多いと思いますが、「講師として呼ばれてみたいな」なんて考えている人も増えているのではないでしょうか。 私は、今年7月に『すぐ実践したくなる!"伝わる"インタビュー記事の作り方』と題し、広報担当者向け無料セミナーに講師として呼んでいただいたことがあります。「セミナー講師」と言うと「有名メディアの有名ライターだからでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は全くそうではありません。

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          【広報担当者向け】"伝わる"インタビュー記事ってどう書くの?~②執筆編

          約2年で150人以上の若手ビジネスパーソンをインタビューしてきた経験から、前回は「【広報担当者向け】"伝わる"インタビュー記事ってどう書くの?~①取材編」と題し、社員インタビュー時のコツや意識しておきたいことなどをまとめました。 続く今回の記事は、②執筆編です。インタビューを無事終えて、いざ執筆しよう!となった時「あれ、どういう風に書けばいいんだっけ…」「多くの人に読んでもらい、伝えたいことを伝えるにはどう工夫すれば…」といった壁に直面することはありませんか? "伝わる"

          【広報担当者向け】"伝わる"インタビュー記事ってどう書くの?~②執筆編