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真実78%と柿の気持ち【ユーモアエッセイ】

また、今日はコレを書きなさいとお告げが来たので書きます。

せっかく書いていた長編があったのに、コレです。
神よ、あなたは本当に神なのかい?

このくだらない真実78%の話を誰が笑ってくれるのでしょうか?

は?何の話し?と、楽しんでもらえたら本望ですが。。。

お告げシリーズ続くかもですネ。あはあはあは。



【前回のお告げされた話し】👇👇👇


あ、お告げとかインスピレーションに興味無いでも安心してください。
これは私の内側のものなので♪

内容は、え、何の話し?エッセイです。





※この話は『真実78%です』果汁78%みたいなもんです。
要は、22%は盛ってます。テキトーな匙加減です。
100%を書くなと言われました。why?


本編


 いつもの市場で大粒の体裁の良い柿が、4個で300円だった。 

 反面、スーパーの柿は傷んで小さいのに1個100円以上もする。

 特売で1個98円と、入口付近に堂々と陳列されている日も見かけるが、手垢がベタベタで生ぬるく買う気が失せてしまう。
 が、結局は買うのだけれど。


 別位置には、ブランド柿が座布団に敷かれてあぐらをかいている。

 ひな壇にも関わらず、えらく体格が良く、1個で380円もする。
 さぞかし美味しいのだろう。そうなのだろう。


 だが、スーパーで買うなら、少々傷んでいても、平置きされた100円たちの方になってしまう。



 いつから柿の値段まで気にして買うようになったのか…。

 以前は、種無し柿や産地を気にして選ぶようにしてたはずなのに、もう何でも良いときた。

 侘しさが募る購買に、私は、スーパーで柿を見ている人たちが全員、御貧乏のように見えてならなかった。


 私もその中の一人だ。御貧乏。



 しかし、値上せざるを得なかった380円の柿はどう思っているのだろう?
 ここ最近どうも売れ行きが悪い。おかしい。とでも思っているのだろうか。

 380円の看板顔がどんどん老け込み、とうとう100円よりも格下扱いの、おつとめ品へと左遷されていく。

 またその熟れ過ぎた結果の値段を求め、傷んだ食材が乱雑に置かれたソコに、人が次々と戯れる。
 
 その間にも100円の柿はベタベタと手垢がついていき、人気者だ。



 きっと380円柿はストレスに耐え切れなくなり、邪気を飛ばしているかもしれない。
「あぁ…あの100円柿メ。客どもメが。あっちの水は苦いぞ、こっちの水は甘いぞ」



 生産者、柿、その両方の立場を俯瞰しても、公平性に欠けると思うのは私だけじゃないだろう。
 



 桃栗三年柿八年。
 どの柿にも八年という歳月の血の滲むような努力があったはずだ。


 おお、そういえば!
 渋柿だが、故父の田舎には1本の立派な柿の木がある。

 寒い季節になるとポッポと実が色付き、見事におがっていた。
(おがる→方言。育つの意)

 ただ渋柿だったものだから、干し柿行とになってしまう。

 昔は、祖母たちが大量の柿の皮を剥き、紐に括って、軒下に吊する工程を、一つ一つ丁寧にこしらえていた。
 祖父母も亡くなっているから、今は分からない。


 出来上がりの干し柿は、真っ黒で硬かった。

 今では嫌いではないが、子供の頃は干し柿が好きではなかった。

 おやつに出されてもチビチビと食べて、進まない。

 干し柿に限らず、柿も好んで食べなかった。


 それなのに、なぜ私は今、柿の値段とにらめっこしながら買っているのだろうか。

 旦那が柿好きだからついつい買ってしまうだろう……いや違う。

 冷静に聞いて欲しいが、守護霊が変わると、食べ物の好みも変わるものだと聞いたことがある。
 それなのかもしれない。

 きっと私の守護霊は、柿好きで龍好きのご先祖だ。

 でも良かった。
 メロン好きじゃなくて。



 またあの市場へ行って柿を買って来よう。

 果糖はミトコンドリア活性化にもってこいなのだ。

 
 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!
また来てね★


~おまけ~

どこを盛ったかというと、フルーツの気持ちです。
私にはフルーツの気持ちを読む能力はないです。
エンパシーに近いバンバンジー(そんなものはない)くらいの気質はあると感じていますが、さすがにフルーツは、ねぇ。
弱った観葉植物に息を吹き込む能力者がいることは知っていますが、弱った果物も対象なのでしょうか?
それならスーパーで是非ともお願いしたいものです。
果物に限らず、野菜や魚や肉にもパワーを注いで欲しい。かなりのエネルギーを消耗しそうですが。。。


(ルート治療してきたので凝りを撃退し、浄化し、更には龍と触れ合って来ました。私。へへへ)




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