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4つの感情から遠ざかると決めただけ

考えるほど複雑になる悩み。シンプルに考えられたらいいのに、負のループにはまっていくような感覚。昔の私は悩みを引きずるし、人の評価ばかり気にしていた。

でもあるきっかけで、いらない感情・思考があるってことを知ることができた。いらないのにどうしても抱きやすい感情が主に4つあるのだとか。
その感情が蓄積しないように、気をつけた。そこを意識するだけで私の心はどんどん軽くなっていった。

いらない思考が巡っていた過去の私

20年以上前、結婚と同時に夫の実家で義母と義妹とともに新生活がスタート。
約1年後に夫のアメリカ赴任が決まったため家を借りるのはもったいないという理由。
みんな優しく迎え入れてくれた。
義母も義妹も平日は仕事をしていたため、結婚後は私が4人分の食事担当。人のために作る料理なんてほぼ初心者なのに、だ。
プレッシャーしかない。(その考え方がそもそも…)

結婚退職して渡米までの約1年は二世帯同居で専業主婦。家事をしっかりやらなきゃという義務感と、外で働いていないというだけで 自分は社会貢献できていないという自己否定感に苛まれた。
(家を整えることは立派な社会貢献なのにね)
居ても立っても居られない気持ちでレストランのアルバイトをした。
有名店で接客マナーも厳しかったけれど仲間に恵まれて楽しく働けたことが励み。ただその後、夕方から買い出し、家事、料理本と格闘しながら4人分の食事の支度で時間に追われる日々。
美味しいと言ってくれる評価のためだけに頑張っていた気がする。
これらはすべて自分が選んできたこと。仕事と家事の両立ができる自分が偉いと思っていたし(そんなことはないのに)つらい時は勝手に もがいてた。

子育て中も義母の言葉が気になった。悪気はないのだけど、『男の子だから〇〇』とか、『食に気をつけて大きく育てなきゃいけない』など、思い出すだけで息苦しい。
そんな二世帯同居の環境を恨む自分や、義母を『なんか嫌』と思うことに罪悪感も感じていた。(嫌だと思う自分に罪悪感を感じなくてもよいのに)

今日もよく頑張ったなと1日の終わりに自分をいたわることも甘やかす事もなかった気がする。

いらない思考① 義務感(○○べき、△△ねば)

「べき」「ねば」という思考パターンは自分を追い詰めてしまったりプレッシャーに押し潰されてしまいがち。
私の結婚当初の「できる嫁と見られたい」なんていうクソ思考がこれに当たるのかもしれない。
特に他人に対してこの価値観を押し付けることは人間関係をこわすリスクあり。自分の価値基準に合わないと強くイライラを感じてしまう。
「べき」「ねば」の思考が出てきた時は立ち止まって、本当に自分にとって役立つのか?自分は本当はどうしたいのか?を考えることにしている。

いらない思考② 罪悪感

「べき」「ねば」の思考を持つことによって、できなかったことに対して罪悪感が芽生えてしまう。その結果、自尊心も低くなりネガティブになりがち。
「べき」「ねば」の義務感から卒業できれば罪悪感もなくなる。
例えば「ジャンクフードなどを食べた後の罪悪感」については、食べたかったら潔くいただき、心満たされたら感謝する。(腸にとっては迷惑かもしれないけれど)長い目で見てバランスが取れていれば まぁいいか。笑

私は話を聞いてくれる友人に恵まれていたし、ノートに書いていたから助かっていた。人に話せるならアウトプットしてポジティブ変換をしていくとよい。

いらない思考③ 自己否定感

自己肯定できていれば自己否定感は生まれない。

自己肯定とは、よい部分も悪い部分も含めて、自分の在り方を積極的に評価できる状態、自分の価値や存在意義を肯定的に評価できる状態のこと

実用日本語辞典「自己肯定感」

他人の目を気にせず自分の中に軸を持つようにすれば自己否定感を感じにくくなるのかもしれない。
歪んだ気持ちを捨てて素直になる。たとえば褒められたら素直にありがとうと受け止めたり、自分を褒めるなど。
完璧な人間なんていないし、誰だって失敗はするの。(そもそも失敗なんてない)
生きているだけでまるもうけ の精神がすき。

いらない思考④ ジャッジ(優劣、善悪など)

物事の優劣、善し悪しを主観で判断すること。
「ジャッジしている自分」に気づいた時、ちょっと待った!と立ち止まって考えるようにしている。
ジャッジする必要があるのか?ジャッジしてどうなるの?と問い正すこと。
ジャッジしてくる人からは、そーっと距離を置きたい。ジャッジされることによって自分と相手の間に溝ができる。
好き、嫌いの感覚は研ぎ澄ませていたいけれど
白黒つけなくてもいい所はグレーでもいいじゃない?

自分は自分、人は人。みんな違うのだから。
ジャッジから無縁になるだけで本当に心穏やかだしイライラしない。
まだ訓練中。

羽が生えたように軽くなった今の私

いらない4大思考のうち、一つでも「今、感じているな」と感じたら、立ち止まって手放していくことを意識しているだけ。気づいたら心が軽くなっていた。
人は、幼少期から積み上げられた固定観念が刷り込まれていることが多いから。

状況を離れた場所から引いて見てみて「○○したらより良いかも?やってみようかな」「△△したほうがいいのかもしれないけど、私はこういう理由で□□をしたい」と決めて行動したら、スルスルといい方向に物事が動いた。

会いたいから会う
食べたいから食べる
わからないから聞く

料理も掃除も、したいからする。自分のためにするし、心地よく暮らしたいから体が動く。できない時は無理しない。

今の私は心身ともに軽くて、とってもシンプル。

まとめ

●私を悩ませていた原因は、私を取り巻く環境ではなく、4大思考が頭の中に居座っていたことだった→自分の意識、見方を変えてみることで変わった。

●義務感、自己犠牲、がまんが蓄積すると怒りになるから、小さいうちに気づいて手放していくことができたら後がラク。→ノートに書き出すのが効果的。寝る前に3good things(3つの感謝や良かったこと)を書き出すのも自己肯定感を高めるのにおススメ。

●いらない4大思考があるとエネルギーがもれやすいから、何をやっても楽しく感じない。→「楽しもう!!」そのためには?

●自分のため、家族のためにもエネルギー満タンでいたいから、4大思考から遠ざかるよう毎日意識する。→私は紙に書いて毎日見るようにしていたら無意識にできるようになっていた。

自分なりの考えを書いてみました。
これからも私は、シンプルに、自分はどうしたいのか?という気持ちを大切にしながら自分軸で生きていく。
さて今日もまた、自分を満たしてあげよう。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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