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読書感想文『すべての人にいい人でいる必要なんてない』これは私のお守りになる一冊

『すべての人にいい人でいる必要なんてない』
本を買う予定はなかったのに
なんとなく手にとって、そのまま購入した。

本能的にこの本を欲していたのかな。


作者は韓国のキム・ユウンさん。
日本語訳が南野明奈さん。

読む前にネットで口コミを見てみたけど
正直あまり高評価ではなかった。
(Amazonでの評価は高め)

でも、私にとってはすごく刺さる本だったの。

なんか、ずっと誰かに言って欲しかった言葉や
かけて欲しかった言葉が
この本にはたくさん詰まっている。

そんな素敵なエッセイ本。

他のnoteでも何度も言っているけど
今年の私の最重要テーマは『自分を大切にする』

でも、なかなか思うようにいかず

変わりたいのに変わりきれない自分が
もどかしくなっていた。

年始に仕事復帰をして、正直しんどかった。

メンタルは安定していないし
仕事でもいつも通り色々なしわ寄せがきて
辛かったし忙しかった。

そんな時でも、私はすぐに口癖のように
『大丈夫です』と言ってしまう。

もちろん、全く大丈夫な状況ではない。
自分で自分を苦しめがちなんだよね。

そんな自分とおさらばしたいのに、変われない。

そんな時この本と出会い、
欲しかった言葉を見つけた。

「大丈夫」という言葉ひとつに隠さなければいけない感情は、かなり重い。
昇進の失敗、家族内のいざこざ、返済すべき利息。誰かがかけてくれる労りの言葉も、聞きたくないというもどかしさのせいで、大丈夫だとうやむやに返事をしてしまう。

『すべての人にいい人でいる必要なんてない』キム・ユウン


まさに今の私だと思った。
大丈夫じゃないけど、
周りからの励ましを聞ける余裕なんてない。

何も聞きたくない、その話をしたくなかった。
かわいそう、大変そうって思われたくなかった。

だからいつも笑顔で「大丈夫」って言っていた。

でも、この本を読んで「大丈夫」と言い聞かせて
頑張るのはやめよう。

自分だけは、自分のことをしっかり労って
褒めてあげようと思った。

今日も一日頑張った。
こんな状況で出社して仕事してるだけで100点だよって。

そう思えるようになったんだよね。

この本にはそういう、私が生きづらいと思っている部分のヒントがたくさん詰まっていて、

言葉ひとつひとつが身に沁みる。

少しづつ、気楽になって
仕事で無理をすることが減ってきた。

みんなにいい顔しなくなったし
周りからの目も気にならなくない。

おかしいと思ったら自分の意見だって
言えるようになったんだよね。

私にこんな日が来るなんて思わなかった。

人間関係はもちろん
恋愛においての迷いがある時にも
読むべき本だと思う。

かけて欲しい言葉がたくさん詰まっているから。

あと、別にキラキラしてなくても
今の日常、平凡な日々が十分に幸せだって
思えるようになった。

今の私だって十分幸せなんだよって思うことができている。

そんなことも、この本は気づかせてくれる。

あと私は普段韓国ドラマを見ないからか
ちょこちょこ、韓国文化が垣間見えるのもおもしろい。

自信がなくなった時、モヤモヤする時
そんな時にはこの本を手に取ろうと思う。

私のお守りの一冊になった。

直感で本を選んでみると、自然と
今欲しい言葉と出会えるのかもしれない。

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