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北海道移住で経験した初めての冬はどうだったか?【旭川日記】

昨年何度か札幌に行って、そこで会う人に「旭川の方の雪はすごい」「マイナス5度になるまでダウン禁止」とかいろいろ脅し?wを受けていた。
11月半ばに雪が降り始めてあとは降り積もる一方。

それが最近地面の芝生が少し見えたり、歩道まで地面が見えるようになったり、交差点に積もっていたあれほどの雪がなくなっている!のを目撃して「そろそろ冬の感想を書いてもいいか?」と思い始めた。

まず雪⛄️。
雪は確かにすごく降ったように思う。除雪しないところで最高1メートルぐらいまで高くなったような印象。
でも「冬という物事、季節、事象は雪とワンセット」だと、強烈激動な思い込みあるいは生まれた時から備わっている純真無垢な真実からして、これこそが本物の冬である!という時期を過ごすことができて満足している。

気候は厳しすぎず、雪が足りないこともなく、本当に絶妙なちょうど良さというのはこういうものかと思った。
気温は夜中はマイナス15℃〜最低マイナス20℃まで下がったけど、日中はマイナス5℃ぐらいで、風がなければ「全然寒くない」経験をしたと思ってる。というと、日本の皆さんは「ゲー」と思うかもしれないけど、体感なら5℃や8℃の美風の方がよっぽど寒い。

こういう逆転現象は経験しないとわからないものだなと思った。

あと雪で何がいいかって、雨が降らないこと・・・。
当たり前だけど雨ではなく雪になっているわけで、雨の鬱陶しさが冬の間じゅうなくて、雪は基本的に傘もささないし、防寒さえちゃんとしていればむしろ心地よい。

旭川が特にだと思うけども、風が弱い。またはあまり吹かない。
天気図の風の時間推移を観察してみたけど、本当にこのあたりだけ風の矢印が小さくて、だから過ごしやすいのかと妙に納得した。
吹雪くところでは同じことは言えないと思う。今年なら留萌は大変だったようだし、岩見沢がガチで風が吹き抜けるところで大変だろうなと思った。

冬の間中札幌には行かなかったけど、旭川駅を通り過ぎる時にたまにみていると、岩見沢の積雪で不通になったのを見かけたのは1回か2回で、意外と少ないなと思った。

1月にマンションからマンションに引っ越したけど、そのため「雪かき」はない。これは本当に不思議でもあるし、大きな疑問でもあるけど、なぜ豪雪地帯で一軒家に住もうとするのか理解に苦しむ。
例えばフィンランドのヘルシンキは、都心部から1時間バスに乗って郊外に向かっても、ずっと低層のマンションが続く。よほど行くか、金持ち地区に行かなければ一軒家がない。
建築業界が美味しい思いをする刷り込みの常識って北海道にもあるんだろうなと感じて、少しブルーな気持ちになった。だって、それでお年寄りなどは苦労しているわけで。

あとは車がない。なので運転しない。駅から近くて商業施設も揃っているからこの行動範囲で十分事足りている。車があるとまた違った良さと苦労があると思う。
ただひと冬過ごしてみて「特にいらないな」と思った。

マンションの裏が公園になっていて、そこをカントリースキーで運動?している人をよく見かけた。短い板でやるものだとは思うけど、装備?を見ているとみなさんそこそこちゃんとした雪国?ウインタースポーツの様子をしている。
Amazonで調べてみたら板などの一式で5〜6万円。服は普通の防寒着でもいいのかもしれないけど、よくないのかもしれない。そこのところがよくわからない。
とりあえず、お金がかかる割に「1〜2回で飽きる可能性」の高さを危惧して今年はスルーした。来年は機会があれば・・・・機会があれば、やってみたい。気がする。

スキーといえば、窓の外の向こう側にスキー場が見える。市営だと思う。町でも町営のスキー場があるから行政がスキー場を持っているのは当たり前かもしれない。
公園でカントリースキーをしないぐらいだし、車もないのでそっちはもう少しハードルが高い。車がある上で習慣になればやるのかも?な。だれかの牽引がないと足が踏み出さないが。。

そんなわけで北海道初めてのオールウインターは非常に満足という結果だった。やっぱ冬はこうでなくては、そしてこうであってほしい。
常時マイナス気温も全然なんともなかったし、ほぼ常時雪が降り積もるのも驚くほど「そういうものだ」と適応していた。
あ、あと毎日白いので曇っていても明るいのが良かったかも。
ヘルシンキの冬を約2ヶ月過ごしたことがあるけども、向こうは極夜に近い緯度なので寒さや雪よりも日照時間の短さが気持ちしんどかったかもしれない。

今日見たアニメで「北海道の花見は5月で桜と桃と梅が一気に咲く」と言っていた。春が短くてすぐに夏が来るらしい。5、6月はとにかく過ごしいいので、次はそのシーズンを味わおうと思っている。



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