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【エッセイ】パスタは、決定しました。

パスタ、この場合はスパゲティを指しますがこれほどピンキリ激しい料理はありません。
高級レストランで食べる立体感のある、ソースの雫すら計算されたもの。
業務用スーパーでキロで買ってしょうゆや塩コショウオンリーで炒めたもの。
どちらも食べたことがある人は珍しくはないんじゃないんでしょうか。

だとしたら皆さまは考えるわけです。
「結局美味しいパスタはなんなんだろう」
私は答えを持っているので高みの見物を決め込みますが、皆さまはまだ、「そこ」におられるのでしょうか。今日は強気にパスタを語っていきます。
答えから言います。
外食はポポラマーマのレッドカルボナーラ
家ならマ・マーのナポリタン、もしくは超もち生パスタのペペロンチーノ
これが答えです。真実です。

私はめちゃめちゃなグルメでも料理評論家でもありません。
ただ食についてひねくれた思想を持つ好き嫌いの無い人間です。(アレルギーは許して)
そんな私が言うんです。というかエッセイを見ていただければわかると思うのですが、今まで書いてきたエッセイの7割くらいが「食」に関することです。それだけ食についてこじらせています。

「今までに10000のパスタを食べてきた、その一言に人は一喜一憂し食べログの評価を2以上増減させるほどの価値がある人間」
「一般的な家庭で育った食べるのが大好きな人間」
どちらに親近感湧きますか? どちらに自分の舌が近いと思いますか? そうですね、後者の私ですね。ありがとうございます。席についてください。ありがとうございます。
私という人間に説得力がついたところで(?)話を進めていきましょう。

ポポラマーマのレッドカルボナーラ

これは度外視をしています。「辛いものが苦手」な方をです。
そりゃそうです、申し訳ないですがカレーと同じです。
今からカレーの世界一を決めようとしてる時に審査員席に「あ、私辛いものはちょっと……」と言ってる人が居たら無視をしますよね? 無視を決め込みますよね? そういうことです。みなが100点満点で評価するところ、そいつだけ10点満点にしてやります。それだけパスタには辛味も必要なんです。
ポポラマーマは皆さんご存知のとおり、あのおばさまが看板に鎮座する生パスタの専門店です。
正直、パスタは生です。申し訳ないです。パスタは生です。二度言いました。
良くても「生≧乾」です。乾が上に行くことはありません。そんな生の専門店。それがポポラマーマです。

あのおばさま
(画像引用:https://www.popolamama.com/company/business.html#business03c)

そんなポポラマーマのレッドカルボナーラ。
皆さまは食べたことがあるでしょうか。濃厚なホワイトソースとほのかに酸味があるトマトソースが混ぜ合わさりぴりりと辛い鷹の爪。生パスタにはソースが絡みつきまくります。卵の黄身も相まって、とても濃厚なねっとりパスタに仕上がっております。

レッドカルボナーラ
(画像引用:http://www.popolamama.com/info/category/menu_pasta#pasta73)

ちなみにレッドカルボナーラは1000円以下で食べられます。パスタの答えは1000円以下なのです。聡明な皆さまなら、この世の食べ物は値段で決まるとは思っていないと思いますが、パスタの決定は1000円以下なのです。以上です。早く食べに行ってください。東北と四国の人は旅行の準備を早く。

マ・マーの冷凍パスタ

ダントツの逸品
(画像引用:https://www.nisshin-seifun-welna.com/index/products/4902110281064.html)

まずはナポリタンです。
こいつはレンジでチンをする冷凍食品です。
正直、皆さま舐めていると思います。冷凍パスタの底力を。このナポリタンはヤバいです。冷凍だからこそ美味しいのです。
なにせ「茹で加減が絶対にブレない」それに尽きます。
料理の上手なシェフはその日の気温や湿度、水の硬度やその地域風土によって調整を行うようです。しかし冷凍なら。誰がやってもチンすればベストなの状態なんです。ブレがありません。チンすればプロ級の仕上がりにもうなっているんです。しかしながら「常に80点」ではないんです。「常に99点」を叩き出すナポリタンです。こんなの決定版でしょう。
先述したとおり、生パスタ派閥の私ですが、このナポリタンに関しては茹で加減と酸味のちょうど良さを考えると「これがええ」となるのです。
このパスタが生麺だったらなあ、なんて考えません。これで完成されているのです。だれもモナリザの二次創作をしないでしょう。そういうことです。

こちらも捨てられない
(画像引用:https://www.nisshin-seifun-welna.com/index/products/4902110389180.html)

しかしながら、ナポリタンというのはどうも好みが分かれます。
ミートソースと何が違うの?とかいう輩はぶん殴っておいて、ケチャップの酸味が好ましくない方の気持ちもわかります。パスタ、酸味が重要ですから。
上記のナポリタンはだいぶ酸味をおさえていて私にはちょうどよいですが、まだそれでも感じる方にはこちらのペペロンチーノです。
ペペロンチーノなのにあさりやブロッコリーが入っています。贅沢ですね。そしてオイリーです。このオイリーが大事なんです。やはりペペロンチーノはオイリーじゃないと。このオイリー感が冷凍で出せるなんてちょっとおかしいです。すごくオイリーですよ。オイリー。生のオイリー。まずいわけないリー。オイシー。

ということでパスタは決定していました。

パスタはもう決定していますが、私はこれ以外のパスタを食べないというわけではありません。
様々なものを味わってこそですし、なにより価値観というのは常にアップデートをするから面白いのです。
ですが、一旦ここで立ち止まって振り返るのも大事です。そんなつもりで今日はこのエッセイを書いてみました。
いつもの倍くらいの文字数になってしまいましたが、満足です。
どうぞ皆さま、これらのパスタを食べてみて下さい。私の言っている1/3くらいはわかると思います。
「あ、なるほどパスタ決定しているな」となるはずです。
なってない方は、ぜひ己のパスタ道を研究してみて下さい。
そして、教えてください。
私は食べに行きます。
なぜならパスタは決定していますが、まだ確定はしていないからです。

終始よくわからないことを言っていますので、このへんで。
それでは。

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イチオシのおいしい一品

サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。