シュバルツスタ_現象・行事・用語

宗教

概ね3タイプの信仰があるが、神話ではなく史実としてハルが創造主であるため、言語や通貨はハルが定めた共通のものが使用されている。

アリス=レピコ

ハル崩御以降、ラグナやフェストではハルコールJr.やリコリスのもと「アリス・レピコ」を象徴として祀っている。
生きる事に絶望的に疲れてしまった人たちは教団にて自給自足・献身第一の生活を送っていて、死をも怖れぬ自己犠牲っぷりは度々「死にたがり教」と揶揄される。

尚、大祭司であるリコリスはあくまで自立を促す教義を掲げており、死にたがり達を受け入れるのは心の余裕を作ってもらうための方法の一つと捉えている。教義はシンプルに3つ。
・万物を妄信してはいけない
・他者を搾取してはいけない
・意志を放棄してはいけない

吸血鬼信仰

フェストの一部の人間からは貧民解放宣言の歴史から、ヴァンパイアの長であるドラクロワ卿が熱狂的な信仰対象になっている(信仰者は「吸血帰属」「家畜」と揶揄される事もあるが、当人たちは血と労働力を対価に生活を保証してもらっている自覚があるのであまり気にしていない様子)。

ドラクロワ曰く、ビジネスの関係であり万人に自由意志がある。

八百万信仰

カズカや辺境の土地では八百万の神に近い概念があるため、全てのものに感謝といった感じの人が多い。

広義としては上記二大信仰以外の信仰もこの八百万信仰に含まれる。

他の2信仰と違い世代交代を経る信仰スタイルのため、cMA時点ではカズカにある寺院にて墓守をしているダイキチ住職がまとめ役を担っている。

通貨

・通貨の呼称はバルツ(マークは$)
日本円に換算すると、2012年時点の価値では1$=10円。

だいたいのイメージとしては10$で水のペットボトル一本分、6$でシンプルなコロッケ、1~2$で駄菓子が買える。

時間の数え方

・4大属性と関連する形で四季が存在する
風剣季ふうけんき(春)、火錫季かしゃくき(夏)、地符季じふき(秋)、水杯季すいはいき(冬)

・一つの季につき4つの月があり、全部で16ヶ月。書き文字では単純に1〜16月で表現することも多い。[]内は現実世界カレンダー
1月:風竜[3/1~3/23]、2月:風虎[3/24~4/15]、3月:風鳥[4/16~5/8]、4月:風亀[5/9~5/31]
5月:火竜[6/1~6/23]、6月:火虎[6/24~7/16]、7月:火鳥[7/17~8/8]、8月:火亀[8/9~8/31]
9月:地竜[9/1~9/23]、10月:地虎[9/24~10/16]、11月:地鳥[10/17~11/8]、12月:地亀[11/9~12/1]
13月:水竜[12/2~12/24]、14月:水虎[12/25~1/16]、15月:水鳥[1/17~2/8]、16月:水亀[2/9~2/28]

・日の区切りは23日毎(16ヶ月目だけ20日間)
・月を節、日を区と言う(5月5日(現実世界での6/5)なら火竜節5区かりゅうせつごく
・割り切れないので「週」の概念がない

・16月は「足りない3日間は世界の歪みが原因」の忌み月とされる
・水亀節20区(16/20)は浄化祭である「クイン=ド=レンチ」が行われる
・風竜節1区(1/1)は聖誕祭である「ドー=ヴ=レンチ」が行われる
・現実世界と季節を合わせる場合、水虎節8区が元旦に相当する

・時間の区切りは以下の語を組み合わせて表現する(シュバル語での表記は12×2の24時間制で表現)
天=午前
地=午後
雷=2時
炎=4時
氷=6時
泥=8時
星=10時
陽=12時
半=1時間
片=1分
粒=1秒
例:天の雷刻半=3:00、地の氷刻25片=18:25

ドレスコード・ホロウコード

・有機物に対してかかるのがドレスコード
・無機物に対してかかるのがホロウコード
・強制的に各空間に即したデザインに変化する
・黎明の審判以降は産業革命のような近代化が起こった為判定がゆるめ

アルカナド

元々はハルとアイリスを指すものであったが、世界の再構成の際に安定の要として選ばれた存在。
・気絶はするが死なない
・爆散した場合などは利き目にある核から再生する
・核は何をしても壊れない
・基本的には生前の性質を踏襲
・しかし能力や外見などは必ずしも前世の姿を引き継ぐ訳ではない
・体の構造の名残で飲食可能だが空腹は感じない(エレナのみ生気の摂取が不十分だと空腹を感じる)
・体の構造の名残で性行為は可能だが生殖不能(精気はあるが鶏の無精卵的なもの)
・役割を全うすることを存在レベルで義務付けられている
・役割を放棄すると500年ほど核のみの状態になる(意識はある)
・黎明の審判後は前世のあるものは前世の記憶を保持

現在のアルカナドは以下の通り
00愚者  「幽便屋」
01魔術師 「帽子屋」
02女教皇 「コウ」
03女帝  「欠番(アイリス)」
04皇帝  「欠番(ハル)」
05教皇  「ミカゲ」
06恋愛  「シャルヴィス・ファイヌ」
07戦車  「メアリ」
08剛毅  「シト・ハーヴェロイ」
09隠者  「鬼灯」
10運命  「レイメイ(アン&イプティム)」
11正義  「ハイントン・レクター」
12刑死者 「アル・B・ベリー」
13死神  「セキナ・ハーヴェロイ」
14節制  「ココア・ブラウン(-ʌ'n*empty-5章【誰が為の】以降)」
15悪魔  「エレナ・ファイヌ」
16塔   「リコリス」
17星   「ヨキ(cMA 9章【絆契】融合 以降)」
18月   「マノロフ・ヴラド」
19太陽  「レディ=ルージュ」
20審判  「ハルコール卿(実働的にはハルコールJr.)」
21世界  「アリス=レピコ」

魔法や特殊能力について

魔素フォルマ
命を構築しているとされるエネルギー。
いくつかの属性のようなものがあり、
それぞれの種族・種類により扱いを得意とする魔素が違う。
魔素自体にも等級があり、低等級ほど扱いやすく吸収効率が良い。

魔成器官フォルマンテ
魔素を生成および貯蓄するための器官。
通常、月光と空気中の水分を用いて魔素を生成するとされている。
貯蓄した魔素を練り上げて魔力へと変換する役割も担っており、
魔成器官の優劣がダイレクトに魔術を扱う素質となる。

魔力マギア
魔成器官を通して魔素を練り上げたエネルギー。
様々な魔術の発現に必要不可欠だが、
魔素に比べて格段に肉体への負荷が高く、
体内へ留めておくことが非常に困難なため、
多くの種族は魔術を使う際に
魔成器官で都度魔力を生成するような
体のつくりになっている。
元となる魔素の等級に加え、
練り上げる魔素の属性の配分により等級が変化する。
一般的に純属性で練り上げられた魔力の方が等級が高い。

魔術マギナ
魔力を用いて起こす超常能力。
一般的には詠唱を伴うが、
特殊な液体で陣を描くことで発動するタイプのものもある。

感情言語ソルブレナ
魔術とは別体系の超常能力。
その多くはレイメイの審判以降に発現した力で、
限られた者にのみ使用することができる。
感情がエネルギー源であり、
能力をコントロールできる者は少ない。

光子フォトン
光エネルギーを構成する素粒子。
電気・熱などの各種化学エネルギーへ変換できる。
通常変換には莫大なコストを要するが、
フォルテスと呼ばれるフォトン鉱から生成された種族は
容易にエネルギー変換を行うことができる。
更にバディとよばれる対の存在を得た個体は、
本来現実的ではないとされていた魔力への変換も可能にする。

フォトンこう
トルテとオーカからサンプルした炭素組織を
ミカゲとコウの魔力で原子操作したものに
ファイヌ夫妻の血液を組み込んで製造された物質。
フォトンをあらゆるエネルギーに変換する力を持つ。

魔力の属性

風剣属性:
伝導を司り、拡散・収縮を操る。
身体要素としては体毛や羽など。記号は✕。

火錫属性:
力を司り、破壊をもたらす。
身体要素としては角や牙など。記号は△。

地符属性:
変性を司り、変化を促す。
身体要素としては柔軟さ・硬質化・小柄さなど。記号は◇。

水杯属性:
癒しを司り、和を取り持つ。
身体要素としては鱗や粘液など。記号は○。

闇属性:
呪いを司り、制約を与える。
身体要素としては特殊な瞳孔。記号は無いが曲線を用いる。
光属性:
浄化を司り、魔を祓う。
身体要素は闇属性と同じく特殊な瞳孔。
こちらも記号は無く、曲線を二重にする。
※この2属性はしばしば同一視され、光闇属性と称される。

還属性:
すべての属性の上位互換属性。
身体特徴としては竜化があげられる。無詠唱のため記号は存在しない。

魔力の等級

1等級:
ほとんど影響力のない力。

2等級:
傷害にはならないが、衝撃にはなる程度の力。

3等級:
軽く傷害能力がある程度の力。多くの術者は3等級止まり。
(菌が入ることにより死亡するなど、間接的な死因にはなり得る)

4等級:
失明などの軽微な体の欠損や失血死をさせる程度の力。
(この辺りから殺傷能力が付き始めるため、取り扱い注意になってくる)

5等級:
中程度の殺傷能力。
(骨肉切断など。緊急に高度な手当てをしないと死亡する)

6等級:
強力な殺傷能力。
(複数人を中程度に傷害、もしくは人一人が即死し得る)

7等級:
災害級の力。
(大勢を即死させる規模)

8等級:
禁忌レベルの力。
(世界を滅亡させかねない力)

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