星が好きだ。星空が好きだ。夜道を歩けばいつでも上を向いて歩く。
東京都内育ちの私にとって"満天の星空"はいつでも渇望する光景である。

星空への憧憬は、太古から人が家路に着く際の道しるべとしての存在から、
私の「守る・見守る」という人生理念にも通じるし、いつでもそこに居る安心感は、なぜか太陽や月よりも深く、強い。

守る・見守る存在でありたいと願うがゆえ、星空になりたいといつも夜の空を見上げながら思う。

星座の物語を紡いだ人間のイマジネーション力にも感動するばかり。見上げながら感じ取ったものからは、現代の私たちも星読み・星占いを通じて大きく影響を受けている。

悠久の生命の繋がりを星空になぞらえて心理療法に応用しているのが、ファミリーコンステレーション(Family Constellation)である。

私が心理カウンセリングを学んだ学校では家族療法の学びに重きを置いていて、ファミリーコンステレーションのワークショップもあったのだけれど、参加するに至らず、5年以上が経ち。

昨年、友人がファミリーコンステレーションのセッションに参加しているよ、と教えてくれて、今年に入ってすぐ、たま・コンと名付けられた、たまみさんのファミリーコンステレーションに参加するチャンスをいただいた。
https://plaza.rakuten.co.jp/tamaconst/

初めての参加だし、時間が間に合わないかもしれないし、と、代理人役での申し込みで、自分がクライエント役になるつもりがなく参加した。
でも、結局、クライエント役となったのだった。

その日の参加者の人数が比較的少なかったため、1人1人ミニワークをしていきましょう、となって、「自分・エゴ・使命」の代理人を他の参加者から選び、代理人たちがそれぞれ自由に動くさまを眺める、というワークをやっていった。

5人参加者がいた中で、私は確か4番目。

始まってみると、自分の代理人だった人が、ある場所から全く動かず、一点を見つめている状態になり、そこでファシリテーターたまみさんが、
これはクライエントとしてのセッションにしたほうがよさそうだ、と気づいて下さった。
私のルーツにある課題が表れてきている、と。

そこからセッションを「本格的」なものに切り替えて、自分、母、父、の代理人を置いて再開。

そこから展開された動きや、たまみさんからの問いかけに答える代理人たちの言葉は、
「え？！私の心読んでます？！」「あの会話どこかで聞いてました？！」と驚くくらい、
私の現状に起こったことと綺麗にリンクしていた。

展開していった流れをかなり端折ってまとめると、

・自分はルーツにいる、ある男性の影響を受けている
・その男性の母親含め、ルーツの中で引き継がれていた「重荷」をその男性が全て背負うのではなく、祖先に「返す」ことをした
・重荷を返していったあと、背中から応援の想いを祖先から送ってもらった
・自分の「使命」の代理人とハグをした

という流れになった。

気づくと、年末からとても重かった肩と首が、軽くなっていた。

私は応援されている。夜空の星たちのように、いつでも見守ってもらっている。
そのあたたかさを体感できたこと、一緒に参加した皆さんとそれを分かち合えたことが、
私の背中を後押ししてくれた。

そうしたらその直後、私にグリーフサポートのことを話してほしいと
ラジオ番組のパーソナリティをしている友人から依頼が入った。

私がグリーフサポートのことを学んだ結果、なぜそれを使命と感じたかと言えば、
ルーツに引き継がれてきたグリーフがあった、とハッキリわかったからだった。

あなたはそれを、未来の子供たちのために実践しなさいよ、という声が届いたのではないかと思う。

ありったけの応援を背に、ラジオ局に向かいたいと思う。

https://www.tbsradio.jp/ashitano/