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人の成長と、繋がりに向きあう「eumo Academy」

こんにちは。eumo(ユーモ)商品紹介部の牧です。
今回は当社の商品として、人と組織(コミュニティ)の成長や関係性づくりに向き合う「eumo Academy」をご紹介します。


eumo Academyとは?

「eumo Academy」とは、「共感資本社会」の実現を支える人財が育つ場とネットワークの提供の場として活動している当社の教育事業です。

eumoでは、「共感という貨幣換算できない価値」を資本として育み、”共感”をベースに経済活動を含む様々な活動をしていける社会を「共感資本社会と考えて、そうした社会の実現を目指して活動をしています。
その”共感”を生み出し、資本として育み、交換しあうには、お金や物という目に見えてやり取りのできる物質や手段よりも、”人”と”人”の間に生まれる”感じあう心”が重要になります。

けれど、それは具体的にどう分かるのか?どう感じるのか?どう人と分かち合うのだろうか?ー。
私自身も、共感資本に関心を抱いて、eumoで仕事を始めたのに、正直、eumoに入った当初は、この理念に対して、いろんな「はてな?」が頭を駆けめぐっていました。

しかし、eumo Academyを始めてから5年。
eumoを通して知り合った人たち、様々な考え方や、活動に出会うことで、「自分なりの答えに近づいている」のではないかと思える日々を過ごしています。

eumo Academyをとおして「何を教えられるから、何がわかるのか」をわかりやすくお伝えすることはできませんが、”人”と”人”の間に生まれる”感じあう心”を育む為に、Academyでは「人との出会い、繋がり」を学びの重要な要素としてプログラムを設計しています。
ここで出会える”人”を通して、”共感資本”とは?を体感できるのではないかと、実体験を通して感じています。

また「自分なりの答えに近づく」という点も、eumo Academyでの学びの大事な要素だと感じています。
これまで学校で学んできた勉強では、”答え”を教えてくれることがほとんどでした。しかし、eumo Academyの学びには、”答え”は出てきません。それは歯がゆかったり、葛藤することも多いので、悩ましい在り方だと感じる自分もいました。

けれど、そのおかげで「自分なりの答えに近づいている」=「自分が心から納得できる答えに向かって歩いている」と、今は実感しています。
最初から「これが答えだ」と言われる場所だとしたら、こうは感じられなかったし、たくさんあった「はてな?」に向き合わず、考えることをやめていたかもしれません。しかしそれでは、私は難しいと思う課題にぶつかる度に誰かから答えを求めて、考える力を身につけることはできなかったのではとも思います。

自分のペースで考え、自分なりに納得した答えに近づくことは、たとえ遠回りでも、学びたいことを自分のものとしてより吸収できる学び方ではないかと、これも実体験から感じています。
一人で答えを考えて悩んでも、人との出会い・交流を大事にするeumo Academyでは、同じようなことに向き合う人が周りにいる為、様々な場面で助け合える場になっています。

「eumo Academyで出会える”人”を通して、”共感資本”とは?を体感できること」「答えを出すのではなく、自分のペースで考え、自分なりに納得した答えに近づけるような学びがあること」
この2つが相互に影響しあうことで、自分のペースを大事に、学び、自分なりの答えを見つける為に進めるけど、決して独りで進むのではなく、仲間と考え、悩め、楽しめる。そんな場がeumo Academyではないかと思います。


濃い時間を共にすること

eumo Academyでは、人が人を通して学び、考え、感覚を大事にして体験することをテーマに、10以上のコースを運営しています。

<eumo Academyのコース詳細>

eumo Academyプログラム

「eumo Academyとは?」でお話した内容を一番体感していただけるコースが「基礎コース」です。基礎コースは、2019年4月より開始し、これまで11期開催しており約230名程が受講しています。

コースの内容としては、約3ヶ月間、週1回、計12講座を基本オンラインで開催しています。講師には、「お金」や、「組織やコミュニティ論」、「幸福学」、「成人発達理論」、「環境」、「自然科学」、「SDGs経営」、「神道」、「教育」等、多岐に渡る分野で実践し、様々な活動を行っている方々にお願いし、その人の生き方や大事にしていることなども含めて、じっくりお話していただきます。
講義では、それぞれの専門知識を学ぶというよりは、各分野で実践し行動している”人”の話を聞くことで、実践者のこれまでの活動や生き方から感じ、学びとれることを大事にしています。

また、講座の中ではグループディスカッションや放課後の時間を使い、受講生同士の対話を行います。講座外でも振り返りのグループディスカッションや、成人発達理論の課題として、2人1組のバディと対話をしていただき、受講生同士の交流も図っています。

以前は、対面での講義でしたが、コロナ禍以降、オンライン開催に切り替えました。オンライン開催にしたことで、場所を選ばず受講できるため、全国各地、さらには海外からの受講者も増え、年代、所属も様々な方が集まっています。オンラインだけでの交流の弊害について心配したこともありましたが、数年間オンラインだけで開催してみて、場の設計次第で、それでも十分に濃いコミュニケーションができ、濃い時間の共有ができるのだと、スタッフ一同、実感しています。
またAcademyを行っていて、一番嬉しいことは、このコースを受講した方たちが、まさに「共感」を資本に、仲間と様々な形で活動をしてくれていることです。

Academyから生まれたこと

上記でお話したように、eumo Academy基礎コースを運営してきた中で、受講生から生まれた素敵な活動がいくつかありますので、ご紹介します。

・GIFT Fund
20代の受講生から生まれた、若者の受講を支援する奨学金制度、「GIFT Fund」です。
eumo Academyの基礎コースは、受講に約20万円程かかります。運営の都合上、値下げをしての開催は難しく、この制度が立ち上がるまでは、受講生の層は金銭的に余裕のある30代以上が多いという実情でした。
しかし、第4期の20代の受講生が、もっと同世代や学生にも受けてほしいと願い、周りの受講生に想いを伝えたところ、希望があれば資金面で支援するので、奨学金制度を立ち上げてみたら?という声があがり、この制度を立ち上げてくれました。
この制度のおかげで、今では、学生や働き始めの20代の若者の参加が増え、参加者の幅が広がることになりました。

・勝手にフィールドワーク

eumo Academyでは、基礎コースの実践コースとして約半年間の「長期フィールドワークコース」があります。フィールドワークコースでは、ご縁のある、ユニークな取り組みを行っている地域に受講生と訪れ、地域を知り、そこで活動をする人々と対話をしながら、受講生がやりたい、出来ることを考え、活動してもらいます。
座学を通して学んだことも活かし、フィールドワークでは身体を動かして、人や地域との出会いの中から学びを深めていきます。フィールドワークをきっかけに移住した受講生や、出会った企業との協働を続けたり、地域の活動に通い続ける人も増えました。

そのような経験を経て、7期の「長期フィールドワークコース」が終了した頃から、受講生が主体的に企画し、他の受講生が活動している地域を訪れ、交流する「勝手にフィールドワーク」が行われるようになりました。
これまで受講生が活動する地域(島根県隠岐島海士町、北海道ニセコ、京都府南丹市、群馬県北軽井沢、海外はエルサルバドル、フィジー等)に訪れるだけでなく、受講生の繋がりのある知床でアイヌ文化を学びに行ったり、基礎コースの講師である西高辻宮司のいる太宰府天満宮で献梅することになったり、様々な企画が生まれました。
この企画を通して、受講生同士が期を超えて交流したり、家族を連れて参加する等、交流の輪が大きく広がることに繋がっていると感じています。

太宰府天満宮への献梅
家族も一緒にフィールドワーク

・受講生同士の協働

「勝手にフィールドワーク」で、それぞれの活動の場所へ訪れると共に、受講生同士での協働や、地域をまたがって活動をするようなことも増えてきました。
同じ分野同士の協働はもちろんですが、違う分野の方がお互いの得意を持ち寄り、一つのプロジェクトを行うということも生まれています。
例えば、eumo Academyに親子で参加してくれた家族が経営する会社では、自然豊かな別荘地の空き家問題に取り組む為に、建築設計士の受講生と、森林整備に携わるeumoスタッフが協働してプロジェクトを行うことになりました。
他にも、Academyでの経験を通してこれからの人生を考えて仕事を変える決意をし、今はeumoのスタッフとしても関わってくれている受講生がいます。また受講生の定年退職や結婚式のお祝い、起業の支援等、受講生同士で交流する中で生まれており、Academyコミュニティの中で声をあげることで助け合える関係性が構築されています。

どれも運営側からお願いしたわけではなく、自発的に、自立的に行われているということに、とても価値があると感じています。その行動のきっかけには、やはりeumo Academyでの学びがあると感じられることは嬉しく、私も学ばせていただくことがあります。

またそのベースにあるのは「共感」であり、人と人の出会いや交流を通して、お互いに違いはあれど、信頼して活動ができるという安心感のようなものを共有していると、受講生の話を聞いていると感じます。

これまでAcademy生との交流を通じて、自分も周りの受講生もそれぞれの変化を感じることはありましたが、このように目に見えて生まれてくる活動を目のあたりにして、改めて、eumo Academyは「”共感という貨幣換算できない価値”を資本として育み、”共感”をベースとして経済活動を含む様々な活動をしていける社会」へ近づける場づくりを行えているのではないかと思います。


興味を持ってくださった方へ

今回「eumo Academy」についてお話をしてきましたが、まだまだ抽象的でわかりにくいことが多いかと思います。
ただ、実際どんなものなのか?ということは、ご自身で体験して感じてみていただくことが一番だと考えています。
eumoが運営するAcademyとして、様々なコース、イベントを企画していますので、この記事を読んで、少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひどれか自分の気になるコースを体験してみていただけたら嬉しいです。

※eumo Academy HPに、コースについて詳しく記載しています。

※eumo Academyのコースは全て、共感コミュニティ通貨eumoでのお支払いが可能です!

また、毎月行っているeumo座談会(無料オンラインイベント)では、Academyディレクターとして、このAcademyの基礎を作り上げている岩波が、詳しくお話をさせていただきます。
2時間のイベントの内、後半1時間は参加者のみなさんとお話する時間も設けていますので、わからない点や深く聞きたい点についても質問いただけるので、このイベントも活用していただけたら嬉しいです。

「eumo座談会」の開催情報は下記Peatixにてご覧いただけます。

ぜひ、eumo Academyで人と繋がり、自分なりの答えに向けて考えを深めてみませんか?
ご参加をお待ちしています。

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