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【100枚超】これまで使ってきたカメラの羅列とその写真(2024.3月10日更新)

 どのくらいのカメラを触ってきたのか、レンズはどんなのを使ってきたのか、その忘備として、カメラ、レンズを羅列するだけの記事です。

ミノルタα7000

コニカミノルタHPから。

 父親が持っていたカメラ。発売年から察するに兄が小学校に入って運動会などを撮るために買ったと思われる。それ以前の写真は、謎にプラスチックな、フォーカスも目測なカメラが家にあったので、それで撮っていたんだろう。
 大学に行くと、写真学科の先輩や同輩がマニュアルカメラを颯爽と肩にかけて闊歩し、時々写真を撮ってくれていたのに憧れ、帰省のとき無断で拝借した。

フジフイルム ファインピックス


 出張で借りた。型番はもう気にしてもいなかった。これでオーストラリアを撮り歩いた。そこからカメラは面白いと思うようになって、帰国後家電量販店に足を運ぶのだった。

コダック V570(壊)

前面のシールは剥がすべきやった。iPhone4にそこはかとなく似ているのがいい。

 家電量販店で選ぼうと思ったのは、

1、レンズ交換は仰々しいので所謂コンデジというもので。

2、ズームができて、とにかく手持ちで夜の撮影ができる。

 これらの条件を言うと、店員さんは押し黙った。そりゃそうだ。

 そんなときに見つけた、なんだかデザインがステキなカメラ、それがコダックのV570だ。見た目がいい。詳しく説明をもらう。なに?レンズが2つついていて、広角23ミリで撮れる?(で、23ミリってなによ?) もうひとつはズームができる。お値段5万? 高いなあ、でもいいや。ということで買った。

 今や5万は安いと思っている自分が恐ろしいと思う。

 このカメラ、ズームできるほうは画質が目に見えて悪く、ほとんど広角レンズで撮った。今考えてみるとスマホの複数レンズの走りのようなカメラだった。iPhoneに似ているし。

出張先のホテル隣にある遊園地。色は編集済み


かいだんだんだん。


あえてピントをずらし露出を変え。このころには一眼レフが欲しくなっていたのかな


EOS Kiss digital X(譲)

なぜシルバーにしたんだろ。

 やはりカメラにハマると一眼レフが欲しくなる。というわけでクリスマスに家電量販店に行き、なんとなくで選んだカメラ。

 ここから、cannonとの付き合いが始まる。

 知らなかったが、当時の一眼レフは、液晶を見て撮影することができなかった。え? と思いつつ、まあいいかと、これであちこち撮影に出かけるようになった。

雲に隠れる瞬間を撮った。8月12日のことだった

EOS 40D

レンズ付け替えが面倒でフィッシュアイで撮るという…

 こういうのを泥沼というのだと思う。どうしても、初級機ではなく、ひとつ上のカメラが欲しくなった。だが、考えてみれば、連射ができる、拡張感度で3200が使える、というくらいしかKiss Xと差がない。あとでそのことに気付き、そして50Dが発売されたし、なんならKiss X2が出て、液晶で撮影できるようになっていた。このころからカメラのキタムラに出入りするようになり、キタムラで購入するようになる。

 今も現役。人様に気軽に貸すカメラになっている。


2011年 ちょっと写真を撮るのもためらったころだった
雰囲気のあるたてもの


美術館の大理石に移る夕暮れ


EOS kiss 3(譲)

 フィルムカメラである。同僚が、もう使わないので、と格安(でもない)で譲ってくれた。それについている望遠レンズが欲しくて買った。あんまり使わずに、知人の女の子に譲った。
 これでナチュラ1600を詰めて撮った写真は味があった。


olympus PEN FV

小さくてかわいい。

 もう見た目の問題である。このカメラのかわいさたるや。雑誌でこの存在を知って、いいなあと思っていたところに、中古屋さんで見つける。ハーフカメラだから倍撮れるというのもいい。写りも好みだ。フイルムを1枚分で2枚にするから画質が荒れる。だがそれがいい。
 ついていたレンズが38mm F2.8 暗い。が、シャッタースピードも早くはできないので、まあいいやと使っていた。

 最近、カメラの防湿庫をあさっていて、まだこのカメラのなかにフィルムが入っていることに気付き、やべえ、写っているかなあ、と心配になって、急いで撮り終えた。10年くらい前の記録が残っているはずだが…果たして。

出張先。
ハーフカメラなので、通常プリントだとこうなる。


出張先 青い。


RICOHFLEX

二眼レフはこんな景色が似合う。

 伯父の家にあったカメラ。ウチにカメラあるぞ、と言われて、見に行ったら、二眼レフじゃあないのさ。バイク屋さんから溶接屋と技術職を経てきた伯父だから、大衆機でもこんなカメラを持っていたのだろうか。御年90を超える。祖父代わりの伯父だ。若いころ伯母を撮ったり、従妹を撮ったりしたのだろうな。

 カビが強く、防湿庫に入れられない。だが、写りはやさしくて、楽しい。思い出すとなんだか懐かしくなる。 


このころから、フルサイズカメラへの憧れを強くしていく。

元旦の光
けっきょく行かなかった

agfa optima sensor 1035

ピントは目測。作りといいチャチさがなんともいい。かつての我が家の犬の足と一緒に。


「カメラ日和」という雑誌があった。その巻末にカメラを抽選で購入できるコーナーがあって、そこに申し込んだら購入権獲得。アグファのフィルムが好きだったし、これで東京も撮ったりした。が、やたら埃が入ったカメラだった。写りはローファイと形容すればいいのかな。懐かしい味わいであった。
 そして何より、シャッターを押した時の感覚は、これ、シャッターの感触じゃないよね?という独特な感じで、それが好きだった。

埃がとれない
レンズの描写がプラスチックっぽい。

OLYMPUS OM-1(譲)

望遠付きだったがらかなり安く手に入れた記憶。こんな鉄に埋もれているのも似合う気がする。

 フルサイズが欲しけりゃフイルムで撮ればいいじゃないってことで、キタムラにあった中古を購入。これもkissとは別の知り合いの女の子に譲った。使っていないっぽいが、その後カメラ購入に動いたから良しとする。

 国産一眼レフのなかでいちばん好きなデザインかもしれない。ペンといい勝負かな。小ぶりで持ちやすく、シャッタースピードのダイヤルの位置など、小型化への工夫がそこかしこに見られる。ペンといい、OMといい、開発した米谷さん、素晴らしいと思わせるカメラだ。

そんなにこのカメラで撮れていない
子牛。観光牧場にて。



EOS 5D mark2

勝手に覗き込まれる

 結局買うよねえ。フルサイズ。動画が撮れるカメラとしても話題に。これとシグマ85mmでなんでも撮った。現時点でいちばん持ち歩いたカメラ。
 フルサイズってだけで価値がある、そんなころのカメラだと思う。今から見れば、素早いAFとか、他に目立った機能があるわけじゃない。マーク3になるとAF周りが進化してうらやましいと思った。けれどふだん撮る分には今でも困らない。高感度も物足りないが、これで未だに夜神楽も撮影できている。

CDのジャケットにしたい。テクノ系とかの。スーパーカーとかの。
両手で
阿蘇山の事務所
「ラストダンス」と名付けた写真。

OLYMPUS XZ1

なぜ、タリーズ?

 アートフィルターが使いたくて、でもマウントを増やしたくなくて、そんな時に発売されたカメラ。自分にとって最後のCCD機でもある。このころリコーのgx100にも強い憧れがあった。ファインダーが外付けでできるのが良かったのだ。と言うことで、このカメラにも外付けファインダーを購入。小柄なボディに大振りのファインダー。頭でっかちが良い。
 ラフモノクロームが好きすぎて、そればかり使う時期もあった。
 今でもちょっとした出張などに持って行くが、息子のオモチャにもなっている。はいチーズってしてくれる。

これが撮れたとき、買ってよかったと思った。
極端にコントラストをあげて。もはや絵。
奥に自転車の人が。
背景のボケがいい。


フジフイルム X100(放)


初代は国産レンジファインダー的だと思う

 フジフイルムから魅力的なカメラが出たと知って指を加えること一年。気づいたら家電量販店で買っていた。オートフォーカスやらなにやら多少問題はあったが、それでもよく使った。アンダーの粘りがよく、よく露出を切り詰めて撮影していた。個人的にこれは売りに出さずに取っておこうと思っている。

元教会にこぼれる光。
カメラでカメラをとる
夏らしく。
さわやかに。
ときにおかしく。


EOS 6D(放)

性能としては5d2に感度が上がったってくらい。だけど軽快さがお気に入り。

 少し小柄なボディと高感度に惹かれて購入。華奢なAF シャッタースピードが4000分の1までと、残念な仕様もあるが、グリップ具合は最良である。たしかに軽快。シャッタースピードさえなんとかできたなら、もうこれで十分と思わせた機種。
 これに50mmLをつけてポタリングするのが好き。

折れた木の枝。
もはや骨になった
佇まいがいい。元乃隅稲成神社にて
右へ。
光が降ってくる
35mmはスナップポートレートにいいよね。


leica M3

フジフイルムカメラと並べても齟齬感ナシ。

 いただきもの。ほぼ等倍のファインダーで両眼を開けると、ブライトフレームが浮き上がってくるのが面白い。いただきものということもあって、これはフイルムがなくなっても持ち続けるつもり。旅に出ることになったらライカM typ240と一緒に持ち歩いてみようかなと考えている。

クリスチャン・ボルタンスキー ささやきの森
当たりは何か。
小豆島のバス停



X100T(放)

ボディスーツとストラップは妻から

 クラシッククロームが使いたくて購入。果たしてその色合いは、鮮やかさとは無縁で、渋い発色。こんなのが撮りたかったんだよね。と感動。
 現像をしない(できない)自分には最高の機種です。

銀座をしつらえる。
従業員さんが本当にたまたま猫に寄ってきた。
海の向こう側
突如として現れる二本の違和感


X100F(放)


我が家のフジフイルムX100シリーズ揃い踏み

 デザインで買った。それまでのX100シリーズより洗練されたカタチに負けた。色はこれまでと変えてブラックに。
 デジタルズームができて、テレコン併用で100mmまでの撮影ができる。もはやこれ一台で、ほとんど撮影できてしまうので、長らくスナップ撮影はX100Tと X100Fの組み合わせとなった。
 このあと出たX100Vはもっとカッコいいと思うけれど、実物をまだ見れていない。シルバーがいいなと思う。

湯島聖堂
歩道橋から桜を見る
目の前を行き過ぎる人
静かなる群衆


X-pro2

ホテルの一室にて

 とうとうマウントを増やしてしまった。
クラシッククロームを明るいレンズで使いたくて買った。X-T2にしようかと散々迷ったが結局こちらに。
 レンズはXF14mm以外は、マニュアルレンズ。中華製のF0.95のレンズを手に入れて、フルサイズ換算50mmF1.4相当のボケを味わう。
 ついでに、いつかライカボディを手に入れるかもしれない、と、Mマウントのこれまた中華レンズ75mmを手にして、しばらく110mm相当程度の中望遠レンズとして遊んでいる。
 このカメラを手にして、スナップはこいつとX100Fという組み合わせとなる。
 デザインとしてはあれこれ言いたくなるところがあるが、最初マットな質感のX-T2の方がいいなと思うくらい苦手だった少し光沢ある塗装も今となっては好きになった。

冬薔薇
斜めの光
霜が降りている
街中でみつけた小さい秋
冬の日射し

LEICA M typ240

あちこちで撮る。絵になる。自己満足。

 とうとうライカ。デジタルライカ。いつか買うかもとMマウントレンズを先に手にしていたのがダメ押しとなった。中古で購入。色をいじるのならLightroomが必要だけど、JPEGでも好みの色を吐き出してくれる。
 赤バッヂは、まあいいとして、Mの文字が、私はマゾですと言っている感じがして、ボディの厚みと相まって、デザインとしては気に入っているわけではなかったりする。X100Vの方がカッコいい。とすると、ライカならM10Pということになるがもう手が出ない…。

海辺のテーブル


山への橋桁。
光が滲む。
田畑のなかにある違和感
モノクロもいい。

X-T5


 色々売り払って得たのは、それまで使ったことがない機能のついたカメラ。ボディ内手ぶれ補正、可動する液晶、信頼性の高い高性能なAF。フィルムシミュレーションもたくさんあって、好みの色を出せるのがなかなかいい。

オレ達マブダチ。
シャボン玉の朝焼け
観光地をスナップ
シャボン玉おじさん。
肩を組んで。

Leica M10-R

まさかライカでライカを撮る日がくるとは。(typ240で撮影)

知人から譲り受ける。もちろん有償です。僕が240を手にしたのと同時期に手に入れた。多少なりとも僕がライカ手にしたのが影響しているのだと思う。で、こうして我が家に来ると言う…。
typ240と比べると別物感がある。ボディの厚み、シャッター音、出てくる絵。10年の開きが流石にあるな、と。だけど本質的な部分は変わらない。ただそれってどこのメーカーでも同じで、根本的なところではCanonは Canonだし、 SONYはSONYなんだよね。そうしてスナップ写真が基本の僕はライカが性に合っているんだなと改めて感じさせたのが、このカメラだ。うん、もうこれで旅に出たい。

ズミクロン90
ズミルックス75
ズミルックス75


使ってきたレンズ

for canon

SIGMA シグマ 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL (放)

「初めに、神は天地を創造された」霧島アートの森
三脚で持ち上げて。
好きな一枚。
一輪だけの存在感
なんでこれ、ましかくにしたんだっけ。

カメラマンさんから譲ってもらった。超広角レンズはあまり使わないのだけど、いざと言うときの懐刀みたいなものだった。

sigma35mm F1.4 ART(放)

モノクロで撮る。
曇り空でよかった
人様の結婚式で
桜島の噴火
窓ガラスの光がいい

コンセプトが発表されて、それに惹かれて購入。これでポートレート撮るのが面白かった。ただ、35mmはスナップにいいなと感じ、大柄になってしまうのでX100に出番を奪われることが多い。写りはすごくいいんだけど。



EF50mm F1.2 L(放)

もちっとシャボン玉が出ていたらなあ。


薊の存在感
人様の展示会で、出品者を撮る
赤い傘と靴。

いちばん好きなレンズの一つ。Canonカメラのピクチャースタイルをクリアにして色を調整すると、なんとも言えない濁りのある色合いになる。

sigma85mm F1.4(放)

海の瞬間


波の引き際


おいらん道中
谷中あたりの路地
下町の光景

初めて意識的に買った単焦点レンズ。こらでなんでも撮った。ピント部分が浮かび上がるのが面白くて面白くて。


tamron 90mm F2.8 macro(旧)(放)

不思議な構図。何を撮ったのか分からない。
割れないんです。
枯草に隠れて
見通す
車の窓から。
落ち葉の重なり


あまりマクロを使うことがないが、中古で手に入れた。近づけるのが楽しい。


tokina 10-17mm F3.5-5.6 fisheye(放)

桜まつり


夜空を長秒撮影。


 地元のカメラ屋さんで発見して購入。すごく近づける。総じて広角レンズは自身にとって使いづらさを感じるが、それは被写体に中心を作りたがる、そしてそれをボケで表現するしか手段を知らない故だと思っている。広角レンズなどで、ボケに頼らずすごい写真を撮れる人はすばらしいと思う。


EF24-105mm F4 L IS

神楽をフラッシュで撮る。
露光間ズーム

中古で手に入れた。便利ズームで、記録写真のときや、神楽での撮影で重宝している。Lという称号はあるが、隅の描写はあまり良くない。絞ると改善する…かなあ、というくらいかな。

EF70-200mm F2.8 L IS(1型)(放)

動物園にて
ふと振り返ると高校生が歩いていた。ふらりふらりとしていた。
朝早く来ないと、駐車場なので、この光景は撮れない
コスモスに紛れて咲く。


大理石に写る夕日
ボールみたい


微妙にうまくピントが合う


1型は逆光に弱いが、それが味が出て良い。桜の撮影、運動会の撮影、ポートレートなんでも。なんでもきっちり写ればいいってもんではないと思ったレンズ。

SIGMA100-400 f5-6.3(放)

桜並木を横から。
とても若い方がライカを使っていた。いいなあと思った。
シルエットにほんのり浮かぶ鮮やかな傘


子どもの運動会で望遠が足りず購入。大きくても150-600にすればよかったか、とちょっと後悔。ただ軽快な超望遠として、ポタリングに持っていくことも。

for FUJIFILM


中一光学35mm f0.95

スナップ
空を見上げた


何の変哲もない影
曇天をゆく
のぞき見をしているような。
ひかり


とにかく明るいレンズをと、購入。ボケはフルサイズ1.4相当くらい。でも、X-pro2とバランスがよくて重宝する。つけっぱなしレンズ。




XF14mm f2.8

福岡スナップ


広角はやっぱり苦手なんだよなあ。つまり写真が下手だということだと思う。



カフェのマスターが、かつて言った、21mmでスナップしたいんだよね、というのを思い出して中古で購入。
16mmで良かったかもなと思いつつ、しかし建物が真っ直ぐ写るのに驚愕。


xf18mm f1.4 r lm wr

目に痛いくらいの描写。
これ撮れたとき、この、レンズはいいぞっ、と、思った。

Canonをほんの一部だけ残してFUJIFILMとライカのみにした際に購入。ライカが50mmをつけることが多いので、バランスで28mmになるレンズをと。で、どうせなら新型を、と。自分の使い方ならf2のやつがちょうどいいんだけどね。

タムロン 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD

これは違うけど広角マクロにも強い。ここへんさすがタムロン。
こんなんから
こんなんまで。高倍率は高倍率の楽しさがあると再認識。
ここから
ここまでいく。
t5ならクロップでここまでいける!それなのに携行が楽とは…。

Canonで賄ってきた運動会レンズを、このレンズに託した。純正の70-300とかなり悩んだけれど、18mmとセット購入で予算がかつかつだったし、一本で済ませられる利便性は運動会にはやはりよい。それに、気楽に持ち運べる望遠は久々なので、絞りの暗さよりも新鮮さが優って、けっこう持ち出している。そう、望遠だけど気楽に持ち運べるのだ。オートフォーカスがもう少ししっかりしていたら完璧なんだけどな。

for M42マウント

helios-44 58mm f2


逆光がまぶしい
足の位置がとても好き。


ぐるぐるボケ
 色が好き


枯れた感じもいい


けっこう近づける。そして背景が騒がしいときの方が美しい。背景のボケが潰れて、何か油絵で抽象絵画を描いたかのような描写をする。これがとても写真らしくなくてよい。


 ぐるぐるボケが使いたくてCanon用アダプターを介して使用。
今はなき代官山北村写真機店で見つけた。新宿、銀座とあちこちまわって、もしかしてと行った代官山であったときは迷わず購入し、その足でアダプターを手に入れるため有楽町のビックカメラへ。帰りの飛行機まで滑り込みセーフだったのを思い出す。


 思ったほどぐるぐるしてくれない。いい塩梅になるまでが難しい。マニュアルレンズいいじゃん、デジタルで使ってもそんなに面倒でもないなと思わせた一本。つまりミラーレスを買う呼び水になったレンズである。

Industar 50mm f2.8

☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆
☆☆☆

 今はなき代官山北村写真機店でヘリオス と一緒に購入。夜景をあまり撮らないのでダビデの星とはほとんど無縁。けれど、マクロ的に使えるので、花を撮る時に重宝したりもする。

for leica

NOKTON 35mm f1.4 SC

絵画的構図だなあ。
田んぼに写る光


影がうつる

みんな大好きノクトン。あけるとフレアがたっぷりと。絞ると解像度が増す。そして小さく軽い。すごく軽い。これでF1.4というのがすごいなと思う。


heliar 50mm f1.5
つけっぱなしにすべきではない気もするが、つけっぱなしにしているレンズ。
50センチまで近づけるのもいい。


置き捨てられたアーケードゲーム
営業をしなくなって久しい。
猫。

中一光学 SPEED MASTER 50mmf0.95

質感の違い
桜並木へゆく人
ボケが柔らかい
朝日を望む
浮かび上がってくる描写
三連窓

最近使ってみて、解像度がいまいちだと考えていたが、いやまあそれなりにいいし、被写体が浮かび上がる描写はやはりいいなと考えを改めることになった。ただ重さはどうしようもない。つけっぱなしにはできない重さだ。

summitar5cm f2

水紋。
背景の描写が抽象絵画っぽい



ライカM3についていたレンズ。Mマウントなのが謎。ぐるぐるボケ、線が太いなど、それがなかなか面白い。モノクロにするとその描写に優しさがある気がする。

apo-lanthar 50mm f2
知り合いから譲っていただいた。またもや50mm だが、好きな画角は自然と生えて、もとい増えていくんだなと思う。ヘリアーと対極にあるレンズ。言い換えるとちょうどいいところがないとも言える。それを補うならばノクトンヴィンテージか、さもなくばズミクロンとかズミルックスになる、おお怖い。

ヘリアーの方が明るいレンズだが、立体感に関してはアポランターの方が感じたりする、これはどうしてなのか。

summicron 50mm f2 2nd

Twitterでフォローしている方から譲っていただいた。遠方はぐずぐずな写りをするが、近距離はなかなかの解像度。なによりルックスがいい。これはクロンだけど。官能的というよりは現実的。夢の中よりは現実を見つめるような写り。白ごはんと味噌汁のような安定感、あるいは日常感。立体的雰囲気を、どことなく感じさせてくれるのが不思議。
このレンズのせいで僕は沼、第二段階に入ったなと思う。

そこはかとない背景との分離感
羽田空港。
光への反応の具合は、ズミルックス75mmと通じるものがある。
窓辺。やはり光を撮りたくなる。

summilux 50mm f1.4 asph

ズミクロンを手に入れてしまったが故に、結局こう言うことになる。東京に行った際、立ち寄ったライカストアにて、ライカボディについたこのレンズを見かけた。F1.4でこんなにコンパクトなんだ!?と驚き、その後寄った中古店で第一世代を触らせてもらい、状態がよろしくなかったのでスルーしたけれど、帰宅後、ネットフリマで見かけてノリで入札したらそのまま…。こちらもとにかくルックスがいい。名前もルックスだし。新型の非球面の方が性能はいいんだろうけど、見た目は断然こちら。
写りはズミクロンが味噌汁と白ごはんなら、流石にもう、こちらはお寿司である。ただパープルフリンジは場合によっては盛大に出るが、もしかしたらフィルターのせいかもしれない。だが気にしない。

こう言うのを撮りがちになる。
網の質感。陰影。
黒が粘るというか。なんというか。好きな写真。
これだよこれ。
この雰囲気。好きなんだよなあ。
0.95もあるが、1.4でもかなり浅い被写界深度。

7artisans 75mm f1.25
いつかライカを買うだろう、買うかも、買いたいと思って手に入れたレンズ。ピントを合わせるのも難しい。が、決まるとなかなか良い描写をする。
X-pro2に付けて使うことが多い。

シャボン玉おじさんのシャボン玉
疾風に勁草を知る
猫。
鳩。
ちょっと山奥の神社へ

summilux 75mm f1.4

 相場より安くで手に入れることになったズミルックス。50mm でないところがミソ。50mm だったら安くは手に入らなかったろう。それに他の50mm を使わなくなりそうだ。中望遠というよりはテレ側の準標準レンズ的で使い勝手はかなり良い。
 逆光耐性がそこまで強くないが、それが雰囲気を作り出して楽しい。

APO-SKOPAR90mmf2.8

中古夜市をしている某防湿庫で手に入れる。
アポの名前の通りなかなかよく解像するレンズ。
そして何より小型軽量。これがかなりいい。
ライカよりx-pro2につけて使うことが多い。

SUMMICRON 90mm f2 3rd

ヤフオクで手に入れた。ネットオークションは博打だが、前のズミルックス50mmのときといい、ハズレは引かずに済んだ。あ、この人は大丈夫、という感じが撮影された写真や、文章から滲み出ている。このズミクロンも、一度メンテに出してみたが、経年劣化はあるもののキレイな状態ですよ、と返ってきた。メイドインカナダで、かつてドイツ、ウェッツラーで手に入れたのだという。けれど口ぶりからだと、あまり使用していない感じもあった。

 写りはもしかしたら最近のレンズと比べれば色々あるようにも思うが、総じて綺麗だと思う。xf90mmと比べたら、ボケの具合なんかはフジの方がスムーズだ。
だが、お、と感じるような立体感を得られる。重さはあるがコンパクトで、とても取り回しがいい。ちょっとしばらくの間つけっぱなしになってしまいそうだ。

ボケはちょっとうるさい、のかな。
そこに木がある!感。
流石にピントは合わせづらい。
なんだか雑誌のポートレートみたいに。


tele elmar 135mm f4

猫科?
高速道路



ライカM3についていたレンズ。フォーカス部の重さが一定ではないが、使えている。描写もすっきりしていい。

あれこれ使ってきたな、と。

 こうして振り返ると、いろんなカメラやレンズを使ってきたなと感慨深くなる。それでいて上手くなったかと言われるとそうでないのが残念な話だ。
 中古で手に入れたものや、いただきものもあるが、なかなかに金銭を注ぎ込んでいることを改めて知り、愕然としている。もし、この遠回りをしないでライカを手にしていたら、純正レンズをいくつか揃えられていただろう。けれども、実際ライカなんか買わないと思っていたし、運動会なんかはどうするのかとか、どのみちシンプルには行かなかっただろう。
 カメラの遍歴は、そのままカメラ趣味の遍歴でもある。アホみたいにお金を使ってはいるものの、上には上がいるだろうし、なにより、趣味のお陰でこれまで仕事をやって来れたと思えば、と言い訳をしてみる。もし、無趣味だったら仕事を続けて来られなかっただろうし、結婚もしていなかったかもしれない。
 まあ、いいか、と思って、これからこの羅列された記憶を味わいたい。

 この羅列、これから増えて行くのだろうか……。それはそれで恐ろしい。
(2023.5.16 アポランターとズミルックス75mmを更新してしまいました)
(2023.10.28  ズミルックス50mmと ズミクロン50mmf2 xf18mmf1.4を更新してしまいました)
(2023.11.13 ズミクロン90mmを更新してしまいました)
(2024.3.10 ライカM10-Rを更新してしまいました)


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