眼鏡屋さん

海のある暮らし|二拠点生活|シェアハウス

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最近の記事

わたしの屍を越えてゆけ|二拠点生活のおわり

二拠点生活の挫折については忘れないうちに記録しておきたい。 うっかり同じ過ちをしないよう自分への戒めと、どこぞの誰かの参考になれるよう、わたしの屍を越えていってほしいからだ。 まず、わたしは世間においてスタンダードタイプだと思う。 *人口35万人のいわゆるベッドタウンで生まれ育ち、中高大就職すべて首都圏で完結している人間が、人口1万5千人の海辺の町で暮らすことへの憧れ。*20代からひとりバックパックで東南アジア、中央アジア、欧州へ行き、寝台列車もドミトリー宿もサッカーのゴ

    • 万物は流転する|二拠点生活の落とし穴に落ちる

      週に1回、自宅から海辺に向かう電車移動の3時間がだんだん苦痛になってきた。移動中に読書したり有意義に過ごしてるから全然平気!!!と思い込むようにしていた。 シェアハウスのお部屋は借りてる仮の住まい。それでも景色、環境すべてが新鮮で感動があるから全然大丈夫!!!と思い込むようにしていた。 本当は心が乗らなくなっていた。寂しさを感じるようになっていた。都市にいるときは海辺のことを考え、海辺にいるときは都市での仕事のことを考え、今ここに自分がいない状態。二拠点を移動してるうちに精神

      • 最果てにいる眼鏡屋|二拠点生活の再構築

        1月、小休止をしてる 平日海辺、週末都市の暮らし方を模索しているが、どこにいたって冬は寒くて起きられない。低気圧に弱いんだ、と嘆くと、気候のせいにしない自分になろうな!と言われ、ハッとした。 都市に帰った際、墨田区菊川に新しくできた小さな映画館「stranger」にてアキ•カウリスマキ監督「枯れ葉」を鑑賞。 約10数年前に、リュック背負ってひとりでフィンランドへ行ったとき、ヘルシンキの路面電車に揺られてうたた寝してしまい、慌てて降りた所が寿司屋の前で、とりあえず寿司食べた

        • 会議in海辺|二拠点生活×ワーケーション

          11月、シェア経済 わたしの二拠点生活、気持ちが荒れた日もあったけど、暮らしてる中で見えてきたことがある。その考えをシェアハウス同期のUp氏に相談することにした、とある週末。ビーチチェアと水筒を持ち、海へ向かった。 野良猫に餌を与えているひと、いぬとお散歩をするひと、空中のトンビを操るひと、マラソンして泳ぐひとりトライアスロンのひと、キャップを目深にかぶって会議をするふたり。 「わたしはこれからオン(都市で仕事)とオフ(海辺で休暇)を逆転させてみたいのだけど、できるかな?

        わたしの屍を越えてゆけ|二拠点生活のおわり

          不惑の四十とは言うものの|二拠点生活はシェアハウスから

          Episode.1 9月、民宿シェアハウスに入居した。 週4日は都市で働き →→→ 海辺へ移動 週1日は仕事、週2日はお休み。 別荘やコンドミニアムを持たなくても、誰にでもできる二拠点目(セカンドハウス)がシェアハウスだと思った。これぞ「新しいライフスタイル」だな、10年も遅れをとってた。 海辺のまちに住んでわかったこと。 湿度が高くて洗濯物が乾かない。 日差しが強烈で肌のコンディションが保てない。 ベローチェとかロイホとか、何時間居ても大丈夫そうなカフェがない。 バス

          不惑の四十とは言うものの|二拠点生活はシェアハウスから

          人生の停滞期は右往左往したっていいんだな|二拠点生活がはじまる前

          2023年2月某日、会社を退職した。 長い間 同じ組織に属していることによる停滞を感じていた。 分譲マンションにひとりで暮らしていた。 四十歳になっていた…! 毎朝 決まった時間の満員電車も、毎晩 足早に歩く帰り道も、 ひとりでささっと済ませる外食も、たまに参加する飲み会も、 コンビニで新商品のスイーツを買うプチ贅沢も、 休日はNetflixのドラマをBGMに家事をし、スマホ片手に昼寝をして、 うっかり夕方になっていることも… 都市部で暮らす社会人にはよくある、けっして悪く

          人生の停滞期は右往左往したっていいんだな|二拠点生活がはじまる前