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別れと出会い、そんな人生も


  yonawo荒谷脱退の衝撃から、別れと出会い、深く考えてみました。私はただのyonawoファンであり、ただの音楽ファンです。

  まずは、ボーカル荒谷脱退。これはかなりの衝撃でした。そのような素振り見せずに活動していましたし、誰しも考えていなかった結末。そっと日常に溶け込むような優しい存在であったyonawoなので尚更。荒谷さんの書く詩は、なんというか、優しい様でグサッと胸に刺さってくる。暗闇に一筋の光のような存在。誰が聴いてもその時その人が持つ悩みにそっと手を差し出すような。実際に私もその中の一人で、夜中にyonawoを耳に、涙を流したこともいい思い出。そしてこの衝撃的な発表から私にとってyonawoという存在は自分の一部のように大切なものだったのだと気が付きました。ライブやフェスに行ったり、彼らの故郷である天神に足を運んだり、私にとって2023はyonawoの年だったなと。今いる恋人や友達はyonawoから始まったのも事実です。Xを見ていても荒谷さんの脱退はみんなにとって随分とショックが大きくて、こんなにたくさんの人に愛されているバンドを私も好きであるという誇り、私の好きなバンドがたくさんの人に愛されているという嬉しさ、とても実感しました。ボーカルの荒谷翔大、ギターの斉藤雄哉、ベースの田中慧、ドラムの野元喬文、この4人でyonawo。この発表を確実にしっかりと受け止めて、「ありがとう」の気持ちを忘れずに、田中慧さんの「個人的にはいつの日か4人でまた集まって音楽をやりたいと切に願っているのでその時までやることをやって、刃を研いで生きてゆく所存です。」この言葉を信じてそれぞれの活動をあたたかく見守りたいな、今はそんな気持ちです。

   さて、「別れと出会い」について。私のこの考えでは、別れがなければ出会いはない、そう思い、出会いと別れではなく、別れと出会い、となりました。やはり生きていると起承転結は絶対にあって、小さなことから大きなことまで時間と共にそれは重なって流れていて、別れは時には辛くて悲しくて寂しいことだけれど、それは新しい物語の幕開けを意味することもあるな、と。まさに今回荒谷さんは新しい物語に歩み出した、そのように思いました。私にとって人生とは音楽で、音楽が私の人生を揺らしている。アーティストでも曲でも、そして人生も、このように別れがあって、でも別れがあるこそ生まれ変わった新しいものに出会えたり、目に見えるものでも見えないものでも、それだけじゃない、自分自身そのものが生まれ変わったり、新しい自分に出会えたり、新しく美しい世界に出会えたりする。ポジティブな考え方をしているわけじゃ決してなくて、この世の摂理のような。これを教えてくれたのも全て音楽なのだろうか?時間は前しか見ないし、見れない。大袈裟だけれど、全部、この世界の全部が、別れと出会いで、それぞれが物語を怯えながらも必死にもがいて、悩んで悩んで一歩、また一歩と歩んで、輝く自分を、もっと、もっと、空を見て、星に手を伸ばして、振り返る自分を抱きしめて、そして、あなたにも光をあてられるような、そんな世界を愛したいですね。渦もたまには美しいよね。今日は白鳥が飛ぶ夢でもみたいな。

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