『ヘッラスの栄光』第五章:四ヵ国紛争の混迷
第一節 哲人王への模索 (385~370 BC) 1
ヘッラス域内関係緊張の再来 (385~80 BC) 中期プラトーンの理念論:『プハイドーン』 (c380 BC) ボイオーティア同盟と第二海上同盟 (379~77 BC) 天文計算学と占星学革命 (c378 BC) スパルター敗退とイーソクラテース一派 (376~72 BC) レウクトラーの戦い (371~70 BC) プラトーンの《演説術》 『プハイドロス』 (c370 BC) 農業市民の没落と富裕市民の孤立 (c380~c70 BC) 中期プラトーンの政治理論:『市民性』 (c370 BC)
第二節 テヘェベーの閃光 (370~362 BC) 18
テヘェベー民国のペロプス半島・テヘッサリア地方遠征 (370~68 BC) プラトーン《理念論》の行き詰り (c368~c67 BC) ペロピダースの危機と活躍 (368~67 BC) プラトーンの第二回シチリア島訪問 (367 BC) ディオーンの追放 (366 BC) アイスキヒネースとデーモステヘネース (366~64 BC) マンティネイアーの戦い (363~62 BC)
第三節 盟主無き閉塞 (362~c360 BC) 29
プラトーンの第三回シチリア島訪問 (362~60 BC) 老アゲーシラーオス最後の活躍 (362~60 BC) 樽のディオゲネース (362~60 BC) 老プラトーンの耄碌 (c360 BC) 老プラトーンの権威失墜 (c360 BC) 樽のディオゲネースの旅行 (c360 BC) 革新的芸術家たちの登場 (c360 BC) 老プラトーンの三部作構想:『智恵教師』『政治家』『哲学者』 (c360 BC)
狭いヘッラスの中で、アテヘェネー・スパルター・テヘェベー・シュラークーサーの四勢力が離合集散を繰り返していた。ここにおいて、プラトーンらによって、ヘッラスに平和をもたらす理想の政治家として、哲人王が模索されたが………。
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