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公立病院に行く(3)と雑考

保健センター(Centro de Saude: Health center)でもらった説明文に従ってメールで申請したら、5日ほどで国民保健番号(National Health Service (SNS) number)と私がお世話になる病院が割り当てられた旨のメールがとどきました。

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90年代、初めてアメリカで働きはじめた時にアメリカ合衆国には国民健康保険というものがないことが理解できなかった。ないことをしって驚いたのではなく理解ができなかった。それぞれの国がそれぞれ独自の福祉システムをもつことに考えが及んでいなかった。

それから10年後に公共政策の授業を受けていた時に、日本の国民健康保険システムの負担の重さとMoral Hazardという言葉を知ったのを思い出した。

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予約に何ヶ月もかかっても長い待ち時間でも、自分が国の保健システムに組み込まれたことが心強い。