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クライアントの利益という視点

最近はちょっと変わってきているかもしれませんが、企業の営業マンは「お客様のために!」と言う人が普通にいると思います。
企業の経営理念にも「顧客」や「顧客の利益」のような項目は、よく登場すると思います。

しかし、僕らのようなWebライターやクリエイティブ系の仕事をしている個人はとくに「クライアントの利益」について言及する人は少ないと思います。
その理由について考えてみました。

個人事業主・フリーランスがクライアントの利益になぜ言及しないか

前置きとして、個人事業主とフリーランスは同じようなものですが、多少ニュアンスが違うと思います。

どちらも法的には「個人事業主」ですが、企業と契約してエンドクライアントの仕事を下請けしている人を「フリーランス」と呼ぶことが多いような気がしますね。
一般の商店主も個人事業主ですが、フリーランスとは呼びません。

クリエイティブ業界には、クライアントから仕事を「直請け」している人も多いのですが、そういう人々は「個人事業主」と呼ぶほうがしっくりくるような気もします。

さて、個人で仕事をしている人(とくにクリエイティブ系)がなぜクライアントの利益について言及しないのでしょうか。理由を考えましたので、次に挙げます。

  • クライアントに対して下請けだから

  • 能力をお金に変えているという自負があるから

  • 「クライアントのため」と言うと買い叩かれるから

  • 請負会社から仕事をさせられているという感覚があるから

  • 脱サラして会社員の感覚が抜けないから

  • セルフブランディングのためだから

ざっとこれくらいの理由が挙がりました。

クライアントの利益

しかしながら、誰のために仕事をしているかというと、

  • クライアントのため

  • 自分のため

両方があることは事実ですね。

企業においても、経営理念が「お客様は神様です」という会社はいまどき無くて(?)「お客様と共に歩む」や「社会に貢献する」のような理念を掲げていますね。

また「法人」という言葉は「法律上の人格」の意味だという定義もあります。企業も人も、顧客(クライアント)の仕事をするという点は同じだと思うのですね。

個人がどうすれば発展するか

発展している企業を見れば、その秘訣が分かるかもしれませんね。
顧客にも自身にも注意を払い、双方の向上を目指すことは、ベーシックな考え方として持っておいたほうがよいのではないでしょうか。

WIN-WINが流行った頃がありましたが、勝負には必ず「負け」が存在するため、あまりよい言葉ではないような気もします。
「二人三脚」という言葉がありますが、どちらかというとそういうニュアンスではないでしょうか。

そのためには、パートナーシップを築ける会社と契約したり、比較的規模の小さな会社を(直接の)クライアントに持ったりすることが、個人の発展に寄与するような気がします。

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