見出し画像

【6月以降は特に注意!】デング熱とは?症状やベトナムで感染した時の治療法を解説!

5月が終わり、もうすぐハノイにも長い夏が訪れようとしています。

ハノイは本来、5月中旬くらいから35度くらいまで気温が上昇するのですが、今年はまだ25度~30度くらいの日が多く過ごしやすい気候が続いています。

さて、この時期になるとベトナムでは毎年デング熱が流行します。デング熱とは、デングウィルスを媒介する蚊にさされることによって感染・発症し、急激な高熱や頭痛などの症状が出る病気です。

蚊はそこら中にいますので、刺されていつどのタイミングで感染するかわからない、非常に恐ろしい病気です。

私は感染したことはありませんが、以前住んでいたマンションで集団でデング熱患者が出たことがあり、しばらくの間怯えて過ごしたのを覚えています。。。

今回は、デング熱の症状と、もし感染してしまった場合にどのように対処し治療を行うべきか、を詳しく解説していきます。

デング熱の症状

デング熱の症状には、以下のような説明がありました。

3~7 日の潜伏期間の後に、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状がおこる。
ヒトがデングウイルスに感染してもデング熱を発症する頻度は10~50%である。
デング熱患者のうち重症型デングをおこす割合は1~5%とされている。
重症型デングを放置すれば致死率は 10~20%に達するが、適切な治療を行うことで致死率は 1% 未満に減少することができる。

出典元:厚生労働省 デング熱診療マニュアル案より一部抜粋

デング熱は、蚊(主にネッタイシマカやヒトスジシマカ)が媒介昆虫となり、デングウイルスが人に感染する病気です。人から人に直接感染することはありません。

出典元:Eisaiのホームページより一部抜粋

まとめると、潜在期間は3~7日間だが多くは発症しない。症状は高熱や発疹、頭痛、吐き気など、インフルエンザに似た症状があらわれるが、重症化するケースは少ない。もし重症化した場合は医療機関での治療が必要。人から人への感染はしない、ということですね。

蚊に刺されて数日たった後に症状を感じた場合は、デング熱の感染を疑った方がいいかもしれません。

続いて、もし感染してしまった場合に、どのような治療をしていくべきかをお伝えしていきます。

デング熱の治療法

治療法については以下のような説明がありました。

デングウイルスに有効な抗ウイルス薬はなく、患者には対症的な治療を行う。すなわち、水分補給や解熱剤(アセトアミノフエンなど)の投与である。
重症型デングをおこした患者については、循環血液量を改善させるための輸液を行う。大量の出血がみられた場合は輸血も必要になる。
重症型デングの患者でも適切な治療を受けていれば、20%以上の致死率を 1%未満に減少させることができる。

出典元:厚生労働省 デング熱診療マニュアル案より一部抜粋

専用の治療薬はないので、基本的には対症療法が中心となるようです。水分補給と点滴をメインとし、自然治癒を待つ形になります。重症化して出血がある場合は輸血を行うケースもあるようですね。

デング熱を発症し重症化した場合は、医療機関での治療が必要になります。もしヤバいなと思ったら、早めに病院へ行くようにしてください。

まとめ

今回はデング熱について解説してきました。

蚊が媒介するデング熱は、海外滞在中に誰にでもかかる可能性がある感染症です。無症状、もしくは比較的軽い症状で済むことも多いですが、時に重症化し医療機関への受診が必要なケースもあります。

海外の病院というと抵抗のある方もいるかと思いますが、ハノイでは英語や日本語が通じる病院もあります。保険に入っておくことで治療費も保証されますので、準備は万全にして渡航するようにしてくださいね!

現在エクストリーム ベトナムでは「日本人エンジニア」「日本人PM」のポジションを募集しています。ベトナムで新たなチャレンジをしたい人、海外就職に興味のある人は、ぜひ一度ご連絡ください。

https://extremevn.com.vn/recruit

https://extremevn.com.vn/contact

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?