映画忘備録⑨


もう秋になりました。今年も残す所3ヶ月。
今年は何本映画を見られたのだろうか…。
今後映画館に奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール見に行く予定なんですが、上映が一日に一度か二度でびっくりしました。そんなもんなんですね。流行っているからもっとやってるかと思った。
さてさて今回は11本ほど感想をば。

どこへ行くの?/2007(日)松井良彦

私の最も好きな映画のひとつ、追悼のざわめきの監督の22年ぶりの作品。
ミニシアター系の映画であることは否定しないが、独特のムードがあってなかなか心がざわつく作品で私は好きだな、と思った記憶がある。
美形で男色の青年の恋愛物語です。純愛。
ミニシアターでやっていたら見に行っちゃうだろうなあ。

ワイルドバンチ/1969(米)サム・ペキンパー

いわゆる”アメリカン・ニューシネマ”というやつですね。何でもこの映画は最後の西部劇と呼ばれているらしく。確かに、荒くれ者たちのドンパチ騒ぎですがどこか哀愁漂ってるんですよね…。
西部劇初心者の私には少し長く感じましたが、途中からは(主に将軍に会うあたり)するする見られました。サントラが可愛いのと、男臭いギャグが良かったです。

そこのみにて光輝く/2014(日)呉美保

主役が美形すぎてどうなんだ、とも思いましたが、表情は惹き込まれるところがありました。ラストはそれでいいのか、とも思いましたが、映画の全体に漂っている雰囲気はよかった。海って入るとベタベタするじゃないですか。その潮の匂いみたいなのがあって。
あと、ヒロイン役の池脇千鶴が可愛い。

モスラ対ゴジラ/1964(日)本多猪四郎・円谷英二

まず、モスラめっちゃかわいい。なにあの生き物。ふわふわで優しくて。
私も生まれ変わったらモスラに祈祷を捧げ守護される世界線に行く。
モスラ〜〜ヤッモスラ〜〜〜
ゴジラも、子供みたいで可愛いんですよ。しっぽが引っ掛かってお城を壊しちゃったりするんですが、ゴジラが可愛そうで泣いてしまいました。ゴジラはただやんちゃで分別がつかないだけなんだよ、と。

プリズナーズ/2013(米)ドゥニ・ヴィルヌーヴ

めちゃくちゃ楽しめるサスペンス映画。
ある日子供二人が行方不明になってしまい、誘拐事件として捜査が続くも進展がないことに苛立った父親が暴走し始めるんですが…、いや、みんな犯人に見えてくるんですよ。
こうなんじゃないか?!ああなんじゃないか?!といろいろ予想しながら終始楽しんで見られるので友達と見るのもいいかもしれない。
同監督作品の複製された男もなかなか良かった記憶があります。

TaXi/1998(仏)ジェラール・ピレス

スピード狂のピザ屋がタクシードライバーになりお客の要望に答えていく(お客の体はかなり堪える)のだが、スピード違反で逮捕されるお話。
お間抜けな刑事とスピード狂のタクシードライバーって面白いコンビで笑えて、おフランスとは思えない映画。
有名だったけれど見たことがなく。これは家で酒呑みながら見るのにいいですね。

TaXi 2/2000(仏)ジェラール・クラヴジック

監督変わっていますが、相変わらずで面白かったです。
いきなりスピード感マックスで入り込みやすい。
同じ車関係だとワイスピが有名ですが、TaXiの方が女性にも親しみやすい映画じゃないかなと感じます。

The Reivers/1969(米)マーク・ライデル

邦題:華麗なる週末
4日間の旅の中で無邪気な少年が嘘をついたり勇気を出したり傷ついたり、ちょっぴりオトナになって帰ってくるお話。ゆる〜い感じの映画だけれど、ジョン・ウィリアムズの音楽も相まって良い映画になっています。
草競馬するシーンがすごく恰好良い。

レイジング・ドッグス/2015(仏/加)エリック・アネゾ

銀行強盗犯の逃走劇。男気溢れるリーダーが序盤で死んでしまうんですが、彼らは警察から逃げ切れるのか。前情報なしで見た方が面白いかなと。

ブラック・レイン/1989(米)リドリー・スコット

松田優作が生涯最後に出演した映画。恰好良かったですね。
高倉健もシブくて最高だった…。
日米の刑事がヤクザと戦うお話なんですが、世界線の違う日本が見られて面白いです。大阪なのは東京での撮影許可がおりなかったからみたいですね。
音楽もいいし、うどんも美味しそう。
主人公のニックとチャーリーのコンビも最高でした。

ゴジラ/1954(日)本多猪四郎

傑作、史上最高の日本映画。
モノクロ、怪獣、戦後、民話、原発、政治、清き美男美女。好きな要素しかない…。この作品あってこそのシリーズだなと。見て本当に良かった…。
欠点があるとすれば、この映画を見てしまうと平田昭彦のファンに成らざるをえない所でしょうか…。
こういう映画がもっと今の日本でも出てくるといいなと思ってしまいました。


今回は若干みやすさを重視しました。
noteはブログほど自由度が高くないのでレイアウトが難しいですね(今更)

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