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ルアー開発。 2018.10.7

分野を特定しない仕事をしたくて、屋号をBunbo(分母)とした。これまで、多様な領域の分子とさまざまなプロジェクトを行ってきた。毎回ジャンルが違っても、コンセプトワークと戦略提案、そしてクリエイティブディレクションが主軸となる。ここはいつも同じ。

しかし、時折コンセプトワークだけとか、商品開発だけを依頼されることもある。今回の、鹿児島南大隅町の観光計画における土産品開発のご相談もそうだった。現地は九州の最南端、通常の解決策では答は見えないと思われた。どんな案件もご希望を超える提案を心掛けているが、今回も手応えのあるアイデアに辿り着いた。それは、海釣り用のルアーだ。
普通のご当地アピールでは弱すぎる。訴えるべきは僻地故の環境の素晴らしさ。そして、その良さを最も理解するのは誰かと考えたとき、外洋の大物を狙う釣り人が思い浮かんだ。そこを入り口とし、社会一般に広げていく道筋に光明が見えた。製作は人気メーカーのジャンプライズ。自治体とルアーメーカーのコラボは、おそらく日本初。大きく育って欲しい。