モネの愛した田園風景の象徴をふかふかの帽子に……積みわらエコファー帽子の誕生 #モネの描く世界へ ③
こんにちはミュージアム部の内村です。今回は、この秋ミュージアム部がお届けする、フランス印象派の画家クロード・モネをテーマにしたシリーズの中から「印象派画家モネが魅せられた原風景を想う 積みわらエコファー帽子」をご紹介します。
ふだんから仏教美術や縄文土器・土偶などを中心に「好きのアンテナ」を張っている私ですが、モネの作画スタイルを知ることで、彼の生み出した作品に興味を持つことができました。
モネの見た世界とは
モネは見たままの風景を忠実に描くのではなく、光や影、風や香り、季節や天候、時刻の変化に至るまで、五感で感じる全ての瞬間を「印象」としてキャンバスに描き出したといいます。私はこのモネが見ていた風景とそこに見ていた印象に、とても興味がわきました。
象徴的なモチーフ「積みわら」
そんなモネがモチーフとして選び、度々描いてきたのが「積みわら」です。
「積みわら」は、収穫後の畑に積まれた干し草の山のことで、 穀物の茎と実がより分離しやすくするために乾燥させる期間の貯蔵庫として使用されていました。フランス・ノルマンディー地方においては、田園都市における美と豊穣を象徴する光景だったといいます。
フランス人画家のクロード・モネは、自宅のすぐそばで見ることができたこの「積みわら」をモチーフに描き続けました。
あたたかそうな「積みわら」をかぶりたい!
そんな「積みわら」の絵を見ているうちに、ふかふかで、あたたかそうな雰囲気の虜になってしまった私。「あの形状の帽子をかぶってみたい!」そんな想いが高じてイラストを描いていました。
「積みわらフォルム」にこだわった「帽子」の完成
そうして、できあがったのがこの帽子。
「え……帽子?これが!?」という声が聞こえてきそうですが、正真正銘の「帽子」です。使っていないときはインテリアになるくらいの「積みわらフォルム」にこだわってみました。
テーブルに置いて、ちょっとおしゃれな小物を一緒にレイアウトしたら、それだけで絵画的……(ではないでしょうか!)
ロシアンハット風な印象を楽しむ
こちらの帽子をかぶってみると、どこかで見た雰囲気……そう、ロシアンハットのような印象を楽しめるのです。
ふかふかの正体は、このエコファー素材。長い毛のものを使って流れを作り、「積みわら」の雰囲気を表現しています。
内生地はフリース素材なので寒い季節でもあたたかです。
芸術の秋にぴったりな、モネの「積みわら」帽子はいかがでしたでしょうか。アート好きの彼や彼女へのプレゼントとしてもぴったりです!
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ミュージアム部おすすめ企画展「モネ 連作の情景」
同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を、カンヴァスに写し取り続けたモネの「連作」。代表的な「睡蓮」シリーズはもちろん、様々な連作が存在します。どのようなモチーフをテーマにしたのか? 同じモチーフがどのように描き分けられたのか?
本企画展では、モネの「連作」を焦点に、国内外のモネの代表作が一堂に会します。ぜひこの機会に、モネの作品を「連作」という視点で鑑賞してみませんか?
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