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2021年ファジアーノ岡山マッチレビュー

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2021年6月の記事一覧

組み合って見えた差~J2第20節 京都サンガFC VS ファジアーノ岡山~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。

組み合わせが変わっても動かし方は変えず 前節の琉球戦のスタメンだった宮崎智と徳元がベンチ外となり、今回の京都戦は最終ラインを中心にメンバーの組み合わせを大きく変更する必要に迫られた岡山。廣木-木村の左サイドのラインに井上-河野の右サイドのラインと、各サイドの選手の組み合わせが琉球戦からガラッと変わり、2CBも濱田と安部という公式戦では初めての組み合わせとな

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形に見えつつある手応え~J2第19節 ファジアーノ岡山 VS FC琉球~

形に見えつつある手応え~J2第19節 ファジアーノ岡山 VS FC琉球~

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大外メインの運びに苦慮する岡山 ボールを保持する琉球とそれに対抗する岡山という、岡山にとってはミッドウィークの天皇杯を含めたこれまでの3試合(⇒J2リーグ東京V戦、新潟戦、天皇杯東京V戦)と同じような構図となった試合であったわけだが、相手が違えば当然展開も違ってくる。この試合、特に前半の飲水タイムまでは岡山は相当に厳しい試合展開を強いられることになったのだ

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西からの風を受け止める~J2第18節 アルビレックス新潟 VS ファジアーノ岡山~

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新潟の仕組み、狙いを考える この試合のスタートの新潟は上に出したスタメン図とは違い、本間を右に、高木を左にする形で試合に入っていた。岡山がJ2で屈指のドリブルタレントを持つ本間対策として、それまでの全試合でスタメンで出ていた河野ではなく、対人守備でより粘り強く対応できることを期待しての廣木の右SB起用への対策としての配置だったのかなと思われたが、5分もしな

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画竜点睛~J2第17節 ファジアーノ岡山 VS 東京ヴェルディ~

スタメン 両チームのスタメンはこちら。

外からのプレッシャーと中央での我慢 後方からボールを持って、順序立てて前進させていこうとする東京Vと、相手の順序立てるボール保持を何とか妨害してできるだけ高い位置でボールを回収しようとする岡山と、前半の大まかな構図としてはそういった思惑がそれぞれにあったと思う。そしてその構図は、おそらく両チームが試合前に想定していた構図であったとみて間違いなかったと思う。

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ベテランの隠し味~J2第16節 松本山雅FC VS ファジアーノ岡山~

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前の4枚が作り出す裏と表のスペース この試合の松本の並びは昨季のアウェイ戦で岡山が煮え湯を飲まされた、佐藤がアンカーポジションを取る中盤が逆三角形の3-5-2(3-1-4-2)ではなく、佐藤と安東で2CHを構成する3-4-2-1でスタート。前節の栃木戦での3失点を受けてか、ある程度失点しないことを優先的に考えての組み合わせにも見えたが、岡山が後方でボールを

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