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寝る、時々読む

寝る事が好きだ。
朝から晩まで寝ていても大丈夫なタイプだと思う。

「趣味は?」と聞かれたら「寝る事です」と素直に言いたい。

ただ、ある程度大人になると、何処かで査定されているような錯覚を持ち、「寝る事です」なんて言ったらあまりいい印象は与えないだろうと思ってしまう。
 

あんなに寝る事を得意としていたのに、妊娠出産後、しっかり寝た試しがない。

義理の両親と同居してからは「ゴロゴロ」も迂闊に出来ない。義理の両親も夫もだらしない事を嫌う。

規則正しく、清く、誠実に生きている我が家…。

私はこの「きちんと…」が難しい。

未だ、メトロノームのような彼らのリズムに身を委ねられない。

「ダラダラと一瞬だけさせて欲しい。」と願っていた。

現在…

「アキレス腱断裂」という残念な形で願いは叶ったのかもしれない…。

うっかり本を読みながら昼寝をしていると、義理の母が「寝てていいわよ」とは気づかってくれるが、なかなかのんびりは出来ないものだ。

活字は眠り薬に最適だ。

活字を読む事が嫌いなわけじゃない。
新聞、漫画、雑誌、広告まで暇だと気になるところをふむふむとぼんやり読む。

この年になると、読みやすい文章と読みにくい文章がある事に気付く。

最近は、好きな作家の文章は、自分のリズムに合っているのだと気づいた。
それはオーディブルでも同じ。読んで心地がいい文章は、聴いても心地よい。

心地よいリズムの文章は良い眠りに誘ってくれる。

誰に何と言われても、思われても、この時間を大切に過ごす。

だって元々が怠け者なんだもの。

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