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いざ、人生初の婦人科へ

2023年9月8日、人生で初めて婦人科へ行った。
27歳で初めて行くくらい、私は健康な方だと思っていたが、実は以前より気になっていた。

初めての体験した感覚と、先生から教えてもらったことを忘れないために、記録していく。

経緯

今回、受診したきっかけは「生理不順」。
6月17日~23日の生理以来、約2ヵ月来てなかった。

さすがに8月が終わっても来ないと不安になった。

「性交渉は1年以上してないから妊娠の可能性は低いよな…」
「若くしての閉経も可能性としてあるのかも」
「がんや重病だったりして…」

この何もわからない”不安”状態が一番怖いと思い、受診をしようと決めた。

受診までの流れ

  1. 病院選び

  2. 診察

  3. 治療

  4. 再訪


病院選び

女医さんがいいのか?新しめの病院がいいのか?口コミがいいところか…
色々悩んで、自分の判断基準に照らし合わせて数件検討し、最終的に1か所に決めた。

個人的に病院選びで重視したい点は、下記3つ。(個人によって大きく異なる部分だと思う)

  • 患者に対して適切な説明を行っているか

  • 質問や疑問ができる時間を作っているか

  • 薬での「治療」だけでなく、予防についても重点をおいているか

そのうえで、Googleマップで近所の病院を検索し、下記3つを満たす病院に決めた。

  • 平均評価3.8~4.6(あまり高すぎても不信のため)

  • 「話をちゃんと聞いてもらえた」という口コミが数件あるところ

  • 評価1~2の口コミを見て「先生の人間性」「院全体の患者に対する姿勢」に対しての低評価ではないか


できれば「一生付き合っていきたい」と思える先生・病院に出会いたい。

最終的に選択した病院はこんなかんじ。

  • 医師は男性1名体制(一曜日だけ別の先生)

  • 予約不要(待ち時間が必要な場合は受付後外出OK)

  • 駅近で家からも歩いて通える

  • 口コミは平均評価4.0で長年通っている方も多そうな印象

医師の性別は最後まで悩んだが、性別よりも相性や技術を重視したいと考えた。
性別を絞ってしまうと選択肢が狭まってしまうことから今回の選考するうえで条件から外した。


診察

予約不要のため、診療時間内ならいつ行ってもOKだが、選んだ病院はだいたい1時間程度待ち時間がありそうだった。

ちょうど、都内で雨風の激しい平日の日があり、空いてそうだと考え午前中に訪問した。

診察の流れはほぼ全ての病院と変わらない。
問診票記入 → 待機 → 診察 → 結果報告等 → お会計


問診票の内容はさすが、婦人科専用の質問項目。
記入する際、ちょっと良い様に盛ってしまいたくなるけど、その後の診察に悪影響が出ると嫌なので正直に記入。


おお!と思ったのは、
★ 呼び方が3パターン(名前・番号・ニックネーム)から選べること
★ 質問専用の用紙が挟まれていて自由に記入してくださいとのこと

呼び方は番号にしたけど、ニックネームもよかったななんて思ったり。
せっかくなので質問用紙にも質問を書いて提出。

私の前に4人ほどいたけど、本を1ページくらい読んでたらすぐ呼ばれた。(ドキドキ)


診察室に入るとウェブサイトで見た先生がいた!
こういう時、別に芸能人でもないのに「実在するんだ!」と特別な体験をしたような気になる。

先生の印象は、ちょっと早口で専門的な用語や予備知識がなかったところは聞き取り辛かった。だけど私たち患者が不安にならないよう、また理解できるよう説明の仕方を工夫されているな、と感じた。
フランクな印象で、圧も感じない。

先生が言っていたことで「大事だな」と思ったことを出来る限り書き出してみる。

  • なんと、患者さんの約8割が「PCOS」という多嚢胞性卵巣症候群が原因で来院されているのだということ(かなり多い!けど初めて聞いた病名だった)

  • 私の月経不順と思われる原因はおおよそ5つあり、「①:PCOS」「②:甲状腺機能障害」「③:ダイエット・ストレス」「④:閉経」…その他、忘れてしまった…けど、状況や人によって「正常範囲」という判断もすることがあるとのこと

  • 可能性として提示された病名のうち3つは薬で治療が可能。そのうち2つはやや治療が難しいが、早期の治療で治しやすいものなのだそうだ

  • 体重低下も生理不順の原因になるが4kg程度なら問題ないとのこと

  • 生理の流れは卵胞ホルモン(別名:お母さんホルモン)の上昇と下降、そして下降にともない、黄体ホルモン(別名:お父さんホルモン)の上昇、そして下降という流れで起こる(参考:https://smaluna.com/qa/2503/)。この各ホルモン発生の順番が逆になってしまったりなど、バランスやタイミングが崩れることで生理が来なくなる、ということがある

  • 一般に生理不順による受診の目安は停止して2か月~2ヵ月半が経過したタイミングが適切。3か月目に入ると治療が難しくなる病気もあるよう(今回受診のタイミングはドンピシャとのこと!)

  • 生理期間が長い(8日間など)に不安があったので質問したら、体の状態と併せて判断にはなるが、私はスルーしてOKとのこと

    • 注意すべき点は「貧血になってしまう」「エコー診察で子宮筋腫がある」場合は異常という考え方がよいとのこと

  • 子宮のガンは2パターン「子宮体がん」と「子宮頸がん」で、下記理由から月経異常ががんの原因になることもある

    • 子宮体がん:子宮体部にできるがんで、生理周期異常など(赤ちゃんクッションが剥がれず古くなったものがそのままになってしまうことも、一因だとか)

    • 子宮頸がん:子宮頸部にできるがんで、原因はウイルス

  • 病名に「S(syndrome)」が付くものは基本原因不明な病名を指す(PCOSなどもその一例)


個人的には、提示された可能性のある病名に「ガン」などは無く、治療も比較的、スムーズに進みそうとのことでホッと一安心。

生理が止まって2ヵ月後に行けて本当によかったと思う。


私の症状に対しての検査・治療法は下記となった。

検査

  • エコー検査 →【結果】ダイエットによる子宮の縮小がみられない・ポリープなども見当たらない

  • 血液検査 →【結果】次回発表


治療

  • 「プラノバール」という生理周期をずらす時にも使用される薬を本日含め7日間内服

  • 飲み始めて2~7日(平均4日目が多いそう)で生理がくるはず

  • 次回診察の際に、薬の効果と血液検査の結果を合わせ判断する


診察が終了し待合室で待機。
お会計はお薬込で、税込み5,020円だった。(現金のみだった)


まとめ

  • なんとなくの「不安」の盲目状態から、病気の可能性を絞れたことが大きな安心になった

  • 病院や先生・スタッフさんが、婦人科というデリケートな診療科目のなかで様々な配慮してくれている印象

  • 受診の目安などが聞けて良かったけど、聞けばよかったと思うことが後からでてくるので質問は事前にまとめておけると良かったな

  • やはり男性に自分の性器をさらけ出している状況はなんとも恥ずかしい気持ちだった…(慣れるのか?)

  • きっと、多くの女性が一生のうち一度はかかる機会があると思うので、正しい知識や対処法を早めに学べるといった面でもっと早く受診できたら良かったと思う




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