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日本の歴史が学べる東京国立博物館へ

トップ写真 東京国立博物館 本館


実は初 東京国立博物館

海外へ出ると、よく訪れる博物館や美術館。

特に国立博物館となると、
その国の歴史の変遷にまつわる物を展示しており、
訪れた国の文化や歴史の源を、
素早く知ることができる。
国立博物館はとても便利な施設です。

ふと、考えてみると、
海外では当たり前のように訪問する博物館。
日本では行ったことがなかったことに気づく。

多くの外国人が日本を訪れた時。
果たして私が海外で国立博物館を訪れるように、
日本の国立博物館へ行くのだろうか。

そんな疑問もあり、
先週の土曜日。
そうだ!
日本の国立博物館へ行ってみよう。
と、なり、行ってまいりました。

ところで皆さん、
日本の国立博物館へ行ったことありますか。
また、場所はどこにあるか。
ご存知でしょうか?

恥ずかしながら私、
東京国立博物館がどこにあるのか?
存じ上げておらず、
ネット検索して初めて、
上野にあることを知った次第。

東京で借りてる部屋から、
地下鉄を乗り継ぎ30分。
上野駅へ到着。

そこから歩いて11分くらい。
駅から国立博物館までの間には、
上野動物園、国立科学博物館。
他、花見で有名な上野公園があります。

上野にある国立科学博物館 こちらも長蛇の列でした

上野駅の反対側には、
何度か勉強会などで行ったことがありましたが、
動物園がある方へ行ったのは初めて。

私が思っていた上野のイメージとは、
大きくかけ離れた、
芸術の香り漂う雰囲気にビックリしました。

建築も楽しめる国立博物館

まずは当日チケットを購入。
チケット販売窓口がいくつかあり、
チケット購入する方々が並んでいます。

私も列の最後尾へ並び、チケット購入。
通常の展示以外に、
中尊寺金色堂の特別展示が行われていました。
通常展示チケットが1,000円。
中尊寺のチケットを買うと、プラス1,600円。
でしたが、
中尊寺の特別展示への入り口は長蛇の列。
この日は、通常展示のみチケット購入。

チケット売り場 
展示案内

現在の東京国立博物館の建物。
実は2代目。
日本趣味を基調とする東洋式。
という様式規定による設計。
1938年開館。
2001年に国指定の重要文化財に指定。

二代目の本館 1938年開館

初代の建物は、1881年竣工。
赤レンガ造り、
インド・サラセン(イスラム)様式の小塔等を
備えた建築であったそうです。
残念ながら、1912年の関東大震災により、
大きな被害を受け、現在の建物へ。

現在の建物は帝冠様式といわれ、
コンクリート造の洋風建築に、
東洋風の瓦屋根をのせたもの。

最近訪れたオマーンやドバイの博物館と、
比較してみると、
最近建てられた中東のような豪華絢爛さは
ありません。
しかしながら、日本の歴史を感じさせてくれる
とても素晴らしい建築だと思います。

驚いたのは、今は亡き初代建築。
イスラム様式の小塔を備えた建築であったこと。
なぜに?
そこんとこ、もっと知りたいですね。

明治の洋風建築の代表作、表慶館

縄文時代から江戸時代

重厚な造りの建物に入ると、
立派な階段。
その階段を昇り2階へ。
日本の歴史順に展示が始まります。


現在の私が興味を抱くのは日本の古代。
もちろん、一番初めに展示ブースがあります。

日本美術のあけぼの。
縄文、弥生時代のコーナー。
残念ながら、
えッ!これだけ?
展示物の少なさに驚愕。(笑)

日本のあけぼの 展示品は少しでした

すぐに次の時代へ進んでしまいました。
次に出て来るのは、早くも仏教文化の展示。
仏像や仏教美術の曼陀羅絵等。
大変貴重な美術品。
国宝の曼陀羅絵も展示されてましたが、
あまりにも、縄文弥生古墳時代が寂しすぎ。

昔、教科書で習った日本史の時もそうでしたが、
この時代の情報量が極めて少ない。
もう少し、内容やストーリー。
面白く伝えられたら。
日本史好きを増やせるのに。
なんてことを思いながら、順々に見学。
最後は江戸時代の浮世絵に魅せられて終了。

展示物 犬が珍しい
美しい古伊万里
美しい浮世絵

古代史好きなら平成館へ

インフォメーションの方に、
私が持っているチケットで見学可能な場所。
教えていただき、隣の平成館へ移動。

こちらの平成館は1999年開館。
皇太子殿下(現天皇陛下)の
御成婚を記念して建てられたそうです。

本館見学にて、
縄文弥生時代の展示の少なさにガッカリ。
でしたが、
ありました!

ここ平成館の一階。
考古展示室がありました。

かなり広いスペースには、
土偶、埴輪、銅鐸、土器の品々。
三種の神器に象徴される、
鏡、鉄剣、勾玉など。
だいたいの時期や出土場所が書かれていて、
とても分かりやすく展示されています。

お~、土偶ちゃん
なんと国宝 銅鐸 四国は香川県出土

一つひとつ展示物を確認。
目を皿にして探すのは出土場所。
阿波や四国から、
どれほど貴重な出土品が出てるか。

気になり探しましたが、
全体の比率からすると、展示されているのは少数。
ここだけ見ると、
古代の中心は阿波であったかも?
そんな説は、誰も信じないだろうな~。
正直な感想でした。(笑)

お~、徳島県出土
四国 香川県出土品

同時に、日本全国から集められた出土品。
太古の昔より、
優れた技術を持った縄文人。
日本各地に居住していた。
そんなことが知れて、とても勉強になりましたよ。

古代文明というと、
エジプトから始まった。
世界史でも習った四大文明。
その辺りが日本人の常識。

なのですが、
現日本列島では、
約13000年前から土器造りが始まり、
世界的に見ても、
最も古い一群に属しているそうです。
これは、すごいことですね。

その後、
前11000年から前400年を縄文時代といいます。
狩猟や魚を採りながら、
植物採集をして定住生活をしていましたが、
稲作や牧畜はこの後の弥生時代から。

そんな時代です。
古事記に当てはめると、
神武天皇が即位された年度。
時代に当てはめると縄文時代。
と、いうことになりますが、
実際はどうなのでしょうか?

鏡 国宝もあり
古代祭祀道具 勾玉など
驚きの黄泉の国の炊飯具 イザナミも使ったのか?

博物館もゲームの影響を受けていた


今日は、東京国立博物館について。
やはり、外国人の方が多く来場されてました。
他、通常展示場の中、
長蛇の列がある展示物。

私は並ばず、その先を見てみると、
展示物は日本刀。

美しき太刀

若い人や女性がなぜ?
日本刀に長蛇の列を作るの?

疑問で、スタッフさんに質問。

すると、なんとかというゲーム。
(適当ですみません)
その中で使われている刀のモデル。
そう教えてもらいました。

そう考えると、ゲームの影響力はスゴイですね。
博物館など興味ない層を呼び込んでしまう影響力。
恐るべしです。

日本文化の変遷。
時代ごとに生み出された文化。
日本文化とは本当に素晴らしいです。
行かれたことがない方。
一度、日本の歴史を確認するため。
訪れてみてはいかがでしょう。
チケット1000円はお安うございますよ。

2000年以上の歴史を2時間で学べます

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