もう30年前の話になるが、
政府関係者の人が中小企業はゾンビだ！
これが日本経済の諸悪の根源だ！
と語っていた。

日本はほとんどが中小企業だと言われる。
中小企業をやっている身からすれば、
随分失礼な話だと思ってしまう。

自由化が叫ばれる度に、
自由化された業界で中小企業が淘汰される。
当然、様々な問題が起きて大混乱になる。

自由化を進める政策と中小企業の存在、
どっちがゾンビなんですかね？

こういう時に必ずセットで叫ばれるのが、
これからの会社はあてにならない。
脱サラして、独立だ！起業だ！と言われる。
昔なら飲食店やコンビニの独立開業、
ここ10年はITで独立する話が、
盛んに言われている気がする。

これって中小企業が増えることだよね？

ゾンビを減らしてゾンビを増やすこと？
定義がよくわからなくなる。
自由化でゾンビ企業を無くせ！
独立して起業しよう！

なんだかなぁ…