自由という名の弱肉強食の時代!ますますグループ(会社)から個人の世界が加速する。
会社を継いだ25年前は、
会社あっての社員、社員あっての会社、
という雰囲気がまだあった。
中小企業は特にそうだった。
しかし、スマホが象徴されるように、
何でもダイレクトに個人と個人が、
繋がる世界になった。
そのため、会社と社員の関係も変わってきた。
これからの会社はどうなっていくのだろうか?
会社が法人と呼ばれるように、
会社自体が人みたいになるのか、
会社が人と同化するのかはわからないけど、
間違いなく会社という縛りが弱くなるだろう。
社員と会社の関係が希薄なっていくとは、
これまでは、会社がある意味、
スタッフの人生を保証してきたが、
終身雇用などすでに無くなり、
派遣社員やら、有期雇用やらなんやらで、
事実上、規制が緩やかになっている。
近年ではアプリで簡単に、
配達ができる仕事があり、
そこには雇用という概念そのものが、
無くなっている。
うちの社員にも、時折この話をする。
会社がいくら頑張っても、
法改正など世の中の仕組みが変わってしまい。
社員を助けることができなくなる日が、
いずれ来るよ…とね。
もちろん、
社長だからといって安心は出来ない。
中小企業の場合は、
あらゆる業界で規制緩和進み、
自由化が加速していくため、
淘汰される圧力がさらに強くなるだろう。
これまで、社員を沢山抱えて、
経営するやり方が、今後通用しなくなり、
人出をかけずに利益を上げた会社の方が、
生き残る可能性が高いだろう。
自由化の本質は何か?
規制緩和をして新規参入を促し価格を下げる。
ということだ!
価格下落は買い手にとって良いことだが、
売り手にとっては売上ダウンなのだ。
売上が下がれば、そこの社長から社員まで、
収入も見直さなくてはならない。
つまり、リアルに手取りが減るのだ。
それだけなら良いが、体力の無い中小企業は、
最悪は事業を閉めることになる。
今のところ、
自由化の流れは止まる様子がない。
法人も個人も、
自分の身は自分で守らなくてはならない、
今は自由という名の弱肉強食の時代なのだ。
自由になって誰が得しているか?
なんて考える前に、
自由の波に備えなくてはならない。
あまり時間が無い。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?