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『博物館に初詣』 東京国立博物館

今年も東博に初詣行ってきました。

豪華な生花がお出迎え

週末でしたが、ほどよい混み具合で外国の方が多かったです。久しぶりに平常展だけ観ましたが東博はやっぱり広い…ある程度観たいもの決めて来ないと、後半クタクタで良いものをじっくり観れませんね。

国宝の《松林図屏風》も出てましたが、今回はさっと通り過ぎ、かわかわさんの記事で若冲が出てるのを知りましたので、まずはそちらから。

松梅群鶏図屏風しょうばいぐんけいずびょうぶ》右隻 伊藤若冲
松梅群鶏図屏風しょうばいぐんけいずびょうぶ》左隻 伊藤若冲

鶏の表現がどれも独特なのですが、先日、山種美術館で観た《鶏図》と同じ姿の鶏が!

セサミストリートのビッグバードぽいと思いましたが少し違いますね…

右隻の中央には《動植綵絵》と似た構図の鶏も。

若冲定番の構図なのでしょうか

左隻の鶏はみんなでダンスを踊っているかのような躍動感。右隻の鶏も表情豊かですし石灯篭は点描で描かれているなど若冲の絵はじっくり観ると発見が多くて面白いです。

右隻のふっくら丸顔の鶏

若冲の隣に展示されていたのが岡本秋暉しゅうきの《四季花鳥図屏風》。こちらも綺麗でした。

《四季花鳥図屏風》岡本秋暉
白鷺でしょうか?目元がスカイブルー
ブルーのアサガオがなんとも言えない美しさ

以前、ポッドキャストで泉屋博古館東京の野地館長が推していた渡辺省亭の作品もありました。こちらの鶏はリアルを通り越した美しさです。(適切な表現が思いつかない…)

《雪中群鶏》渡辺省亭
《雪中群鶏》アップ 面構えがイケメン

普段はそれほど彫刻に注目していないのですが、こちらの佐藤朝山作《龍頭観音像》のインパクトと技工と色鮮やかさに目が奪われました。

《龍頭観音像》佐藤朝山


後ろから観ると更に凄い技術、どうやって作ったのか気になる

飛鳥時代彫刻の傑作である法隆寺の救世観音像をモデルにしてるとのことですが、観音様以上に雲をなびかせてる龍のパワフルさに見とれてしまいます。
(因みに佐藤朝山は高村光雲の孫弟子)

今年の抱負に「仕事帰りにも美術館に行く」を設けましたので、東博のパスポートを購入。果たして平日何回行けるか…

因みに東京だけでなく京都、奈良、九州の国立博物館も平常展は見放題のようです。東京以外もどこか一箇所は行ってみたいです。



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