女子の隣の芝生は青く見えて心が
モヤモヤする問題について今日は書きたい。

先日、前のパート先の女の子と３年ぶりに
ご飯を食べた。

彼女は社会人３年目。
私が一緒に働いてた時はキラキラの
某有名大学生だった。
久々の食事で職場の話や、長くお付き合いしてる
銀行員の彼の話、その彼との今後の結婚の話、
旅行の話しなど、若い子の話しって
本当に何でも面白い。
息子がいる私は今後の息子と重ねて見たりして
最近の若い子の話しは勉強になる。
ふむふむ。そんな感覚なのねぇ。
ありがたい！勉強になります！

何時間か楽しく食事をしてお酒も少し
飲みつつ、そろそろ帰るかなの時間の雰囲気になった時にその子が言った。

「何か、友達のSNSとか見ると
　最近モヤってするんですよ‥
　良いなって言うよりモヤっとして
　焦るっていうか‥」

私は間髪入れず笑いながら答えた。

「それ、皆んな思ってるよ。あなたの周りも
　あなたのSNS見て今もモヤってるよ」

私も現在43歳。
そこそこ人生を女と言う生き物として
過ごしてきて振り返って思う事。

あの20代の周りと自分の無意識の無意味な
比較との戦い。
これって多かれ少なかれ皆んな通る道だと思う。
私が若い頃はSNSがなかったけれど、それでも
女同士で会えば、会った瞬間に
相手が自分をさっと上から下へ滑らす視線。
そして私も無意識にしてるはず。
最近、何して遊んでる。誰と遊んでる。
最近どこに行って楽しかった。彼氏が出来た。
その彼氏はこんな彼氏だ。自虐をまぜつつ
自慢と悟られない様に自然を装い
ニコニコして話す。でも言ったって20代。
自慢と悟られない様に話してもそのスキルが
低い為、だいたい普通の自慢話になってきたりする。若さとはそうゆうもの。
20代は特に無意識にそうゆう事を
やりがちだし、そうゆう事に自分の心も
打撃を受け過ぎる。

理由は単に若くてまだ自分自身の幸せが
何なのかがわからないからだと思う。
もう20代から自分が何が幸せかを明確に
わかってる人はほぼ仙人に近い。

こうして誰かの持っている物、誰かの仕事
誰かのパートナー、誰かの収入、誰かの趣味
誰かの友達にモヤモヤして、焦って、羨ましいと思って、心の中で舌打ちしながら
自分の本当の欲しい物、何が自分の幸せなのかを
見つけて行くんだと思う。

そしてその子に聞かれた。
「もっと年齢重ねたらこうゆう気持ち
　なくなりますか？」

私は笑いながら答えた。
「ずっとなくならないよ」

なくならないと言うのは、
0にはならないと言う事。
でも、明らかに20代に感じた打撃より
かなり少ないはず。
なぜなら、43歳になると若い頃より
自分が何が本当に欲しいのか自分にとっての
幸せがだいたい見えているから。
だから友達のSNSを見て、高級なホテルで
素敵なオシャレな洋服を来て幸せそうに
笑ってるのを見ても素直に素敵！と思って
それが自分の今、欲しい物ではなかったら
素敵！って気持ちで終わるのだ。

そして、例えばSNSでも友達との飲み会でも
自分の欲しい物や求める幸せを友達が
持っていた場合はそれはモヤモヤする。
でも直接、素直に言えるのだ。
「えー！良いな！」と。しかもデカい声で。
素直に羨ましがれるのだ。


若い頃は、良いなぁ〜と口に出しても
心の中がモヤモヤで台風の様になっていても
その気持ちは見栄で出せない。
ちょっと良いなって思ってるぐらいの
ニュアンスでカッコつけて受け答えするけど
もう43歳にもなると、図々しくなるのか
その心の中のモヤモヤの台風の様な
気持ちを素直に出せて、何なら
「どうしたら良いの？どうやってやるの？」と
聞ける様になる４０代。
そして相手も似たような年齢が多いから
相手もオバさんだ。素直に聞いてくる友達に
素直にアドバイスしてくれる事が多い。
なぜなら相手もオバさん。
相手もそのモヤモヤの痛みを知ってるのだ。

食事を済ませてお会計をして
その子と駅まで歩いて話した。
「あなたが見てモヤった友達も、あなたの
　インスタを見て今頃モヤっとしてるよ。
　だって私があなたと同じ歳でお友達なら
　あなたのインスタはモヤってするよ〜
　キラっキラだもん！」と話した。

そしてバイバイする時に
「大丈夫。その痛みはみーんな一緒」と言うと
ほっとした様な顔して笑っていた。

オバさんになってわかる事。
オバさんになって楽になる事。

おばさんも全然悪くないのよ。
オバさん万歳！

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