何かを書くことが好きなあなたは、毎日スマホに何かを書いている。「あ！」って言ったかと思うと、スマホを開いて何やら書き始める。熱心な表情で。

ある日、私は聞いてみた。

「何を書いてるの？」

するとあなたはニコッと笑って「内緒」って答えた。

んー、いつも何書いてるんだろうとは思ってたんだけど、いざ聞いてみて「内緒」って言われると、不思議と前よりももっと知りたくなって、気になってしまうんだよね。

だからもうちょっと押してみた。

「教えてよ。何書いてるん？」

数秒くらいあなたは考えた顔をして、それから私の耳元にささやいた。

「内緒だけど、ちょっとだけ教えてあげる」

あなたはスマホを開いて、その画面を私の顔に向かってゆっくりと近づけてきた。ドキドキ。何が見えるのかな。

それから私の目の前に来た瞬間に、シュッと素早くスマホを移動させた。

「えー！！　見えなかったー！」

テンションをあげて文句を言った私のくやしそうな様子を見て、あなたは楽しそうに笑う。

もぉ！　意地悪だなって思うけど、大好きなあなたが私を愛おしそうな目で見てるから、なんとなくだんだんね、くやしい気持ちがさ、薄れていく。

さらに頭をぽんぽんしてくれるから、ずるいよ、いつもなんでも許しちゃうよ。

最後はぎゅうってあなたの胸に抱きしめられて、幸せな気持ちでいっぱいになっちゃった。

だいすき。