「まさか書いてしまった小説たち」の中に「まさか連載してしまった小説」があります。それが『中山さん』シリーズです。

上司で既婚者の「中山さん」を部下の「さやか」が好きになってしまい不倫の関係に突き進んでいくお話で、「さやか」の苦しくも切ない感情があふれています。

現在20本公開していて、各回の文字数は1000〜1500文字くらいが多いです。

最短が３本目の『それでもいいから』の724文字で、最長が４本目のバレンタインのお話の『１年にたった一度だけ』の2590文字です。ビューは12本目の『心にまた一つ』が一番高いです。

一番最新の『中山は浮気をしています。』はタイトルのインパクトの影響だと思いますが公開して日が浅い中でかなりのスピードでビューがあがっています。近いうちに『中山さん』シリーズではビューがトップにくるんじゃないかなと想像しています。

『中山さん』シリーズはのんびりペースで月に２本とか、たまに月に１本だけ書いていて、「さやか」の独白状態の小説なんですが良い意味では感情を丁寧に描いています。悪く言えばトロトロしすぎています。話の展開が遅いのです。

実はちょっと永遠に終わらなくてもいいとまで思っています。だって終わるのが寂しいから。私自身が中山さんが好きだから。それほどこの小説は私にとって大切な存在になっています。あ、でもちゃんと終わらせますよ。

私はnoteにデビューして８ヶ月ちょっとですが、noteが小説や詩を公開するはじめての場所です。つまり、noteでプチ小説家デビューをしたわけです。

ということは長編を書いたことなどもちろんなく、この『中山さん』が生きてきて書いた小説の中で一番長いお話です。長編を書く実力がないので超短編を書くことでストーリーをつなげていくというやり方を取っています。

私がnoteで文章を書いていることは家族にも秘密にしているんですが、一人だけ椿の存在を教えている友人がいます。その彼女は『中山さん』を楽しみにしてくれています。

そしてつい最近言われました。

「じれったい」

「話が進まない」

「早くもっと展開させて」

なんともストレートな読者の声です。

ちょっと前には「このまま二人には純愛を貫いてほしい気がする♡」とかも確か言っていましたが、トロトロしている間に「早くガンガンいっちゃってよ！」に気持ちが変わったんでしょうか？

彼女の声はネットの向こう側で読んでくれている多くの人たちの声の代表なのかもしれません。のんびりしすぎですみません。

そうなんです。ちょっとどう展開していこうかと迷っていたので進みが悪くなっていてその間にほかの思い浮かぶ小説や詩を書いているうちに更新スピードも遅くなってしまいました。

でも友人のお叱りを受け、突然勢い込んで３本も続けざまに公開するにいたりました。下書きには前から３本ほどあるんですが、現状の進み具合とそこにたどり着くまでの間の話を早く書かないといけない。そうして書いたストーリーが直近の３本です。

妻の「利香子」を登場させました。これが『中山は浮気をしています。』の回です。私は「さやか」の気持ちばかりを書き続けていますが、リアルな世界では妻という立場なので「利香子」の感情も手に取るように分かります。妻の存在は無視できないと初めから思っていました。

どちら側に肩入れして読者が読んでくださるのか分かりませんが、主人公「さやか」の独白が８、９割に対して、「利香子」視点の文章も１、２割組み込んでいくつもりです。

昨日（風邪引きのくせに）20本すべてを読み直し、手直ししました。途中でちょっとクラクラして吐きそうになりましたけど。

私が物語のスタート地点からあまりちゃんと練って書き始めていないので、前のストーリーがあやふやになってくるんです。下書きに「中山さんリスト」なるものを作って各回のポイントだけは軽くピックアップしてはいるんですが、わりと適当です。

読み直していく中で、白木部長と白木課長が登場していたので「課長」に降格しました。ごめんね。「課長」のほうがなんとなく呼びやすいという理由です。

ほかには初めのころは二人のデートの頻度が「月に２回デート」となっていましたが、後半はいつの間にか「週に１回デート」に変わっていたので「週に１回」に揃えました。

そうしたちょっとした変更のほか、誤字脱字も２つほど修正しています。

というわけで、これからも最終回目指してがんばりますので応援のほど、よろしくお願いいたします。

椿 -TSUBAKI-

#エッセイ #中山さん #20本 #公開 #修正 #ペース

ときおり『中山さん』を振り返る文章を書いています。

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