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この説明、伝わりますか?

Pitapa

 関西にお住いの方であれば、一度は聞いたことがあるのではないかと思いますが、交通系ICカードに「Pitapa」というものがあります。
以前は磁気カードを発行していた「株式会社スルッとKANSAI」が発行しています。

関東で言えば「pasmo」であったり、東海エリアの「manaca」のようなJR以外が発行している交通ICだとイメージしていただければいいかと思います。

「Pitapa」の最大の特徴が「ポストペイ」です。他の「ICOCA」や「Suica」は事前チャージ式なので前払いなのですが、ポストペイは使った分だけ、後で一気に引き落とされるという形態をとっています。

そのため、基本的に残高不足で改札に引っかかることもないですし、雀の涙程度のポイントも貯まるそうです。

マイスタイルとフリースタイル

「Pitapa」には「マイスタイル」と「フリースタイル」というサービスがあります。「フリースタイル」とは、その月に利用した大阪メトロ、大阪シティバスの運賃合計から10%の利用額割引をして請求されるという単純な割引サービスです。

「マイスタイル」とは、「登録駅1」と「登録駅2」を設定し、どちらかから乗る、もしくはどちらかの駅で降りると「マイスタイル適用乗車」としてカウントされます。そして月末で締まった際に設定していた区間の運賃上限額を超えた分の料金は上限額まで割引されるというのが、フリースタイルとの大きな違いです。

定期券の場合、「乗車駅⇔降車駅」のようになっており、その範囲が定額になる券、ですよね。

マイスタイルだと、登録駅1(家からの最寄り駅)と登録駅2(勤務先最寄り駅)から乗車しても、降車しても対象になるので、営業職などで外出が多い方などは、登録駅2からお客様先へ行って、終わったら登録駅2に戻ってくる。これも対象になります。言わば、定期券の範囲が広がった状態になるのです。

上限額はおおよそ6ヵ月定期の1ヵ月分に設定されており、乗れば乗るほどお得になるという特殊なプランです。

では、ホームページをどうぞ。

知る努力をするか、身を任せるか

 私は以前にマイスタイルについて知り合いに教えてもらい、自分でもホームページを見て理解して利用していました。
特に、営業職で移動経費を自己申告する場合や、通常の通勤手当が出る場合にも一般的な定期券の額を請求できたため、6ヵ月定期を買わずして、ほぼ乗り放題のまま6ヵ月定期分の手当や、移動経費の精算ができたので、お小遣い稼ぎには最強でした。

この内容を以前の職場で上司に説明すると、その場で申し込んでくれました。
別の上司に説明すると、「よくわからないからいいわ」と言われました。
その後、どっちがお得になっていくのかはお分かりかと思います。

同期にもこれを使っている人と使っていない人がいました。
「これめっちゃ得やろ!」と言う人と、「難しいことはわからん」と言う人に二分しています。

近いところで言えば、ふるさと納税などもこんな感じです。

わかってしまえば「今すぐやるでしょ!」なことなのですが、ちょっと苦手を感じると遠のけてしまう。

誰かが教えてくれるだけマシです。自力で理解することには限界があります。最近のサービスは、お問い合わせに対しても丁寧に対応してくださるので、比較などもやりやすくなっている印象です。

世の中にあるたくさんのサービス。いよいよ情弱からお金を吸い上げる時代に入りました。もらえるものは全てもらうためにも、「知る努力」をしていかねばと自分に言い聞かせるようにしています。


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